概要:
本実験実習を通して、船舶職員として必要な知識・技能を身につけ、運用・応用ができるようになる。
授業の進め方・方法:
(1) 実習は3班体制で実施する。別途予定表及び班編成表を配布するので、内容を確認の上受講のこと。
(2) 実習は各実習設備、練習船広島丸を利用して実習形式で実施する。また必要に応じて資料(自作プリントなど)を配布する。
(3) 危険が伴う作業を行う際は、安全に十分留意し指導員の指示に従い行うこと。
(4) 実験実習は、試験の代わりにレポート及び実習成果物が評価対象となり再試験に類するものはない。
注意点:
(1) 今後学ぶ専門技術の基礎となる科目であるから、実習内容をしっかりと習得する必要がある。
(2) 実習内容の定着には、日々の予習復習が不可欠である。各自メモをとるなどして主体的に学習すること。
(3) 所定の作業服、作業帽、安全靴を着用し、時間厳守で所定の場所に集合し整列しておくこと。
(4) 評価方法の「その他」では、授業態度及び積極性を評価する。
(5) 実験実習は必ず出席すること。やむを得ない事情での欠席以外、基本的に補講は実施しない。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 3 | 前1,後1 |
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 3 | |
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。 | 3 | |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。 | 3 | |
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。 | 3 | |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 3 | |
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。 | 3 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 商船系分野(航海) | 操船論 | 船舶の旋回運動に関する名称を説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5 |
操縦性試験または船舶の操舵法を説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5 |
プロペラの作用と操船の関係について説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5 |
船の速力、抵抗について説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5 |
惰力と停止性能について、発動惰力と停止惰力の違いを説明できる。 | 3 | 前2,前3,前4,前5 |
海洋気象 | 高層天気図を利用価値を説明できる。 | 3 | 前10,前11,前12 |
日本付近の天気図の型を数種類、説明できる | 3 | 前10,前11,前12 |
分野別の工学実験・実習能力 | 商船系分野(航海)【実験・実習能力】 | 実験実習 | 実験・実習の目標と取り組むに当たっての心構えについて説明できる。 | 3 | 前1 |
実験・実習する際の災害防止と安全確保のためにすべきことを説明できる。 | 3 | 前1 |
実験で行った内容をレポートにまとめることができる。 | 3 | 前1,後14,後15 |
レーダを操作して各種調整を行い、適切に表示することができる。 | 3 | 後6 |
レーダARPAを操作して他船の針路・速力・最接近距離及び時間を表示することができる。 | 3 | 後7 |