到達目標
(1) 船舶の載貨能力について説明できる。
(2) 測読した喫水の修正ができる。貨物移動等によるトリム変化量の計算ができる。
(3) 引火性液体類の輸送管理について基礎的な知識を習得している。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 船舶の載貨能力について説明できる。また載貨能力を左右する要素について理解している。 | 船舶の載貨能力について説明できる。 | 船舶の載貨能力について説明できない。 |
評価項目2 | 測読した喫水の修正ができ、修正法の仕組みを理解している。貨物移動等によるトリム変化量の計算ができ、計算に使用する値の意味を理解している。 | 測読した喫水の修正ができる。貨物移動等によるトリム変化量の計算ができる。 | 測読した喫水の修正ができない。貨物移動等によるトリム変化量の計算ができない。 |
評価項目3 | 引火性液体類の輸送管理について基礎的な知識を習得している。船舶の爆発火災事故の例について自分なりに原因を分析できる。 | 引火性液体類の輸送管理について基礎的な知識を習得している。 | 引火性液体類の輸送管理について基礎的な知識を習得できていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
前半では主に載貨によるトリム変化量の計算法について学習する。
後半では、危険物の輸送にあたり、事故を防止し環境の保全に努めるために、貨物の安全輸送に関する正しい知識を習得する。
また全体を通して、1級及び2級海技士(航海)の筆記試験対策を行う。
授業の進め方・方法:
講義と演習により授業を進める。
注意点:
(1) 教科書・筆記用具・電卓・配布物等を忘れないこと。
(2) シラバスの項目・内容を確認して参考資料等で予習をしておくこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.船舶の載貨能力 |
船舶の載貨能力について説明できる。
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2週 |
2.積荷と喫水計算(1) |
喫水標を測読し、各種修正を加えることができる。
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3週 |
2.積荷と喫水計算(2) |
測読・修正した喫水から、Dead weight scale を用いて排水量を求めることができる。
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4週 |
2.積荷と喫水計算(3) |
MTCについて理解ができる。
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5週 |
2.積荷と喫水計算(4) |
MTCに関する計算を行うことができる。
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6週 |
2.積荷と喫水計算(5) |
TPCについて理解ができる。
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7週 |
前期中間試験 |
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8週 |
2.積荷と喫水計算(6) |
TPCに関する計算を行うことができる。
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2ndQ |
9週 |
3.排水量修正(1) |
船首尾喫水修正・液体比重修正を行うことができる。
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10週 |
3.排水量修正(2) |
トリム修正を行うことができる。
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11週 |
4.トリムおよび喫水の変化(1) |
船内の貨物等の移動によるトリムと喫水の変化に関する計算を行うことができる。
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12週 |
4.トリムおよび喫水の変化(2) |
貨物等の積み卸しによるトリムと喫水の変化に関する計算を行うことができる。
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13週 |
4.危険物の輸送と安全(1) |
各種消火装置及び火災対策について説明できる。
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14週 |
4.危険物の輸送と安全(2) |
危険物の輸送に関する規則について説明できる。
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15週 |
前期末試験 |
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16週 |
答案返却・解説 |
まとめ
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評価割合
| 試験 | 小テスト | レポート | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 40 | 0 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 90 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 10 |