海事英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 海事英語Ⅱ
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科(航海コース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 海技資格免許講習用 英語講習用教本 航海科 (海技教育財団)、英和 海洋航海用語辞典(四之宮 博編集、成山堂)
担当教員 河村 義顕

到達目標

(1) 当該科目では、SMCPの後半部分(Lesson 6~11)までの内容が理解できる。
(2) 海事関係の基礎単語、海技士の国家試験で必要とされる英文が理解できる。
(3) 二級海技士(航海)の英語問題が理解できる。
(4) 第一級海上特殊無線技士に要求される英語が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1SMCPの後半部分(Lesson 6~11)までの内容が理解でき、シミュレーターや実機で送受信できる。SMCPの後半部分(Lesson 6~11)までの内容が理解できる。SMCPの後半部分(Lesson6~11)までの内容が理解できない。
評価項目2海事関係の基礎単語、海技士の国家試験で必要とされる英文が理解でき、知識として定着する。海事関係の基礎単語、海技士の国家試験で必要とされる英文が理解できる。海事関係の基礎単語、海技士の国家試験で必要とされる英文が理解できない。
評価項目3二級海技士(航海)に合格できる。二級海技士(航海)の英語問題が理解できる。二級海技士(航海)の英語問題が理解できない。
第一級海上特殊無線技士の資格が取得できる。第一級海上特殊無線技士に要求される英語が理解できる。第一級海上特殊無線技士に要求される英語が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
海事通信は国際化した現在、日本国内であっても英語で通信する必要が高まっている。IMO(国際海事機構)では船舶間の確実な通信として、海事通信の基準文例(SMCP)を規定している。ここではリスニング、ライティングを通じて国際的な海技士にとって必須なSMCPの基礎を理解することを目指す。なお、当該科目は第一級海上特殊無線技士の資格申請に必要となる。また、この授業では外航船員に必須である二級海技士(航海)の英語を学び、海事技術者としての総合的な英語力を身につけることを目的とする。
授業の進め方・方法:
教科書及び配付資料を基に講義を行う。
英語の基礎部分の講義・演習も併せて行う。
注意点:
平常時の取り組み態度を重視する。語学系の科目であるため、毎回の取り組みの積み重ねが非常に重要である。
事前にシラバスで授業内容を確認し,専門用語などを教科書等で予習しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 水先人に関する英文演習 水先人の要請に関連する英文が理解できる。
2週 水先人に関する英文演習 パイロットの乗下船に関連する英文が理解できる。
3週 水先人に関する英文演習 船橋におけるパイロット業務に関連する英文が理解できる。
4週 船舶の航行に関する英文演習 航行支援に関連する英文及び航路通航管理に関連する英文が理解できる。
5週 船舶の航行に関する英文演習 取り締まり及び安全のための連絡に関連する英文及び運河・水門の通過及びGMDSSの概要に関連する英文が理解できる。
6週 海難に関する英文演習 火災・爆発,衝突に関連する英文及び座礁及び傾斜,転覆の危険に関連する英文が理解できる。
7週 海難に関する英文演習 沈没及び船体放棄,航行不能状態に関連する英文及び海賊行為,遭難通報に関連する英文が理解できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 答案返却・解説
操作救助に関する英文演習
操作救助の依頼、確認、中継に関する英文が理解できる。
10週 操作救助に関する英文演習 操作救助活動、終了に関連する英文及び医療救助の要請、ヘリコプターとの交信に関連する英文が理解できる。
11週 緊急通信に関する英文演習 緊急通信および安全通信に関連する英文が理解できる。
12週 航海警報に関する英文演習 標識、漂流物電子航行装置に関する英文が理解できる。
13週 航海警報に関する英文演習 海底の状況、ケーブルの敷設、潜水、曳航に関連する英文が理解できる。
14週 航海警報に関する英文演習 荷役、沿岸施設、水門や橋の故障、軍事演習、漁労、環境保護に関連する英文が理解できる。
15週 前期末試験
16週 答案返却・解説

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合600001030100
基礎的能力0000000
専門的能力600001030100
分野横断的能力0000000