電気機械Ⅱ

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 電気機械Ⅱ
科目番号 0037 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 商船学科(機関コース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 絵ときでわかる機械制御 (宇津木諭 著,オーム社)船の電機システム~マリンエンジニアのための電気入門~ (商船高専キャリア教育研究会 編,海文堂)船の電機システム ワークブック (商船高専キャリア教育研究会 編,海文堂)
担当教員 村岡 秀和

到達目標

(1) 誘導電動機についてを理解して説明でき、各種計算をおこなうことができる。
(2) 様々な電気機器やそれらの付属装置の原理を電磁基礎理論で説明できる。
(3) 電気機器を用いた様々な電気制御に関してを理解することができる。
(4) 実務において電気機器を扱うにあたっての注意事項や対処方法について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1誘導電動機に関する理論と、実際に誘導電動機を運用するにあたっての問題を理解できる。誘導電動機に関する基本事項を理解しており、電動機についての説明や、基本計算ができる。誘導電動機に関する基本事項を十分に理解しておらず、電動機についての説明や、基本計算ができない。
評価項目2電動機制御に関する理論の理解と、ブロック線図を読み解くことができる。電気機器の制御に関する基本事項を理解しており、各種用語を説明できる。電気機器の制御に関する基本事項を十分に理解しておらず、各種用語を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
この授業では電気機器に関する知識・技術を活用して、ものやシステムを造る、あるいは運用管理する基礎能力を習得することを目的としている。近年の船舶自動化ならびに省力化の急速な進展は、なかでも電気あるいは電子工学に負うところが大きいため、海事従事者にとってはこれまで以上に、いわゆる電気工学に対する造詣が要求されてきている。そこで、電気磁気現象の基本法則や電気回路論の基礎が、どのように種々の電気機器やそれらの付属装置に応用されているかを学び、電気を用いる機械類を活かす力を身につける。
授業の進め方・方法:
板書,口頭説明,配布プリント,質疑応答などにより授業を進め,小テストなどで確認を行う。
注意点:
教科書、ノート等、指示されたものを持参すること。
事前に教科書の授業範囲を読んでおくこと。
不明な点については速やかに質問にくること。
国家試験に合格した場合、加点をおこなう。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.誘導電動機 1-(1) 誘導電動機についてを理解できる。
2週 1.誘導電動機 1-(2) 誘導電動機に関する各種計算ができる。
3週 1.誘導電動機 1-(2) 誘導電動機に関する各種計算ができる。
4週 1.誘導電動機 1-(3) 誘導電動機の各種始動法を理解し、説明することができる。
5週 1.誘導電動機 1-(4) 誘導電動機の各種速度制御法を理解し、説明することができる。
6週 1.誘導電動機 1-(4) 誘導電動機の各種速度制御法を理解し、説明することができる。
7週 中間テスト ここまでの内容を確認できる。
8週 答案返却・解説 間違いの内容を確認できる。
2ndQ
9週 1.誘導電動機 1-(5) 誘導電動機の各種制動法を理解し、説明することができる。
10週 1.誘導電動機 1-(5) 誘導電動機の各種制動法を理解し、説明することができる。
11週 1.誘導電動機 1-(6) 誘導電動機の運用上における注意事項が理解できる。
12週 2.電気機器の制御 2-(1) 熱制御系のセンサと電動機についてを理解できる。
13週 2.電気機器の制御 2-(2) 電動機の速度制御を理解し、説明することができる。
14週 2.電気機器の制御 2-(3) 電動機制御のブロック線図を読み解くことができる。
15週 期末テスト ここまでの内容を確認できる。
16週 答案返却・解説 間違いの内容を確認できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理電気導体と不導体の違いについて、自由電子と関連させて説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11,前12,前13,前14
クーロンの法則を説明し、点電荷の間にはたらく静電気力を求めることができる。3前2,前3
オームの法則を説明し、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11
ジュール熱や電力を求めることができる。3前2,前3,前4,前5,前6,前9,前10,前11

評価割合

試験課題・ノート提出小テスト態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70555015100
基礎的能力4055501570
専門的能力300000030
分野横断的能力0000000