物流管理論

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 物流管理論
科目番号 1952117 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科(航海コース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布資料
担当教員 内山 憲子,大野 遼太郎

到達目標

(1)海上で輸送する貨物の特徴と海上輸送全般の概論を理解できる。
(2)海上輸送の原価計算方法の概要を理解できる。
(3)コンテナー輸送中の貨物の固定強度等を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1海上で輸送する貨物の特徴と海上輸送全般の概論を理解でき、最近の課題を自分で調査できる。海上で輸送する貨物の特徴と海上輸送全般の概論を理解できる。海上で輸送する貨物の特徴と海上輸送全般の概論を理解できていない。
評価項目2海上輸送中の原価計算方法の概要を詳しく説明できる。海上輸送中の原価計算方法の概要を理解できる。海上輸送中の原価計算方法の概要を理解できていない。
評価項目3コンテナー輸送中の貨物の固定手法・強度について自分自身で説明できる。コンテナー輸送中の貨物の固定手法・強度について理解できる。コンテナー輸送中の貨物の固定手法・強度について理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会や産業の状況を把握し、問題点とその原因を発見できる能力を身につけるために国内輸送や国際輸送の問題やその課題について学ぶことや、海上および陸上を連続的にかつ有機的に輸送できる複合一貫輸送の分野であるコンテナー輸送について学ぶ。さらに航海学分野に精通でき,この分野の研究状況や最新技術動向を把握できるように関連内容を学ぶ。
前半を内山が、後半を大野が担当する。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。
レポートやノート等の提出と小テストを定期的に実施する。
注意点:
テストと自学自習の双方を重視します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 物流とは 物流の6大機能や海上輸送手段の特徴について理解できる。
2週 海上貨物輸送の概要
モーダルシフト
海上で輸送する貨物の特徴と海上輸送全般の概論及び国内輸送の最近の課題を理解できる。
3週 海上貨物輸送の概要
モーダルシフト
海上で輸送する貨物の特徴と海上輸送全般の概論及び国内輸送の最近の課題を理解できる。
4週 海上貨物輸送の概要
ゼロエミッション船
国際輸送の最近の課題として、温室効果ガス排出削減対策について理解できる。
5週 海上貨物輸送の概要
ゼロエミッション船
国際輸送の最近の課題として、温室効果ガス排出削減対策について理解できる。
6週 海上貨物輸送の概要
カーボンニュートラルポート
国際輸送の最近の課題として、温室効果ガス排出削減対策について理解できる。
7週 海上貨物輸送の概要
港湾
港湾運送業や各法における港湾の定義を含めた港湾の仕事について理解できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 近代海運の発展の歴史 現代の海運事情に至るまでの発展の経緯について理解できる
10週 貨物船の種類と乗組み員 海上輸送に関する各船種の特徴と乗組員に関する法制度について理解できる
11週 船舶の建造のための経費・人件費 貨物船の種類と乗組み員の現状を理解できる。
12週 傭船契約の種類
船舶保険
傭船契約の種類とその特徴を理解できる。
船舶保険の意義と種類の概要を理解できる。
13週 定期船部門 定期船部門の概要と問題点を理解できる。
14週 不定期船部門 不定期船部門の概要と問題点を理解できる。
15週 船荷証券
コンテナ船による海上輸送
船荷証券の4つの意義を理解できる。
コンテナ輸送全般の課題を理解できる。
16週 答案返却・解説
学生アンケート

評価割合

試験提出物小テスト態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合5515201000100
基礎的能力0000000
専門的能力55152000090
分野横断的能力000100010