実験実習

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 実験実習
科目番号 1932110 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 【平成28年度以降】商船学科(航海コース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材
担当教員 清田 耕司,岸 拓真,小林 豪,薮上 敦弘,大野 遼太郎,岩切 敬晃

到達目標

(1) 実習内容を理解し、講義で学んだ知識を活用し遂行することができる。
(2) 専門科目の概要および基礎知識・技術を習得することができる。
(3) 実習内容についてまとめ、報告書(レポート)の作成ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実習内容を理解し、講義で学んだ知識を十分に活用し遂行できる。実習内容を理解し、講義で学んだ知識を活用し遂行できる。実習内容を理解し、講義で学んだ知識を活用できない。
評価項目2専門科目の概要および基礎知識・技術を十分に理解し習得する。専門科目の概要および基礎知識・技術を習得する。専門科目の概要および基礎知識・技術を習得できない。
評価項目3実習内容を十分に理解し内容をまとめ、報告書を作成することができる。実習内容を理解し内容をまとめ、報告書を作成することができる。実習内容を理解し内容をまとめ、報告書を作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本実験実習を通して、船舶職員として必要な知識・技能を身につけ、運用・応用ができるようになる。
授業の進め方・方法:
(1) 実習は3班体制で実施する。別途予定表及び班編成表を配布するので、内容を確認の上受講のこと。
(2) 実習は各実習設備、練習船広島丸を利用して実習形式で実施する。また必要に応じて資料(自作プリントなど)を配布する。
(3) 危険が伴う作業を行う際は、安全に十分留意し指導員の指示に従い行うこと。
(4) 実験実習は、試験の代わりにレポート及び実習成果物が評価対象となり再試験に類するものはない。
注意点:
(1) 今後学ぶ専門技術の基礎となる科目であるから、実習内容をしっかりと習得する必要がある。
(2) 実習内容の定着には、日々の予習復習が不可欠である。各自メモをとるなどして主体的に学習すること。
(3) 所定の作業服、作業帽、安全靴を着用し、時間厳守で所定の場所に集合し整列しておくこと。
(4) 評価方法の「その他」では、授業態度及び積極性を評価する。
(5) 実験実習は必ず出席すること。やむを得ない事情での欠席以外、基本的に補講は実施しない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前期ガイダンス ・機器の安全操作に対する正しい知識を持ち、説明できる。
・安全上定められた方法や規則を理解し、厳守できる
2週 小型船舶操縦実習 ・小型船舶の操縦ができる。
3週 ・小型船舶の操縦ができる。
4週 ・小型船舶の操縦ができる。
5週 ・小型船舶の操縦ができる。
6週 舶用制御基礎 ・制御工学の概要について説明できる
7週 ・制御工学の概要について説明できる
8週 ・電気車の制御ができる
2ndQ
9週 ・電気車の制御ができる
10週 気象 ・天気図作成の基礎について説明できる。
11週 ・天気図作成の基礎について説明できる。
12週 ・天気図の作成ができる
13週 ロープの取り扱い ・ロープ破断試験結果を整理する。
14週 プレゼンテーション演習 効果的なプレゼンテーションについて説明できる
15週 効果的なプレゼンテーションについて説明できる
16週 前期まとめ
後期
3rdQ
1週 後期ガイダンス ・機器の安全操作に対する正しい知識を持ち、説明できる。
・安全上定められた方法や規則を理解し、厳守できる
2週 運用 ・錨泊時の船体運動について説明できる
3週 ・船体構造について説明できる
4週 ・リスク管理について説明できる。
5週 ・航海計画について説明できる
6週 レーダ・プロッティング ・絶対運動と相対運動・CPA/TCPAが説明できる
7週 ・CPA/TCPAから針路・速力を求めることができる
8週 ・プロッティングの応用(台風避航)ができる
4thQ
9週 ・プロッティングの応用(流潮航法)ができる
10週 船舶実務実習 ・気象用FAXによる地上解析図の見方及び船体構造について説明できる。
11週 ・気象用FAXによる地上解析図の見方及び船体構造について説明できる。
12週 ・レーダーによる船位測定、交差方位法による船位測定ができる。
13週 ・レーダーによる船位測定、交差方位法による船位測定ができる。
14週 レポート作成 ・レポート作成の基礎を説明できる
15週 ・レポート作成の基礎を説明できる
16週 後期まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3前1,後1
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3
専門的能力分野別の専門工学商船系分野(航海)操船論船舶の旋回運動に関する名称を説明できる。3前2,前3,前4,前5
操縦性試験または船舶の操舵法を説明できる。3前2,前3,前4,前5
プロペラの作用と操船の関係について説明できる。3前2,前3,前4,前5
船の速力、抵抗について説明できる。3前2,前3,前4,前5
惰力と停止性能について、発動惰力と停止惰力の違いを説明できる。3前2,前3,前4,前5
海洋気象高層天気図を利用価値を説明できる。3前10,前11,前12
日本付近の天気図の型を数種類、説明できる3前10,前11,前12
分野別の工学実験・実習能力商船系分野(航海)【実験・実習能力】実験実習実験・実習の目標と取り組むに当たっての心構えについて説明できる。3前1
実験・実習する際の災害防止と安全確保のためにすべきことを説明できる。3前1
実験で行った内容をレポートにまとめることができる。3前1,後14,後15
レーダを操作して各種調整を行い、適切に表示することができる。3後6
レーダARPAを操作して他船の針路・速力・最接近距離及び時間を表示することができる。3後7

評価割合

試験レポート・課題相互評価成果品・実技ポートフォリオその他合計
総合評価割合03007000100
基礎的能力0000000
専門的能力03007000100
分野横断的能力0000000