海技演習Ⅲ

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 海技演習Ⅲ
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科(航海コース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 ブリッジ・リソース・マネジメント(成山堂書店、廣澤 明著)、海技士3N口述対策問題集(海文堂、航海科試験研究会)
担当教員 河村 義顕,木下 恵介,小林 豪

到達目標

BRM訓練
(1) BRM訓練の概要及びヒューマンエラーについて理解し、ヒューマンエラーを防止することができる。
(2) 船舶の安全で効率的な運航を達成するために、ブリッジで利用できるあらゆる資源(リソース)を有効に活用し、ヒューマンエラーの発生を防止することができる。
プレゼンテーション演習
(1) 専門知識を活用し、説得力の高いプレゼンテーションを行うことができる。
(2) 3級海技士口述試験の模擬試験を実施し、現在まで学んできた専門知識を的確に用い、回答することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1BRM訓練の概要及びヒューマンエラーについて十分理解し、適切にヒューマンエラーを防止することができる。BRM訓練の概要及びヒューマンエラーについて理解し、ヒューマンエラーを防止することができる。BRM訓練の概要及びヒューマンエラーについて理解し、ヒューマンエラーを防止することができる。
評価項目2船舶の安全で効率的な運航を達成するために、ブリッジで利用できる資源を有効に活用し、ヒューマンエラーの発生を防止することができる。船舶の安全で効率的な運航を達成するために、ブリッジで利用できる資源を活用し、ヒューマンエラーの発生を防止することができる。船舶の安全で効率的な運航を達成するために、ブリッジで利用できる資源の活用ができず、ヒューマンエラーの発生を防止することができない。
評価項目3専門知識を十分に活用し、説得力の高いプレゼンテーションを行うことができる。専門知識を活用し、説得力の高いプレゼンテーションを行うことができる。専門知識が乏しく、説得力の高いプレゼンテーションを行うことができない。
評価項目4口述模擬試験にて、口頭による問題内容を十分理解し、適切な回答をすることができる。口述模擬試験にて、口頭による問題内容を理解し、回答をすることができる。口述模擬試験にて、口頭による問題内容が理解できず、回答することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 本演習では、海上輸送に携わる創造力のある専門的技術者及び実務者に必須となる、マネージメント能力の育成を目的とする。人的項目として「Bridge Resource Management : BRM」並びに「プレゼンテーション」について、その重要性と基礎的知識・技術の習得と、演習を通じ問題解決能力と管理能力の向上を目指す。本演習は、現在までに学んだ専門知識を応用し、自律、協働、創造的な姿勢で演習に取り組むことを望む。
授業の進め方・方法:
(1) 授業は2班体制で実施する。別途予定表及び班編成表を配布するので、内容を確認の上受講のこと。
(2) 授業は操船シュミレータ室、航海学演習室を利用して実習形式で実施する。また必要に応じて資料(自作プリントなど)を配布する。
注意点:
(1) 専門技術の応用となる科目であるから、現在まで学んだ内容を復習し、実習内容をしっかりと習得する必要がある。
(2) 実習内容の定着には、日々の予習復習が不可欠である。各自メモをとるなどして主体的に学習すること。
(3) 時間厳守で所定の場所に集合し整列しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス ガイダンス
2週 BRM訓練の概要と人的要因 船舶運航の安全性並びに効率性を向上するために、BRM概念の原則を理解し、それらを実際の運航に適用させることができる。
3週 BRM訓練の概要と人的要因 BRMの要素を挙げ、それらを説明することが出来る。事故につながるヒューマンエラーを理解し、それらに対処しまたそれらから学ぶ体制を確立することができる。
4週 BRMスキル
(航海計画の立案と実行)
航海計画を立案し、それを通常時及び応急時において実行し、自船の動向を監視する能力を示すことができる。
5週 BRMスキル
(航海計画の立案と実行)
港から港までの航海計画を用意することができる。
6週 BRM演習 ヒューマンエラーを定義することができる。
7週 BRM演習 エラーチェーンを作る連続した事象を分析することができる。
8週 BRM演習 事前事後のミーティングを行い、エラーから学ぶ環境を作り出すことができる。
4thQ
9週 プレゼンテーション演習 特定のテーマについて調査を行い、目的が明確で、論理的な流れの発表にまとめることができること。各種テーマを題材としたプレゼンテーションやディベートを経験しながら、問題指摘、改善指導等を行って、実践的なプレゼンテーションやディベートの能力向上を図る。
10週 プレゼンテーション演習 特定のテーマについて調査を行い、目的が明確で、論理的な流れの発表にまとめることができること。各種テーマを題材としたプレゼンテーションやディベートを経験しながら、問題指摘、改善指導等を行って、実践的なプレゼンテーションやディベートの能力向上を図る。
11週 プレゼンテーション演習 特定のテーマについて調査を行い、目的が明確で、論理的な流れの発表にまとめることができること。各種テーマを題材としたプレゼンテーションやディベートを経験しながら、問題指摘、改善指導等を行って、実践的なプレゼンテーションやディベートの能力向上を図る。
12週 プレゼンテーション演習 特定のテーマについて調査を行い、目的が明確で、論理的な流れの発表にまとめることができること。各種テーマを題材としたプレゼンテーションやディベートを経験しながら、問題指摘、改善指導等を行って、実践的なプレゼンテーションやディベートの能力向上を図る。
13週 プレゼンテーション演習 特定のテーマについて調査を行い、目的が明確で、論理的な流れの発表にまとめることができること。各種テーマを題材としたプレゼンテーションやディベートを経験しながら、問題指摘、改善指導等を行って、実践的なプレゼンテーションやディベートの能力向上を図る。
14週 プレゼンテーション演習 特定のテーマについて調査を行い、目的が明確で、論理的な流れの発表にまとめることができること。各種テーマを題材としたプレゼンテーションやディベートを経験しながら、問題指摘、改善指導等を行って、実践的なプレゼンテーションやディベートの能力向上を図る。
15週 プレゼンテーション演習 特定のテーマについて調査を行い、目的が明確で、論理的な流れの発表にまとめることができること。各種テーマを題材としたプレゼンテーションやディベートを経験しながら、問題指摘、改善指導等を行って、実践的なプレゼンテーションやディベートの能力向上を図る。
16週 まとめ まとめ

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合030010060100
基礎的能力0000000
専門的能力02001003060
分野横断的能力0100003040