概要:
この授業では機関室にある機器に関する知識・技術を習得し、それを実際に活用することを目的としている。そのなかでも制御技術は航空機や船舶などの乗り物、製造業の機械装置など、社会や産業から家庭用の電気製品にいたるまで、あらゆる分野に実用されている。またその制御技術には必ず測る、つまり計測技術が伴う。したがって制御では計測が伴わなければ制御は不可能である。そのため、自動制御の基礎概念、制御装置の仕組み(センサ、調節計、操作端)と原理や、制御に必要となる計測に関する機器や数値処理について学び、計測制御に必要な力を身につける。
授業の進め方・方法:
板書,口頭説明,配布プリント,質疑応答などにより授業を進め,小テストなどで確認を行う。
注意点:
教科書、ノート等、指示されたものを持参すること。
事前に教科書の授業範囲を読んでおくこと。
不明な点については速やかに質問にくること。
国家試験に合格した場合、加点をおこなう。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。 | 3 | |
応力とひずみを説明できる。 | 3 | |
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。 | 3 | |
許容応力と安全率を説明できる。 | 3 | |
線膨張係数の意味を理解し、熱応力を計算できる。 | 3 | |
はりの定義や種類、はりに加わる荷重の種類を説明できる。 | 3 | |
はりに作用する力のつりあい、せん断力および曲げモーメントを計算できる。 | 3 | |
各種の荷重が作用するはりのせん断力線図と曲げモーメント線図を作成できる。 | 3 | |
曲げモーメントによって生じる曲げ応力およびその分布を計算できる。 | 3 | |
各種断面の図心、断面二次モーメントおよび断面係数を理解し、曲げの問題に適用できる。 | 3 | |
各種のはりについて、たわみ角とたわみを計算できる。 | 3 | |
部材が引張や圧縮を受ける場合のひずみエネルギーを計算できる。 | 3 | |
商船系分野(機関) | 材料力学 | 応力とひずみを認識している。 | 3 | |
フックの法則及び縦弾性係数(ヤング率)を認識している。 | 3 | |
引張・圧縮応力(垂直応力)と引張・圧縮ひずみを計算できる。 | 3 | |
縦ひずみと横ひずみ及びポアソン比を認識している。 | 3 | |
せん断応力(接線応力)とせん断ひずみを計算できる。 | 3 | |
はりに作用する力のつりあい、せん断力および曲げモーメントを計算できる。 | 3 | |
各種の荷重が作用するはりのせん断力図と曲げモーメント図を作成できる。 | 3 | |
断面二次モーメント、断面係数の意味を認識し、任意の断面についてそれらの値を求めることができる。 | 3 | |
曲げ応力あるいははりの断面の任意の箇所に生じる応力を計算できる。 | 3 | |
各種のはりについて、たわみ角とたわみを計算できる。 | 3 | |
金属材料の一般的な性質について説明できる。 | 3 | |