海事英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 海事英語Ⅰ
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科(航海コース) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 海技資格免許講習用 英語講習用教本 航海科 (海技教育財団)、英和 海洋航海用語辞典(四之宮 博編集、成山堂)
担当教員 河村 義顕

到達目標

(1) 当該科目では、SMCPの前半部分(Lesson 1~5)までの内容が理解できる。
(2) 海事関係の基礎単語、海技士の国家試験で必要とされる英文が理解できる。
(3) 二級海技士(航海)の英語問題が理解できる。
(4) 第一級海上特殊無線技士に要求される英語が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1SMCPの前半部分(Lesson 1~5)までの内容が理解でき、シミュレーターや実機で送受信できる。SMCPの前半部分(Lesson 1~5)までの内容が理解できる。SMCPの前半部分(Lesson 1~5)までの内容が理解できない。
評価項目2海事関係の基礎単語、海技士の国家試験で必要とされる英文が理解でき、知識として定着する。海事関係の基礎単語、海技士の国家試験で必要とされる英文が理解できる。海事関係の基礎単語、海技士の国家試験で必要とされる英文が理解できない。
評価項目3二級海技士(航海)に合格できる。二級海技士(航海)の英語問題が理解できる。二級海技士(航海)の英語問題が理解できない。
第一級海上特殊無線技士の資格が取得できる。第一級海上特殊無線技士に要求される英語が理解できる。第一級海上特殊無線技士に要求される英語が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
海事通信は国際化した現在、日本国内であっても英語で通信する必要が高まっている。IMO(国際海事機構)では船舶間の確実な通信として、海事通信の基準文例(SMCP)を規定している。ここではリスニング、ライティングを通じて国際的な海技士にとって必須なSMCPの基礎を理解することを目指す。なお、当該科目は第一級海上特殊無線技士の資格申請に必要となる。また、この授業では外航船員に必須である二級海技士(航海)の英語を学び、海事技術者としての総合的な英語力を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
教科書及び配付資料を基に講義を行う。
英語の基礎部分の講義・演習も併せて行う。
注意点:
平常時の取り組み態度を重視する。語学系の科目であるため、毎回の取り組みの積み重ねが非常に重要である。
事前にシラバスで授業内容を確認し,専門用語などを教科書等で予習しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 基礎用語の復習 海事に関する基礎的な用語が理解できる
2週 通信に関する英文演習 1-(1)通信手続(メッセージマーカー・応答・感度の確認・訂正)に関連する英文が理解できる。
3週 通信に関する英文演習 1-(2)遭難信号及び位置・方位・針路に関連する英文が理解できる。
4週 通信に関する英文演習 1-(3)距離・速力・時刻・地名に関連する英文が理解できる。
5週 通信に関する英文演習 1-(4)信号符字及び旗国・目的地・寄港地に関連する英文が理解できる。
6週 通信に関する英文演習 1-(5)到着・出発時刻及び喫水・乾舷・積荷に関連する英文が理解できる。 
7週 前期中間試験
8週 答案返却・解説
当直に関する英文演習
操舵号令に関連する英文が理解できる。
2ndQ
9週 当直に関する英文演習 当直の引継ぎに関連する英文が理解できる。
10週 操船に関する英文演習 投錨及び抜錨(船内通信)に関連する英文が理解できる。
11週 操船に関する英文演習 3-(2)投錨及び抜錨(船外通信)に関連する英文が理解できる。
12週 操船に関する英文演習 3-(3)外部との交信に関連する英文が理解できる。
13週 操船に関する英文演習 3-(4)着桟時の通信に関連する英文が理解できる。 
14週 操船に関する英文演習 3-(5)離桟時の通信に関連する英文が理解できる。 
15週 前期末試験
16週 答案返却・解説

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合600060200140
基礎的能力0003010040
専門的能力600030100100
分野横断的能力0000000