実験実習

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 実験実習
科目番号 1942110 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 【平成28年度以降】商船学科(航海コース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 救命講習については「救命講習用教本」(海技教育財団、海技大学校編)を使用する。
担当教員 清田 耕司,河村 義顕,岸 拓真,薮上 敦弘,片倉 広暁

到達目標

(1) 実習内容を理解し、講義で学んだ知識を活用し遂行することができる。
(2) 専門科目の概要および基礎知識・技術を習得することができる。
(3) 実習内容についてまとめ、報告書(レポート)の作成ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実習内容を理解し、講義で学んだ知識を十分に活用し遂行できる。実習内容を理解し、講義で学んだ知識を活用し遂行できる。実習内容を理解し、講義で学んだ知識を活用できない。
評価項目2専門科目の概要および基礎知識・技術を十分に理解し習得する。専門科目の概要および基礎知識・技術を習得する。専門科目の概要および基礎知識・技術を習得できない。
評価項目3実習内容を十分に理解し内容をまとめ、報告書を作成することができる。実習内容を理解し内容をまとめ、報告書を作成することができる。実習内容を理解し内容をまとめ、報告書を作成することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本実験実習を通して、船舶職員として必要な知識・技能を身につけ、運用・応用ができるようになる。
授業の進め方・方法:
(1) 実習は3班体制で実施する。別途予定表及び班編成表を配布するので、内容を確認の上受講のこと。
(2) 実習は各実習設備、練習船広島丸を利用して実習形式で実施する。また必要に応じて資料(自作プリントなど)を配布する。
(3) 危険が伴う作業を行う際は、安全に十分留意し指導員の指示に従い行うこと。
(4) 実験実習は、試験の代わりにレポート及び実習成果物が評価対象となり再試験に類するものはない。
注意点:
(1) 今後学ぶ専門技術の基礎となる科目であるから、実習内容をしっかりと習得する必要がある。
(2) 実習内容の定着には、日々の予習復習が不可欠である。各自メモをとるなどして主体的に学習すること。
(3) 所定の作業服、作業帽、安全靴を着用し、時間厳守で所定の場所に集合し整列しておくこと。
(4) 評価方法の「その他」では、授業態度及び積極性を評価する。
(5) 実験実習は必ず出席すること。やむを得ない事情での欠席以外、基本的に補講は実施しない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス ・機器の安全操作に対する正しい知識を持ち、説明できる。
・安全上定められた方法や規則を理解し、厳守できる
2週 船体運動 ・船舶の旋回試験を行い、解析することができる
3週 ・船舶の旋回試験を行い、解析することができる
4週 ・船舶の操縦性試験を行い、解析することができる。
5週 ・船舶の操縦性試験を行い、解析することができる。
6週 航海英語 ・操船時の指示及び応答を英語で行うことができる。
7週 ・操船時の指示及び応答を英語で行うことができる。
8週 ・投錨作業の指示及び応答を英語で行うことができる
2ndQ
9週 ・投錨作業の指示及び応答を英語で行うことができる
10週 レーダ・シミュレータ ・レーダ・シミュレータを操作し,相手船の情報を解析することができる
11週 ・レーダ・シミュレータを操作し,相手船の情報を解析することができる
12週 ・解析した情報をもとに、相手船を避航することができる
13週 ・解析した情報をもとに、相手船を避航することができる
14週 救命講習 ・船舶遭難時の救命に関する国際条約について説明できる。
・船舶遭難時の生存維持の条件について説明できる
15週 ・船舶に備え付けられている救命設備について説明でき、使用方法を理解している。
・非常事態を想定した船外への離脱訓練を経験している。
・心肺蘇生法について説明でき、自分で実施できる。
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前6,前7,前8,前9
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前6,前7,前8,前9
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前6,前7,前8,前9
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前6,前7,前8,前9
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前6,前7,前8,前9
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前6,前7,前8,前9
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前6,前7,前8,前9
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3前1
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3前1
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3前1
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3
専門的能力分野別の工学実験・実習能力商船系分野(航海)【実験・実習能力】実験実習実験・実習の目標と取り組むに当たっての心構えについて説明できる。3前1
実験・実習する際の災害防止と安全確保のためにすべきことを説明できる。3前1
実験で行った内容をレポートにまとめることができる。3前1
レーダを操作して各種調整を行い、適切に表示することができる。3前10,前11
レーダARPAを操作して他船の針路・速力・最接近距離及び時間を表示することができる。3前10,前11
船舶遭難時の生存維持の条件について説明できる。3前14
船舶に備え付けられている救命設備の使用方法について説明できる。3前15
非常事態を想定した船外への離脱を実践することができる。3前15
心肺停止者の発見からAEDを使用した心肺の蘇生を実施することができる。3前15

評価割合

試験レポート・課題相互評価成果品・実技ポートフォリオその他合計
総合評価割合03007000100
基礎的能力0000000
専門的能力03007000100
分野横断的能力0000000