海洋気象

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 海洋気象
科目番号 0032 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科(航海コース) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:海洋気象講座、福地章著、成山堂書店
担当教員 岸 拓真

到達目標

(1)風の成因(地衡風、傾度風、海陸風、季節風)の違いに関する内容を概ね説明できる。
(2)日本付近の気団の種類を概ね説明できる。
(3)代表的な日本付近の地上天気図を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1風の成因(地衡風、傾度風、海陸風、季節風)の詳細について説明できる。風の成因(地衡風、傾度風、海陸風、季節風)の違いに関する内容を概ね説明できる。風の成因(地衡風、傾度風、海陸風、季節風)の違いに関する内容を概ね説明できない。
評価項目2日本付近の気団の種類の詳細について説明できる。日本付近の気団の種類を概ね説明できる。日本付近の気団の種類を概ね説明できない。
評価項目3地上天気図の詳細について説明できる。代表的な日本付近の地上天気図を説明できる。代表的な日本付近の地上天気図を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
船舶運航者に必要となる海洋気象学及び天気予察の基礎知識を習得し、海洋気象学及び海洋学の基礎内容を学ぶ。商船分野の専門的な知識・技術の習得が目標である。
授業の進め方・方法:
授業は原則として、固有教室で行います。可能なかぎり教科書に沿って基本的事項の説明、その基本事項についての問題解法の説明を行います。
注意点:
その週の講義箇所の教科書に少し目を通して授業に参加して下さい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 大気圏の構造 大気圏の構造と組成について説明できる
2週 大気と気象要素 気圧、気温、及び湿度の定義について説明できる
3週 風について説明できる
4週 雲・降水現象、視程について説明できる
5週 大気の安定と不安定 大気の安定度について説明できる
6週 大気の安定・不安定の意義について説明できる
7週 風の発生機構 風の発生要因について説明できる
8週 地衡風と傾度風について説明できる
2ndQ
9週 大気の環流 海陸風、フェーン現象など第3次の大気循環について説明できる
10週 季節風などの第2次の大気循環について説明できる
11週 中緯度地方などの第1次の大気循環について説明できる
12週 気団について 気団の定義とその分類について説明できる
13週 日本付近の気団について説明できる
14週 前線の種類と発生機構 前線の発生と消滅について説明できる
15週 前線の種類について説明できる
16週 前期まとめ
後期
3rdQ
1週 温帯低気圧 前線の移動・地形性の前線などについて説明できる
2週 温帯低気圧の発生機構について説明できる
3週 熱帯低気圧の発達、危険区域の回避について説明できる
4週 熱帯低気圧の天気、スコールラインについて説明できる
5週 日本近海の低気圧について説明できる
6週 高気圧 高気圧の発生機構と種類について説明できる
7週 局地気象現象と天気図 高層天気図について説明できる
8週 高層天気図について説明できる
4thQ
9週 日本付近の天気図の型について説明できる
10週 日本付近の天気図の型について説明できる
11週 海洋波とうねり 海の波の種類について説明できる
12週 風浪とうねりの推算について説明できる
13週 潮汐現象について説明できる
14週 潮汐と潮流 潮汐の調和分解の考え方について説明できる
15週 潮流について説明できる
16週 後期まとめ

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80005150100
基礎的能力0000000
専門的能力80005150100
分野横断的能力0000000