機関管理

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 機関管理
科目番号 0041 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科(機関コース) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「燃料油及び燃焼」「潤滑油及び潤滑」「金属材料の基礎」「海技試験問題集」
担当教員 茶園 敏文

到達目標

(1)燃料油及び潤滑油の種類と性質を知る。
(2)金属材料の性質と材料試験から得られる特性を理解する。
(3)機関管理(執務一般)を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1燃料油及び潤滑油の種類と性質を理解し成分まで理解できる。燃料油及び潤滑油の種類と性質を理解できる。燃料油及び潤滑油の種類はわかるが、性質までは理解できない。
評価項目2金属材料の性質と材料試験から得られる特性を理解し使用する金属を理解できる。金属材料の性質と材料試験から得られる特性を理解できる。金属材料の性質と材料試験から得られる特性を理解していない。
評価項目3機関管理(執務一般)を理解し国家試験に生かせる。機関管理(執務一般)を理解できる。機関管理(執務一般)を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機関士として船舶の機関管理は必須事項である。
授業内容は,燃料油及び潤滑油・金属材料・執務一般を中心として機関士としての基礎的知識を得ると共に,上級国家試験に役たてられるように授業を進める。
授業の進め方・方法:
(1) 燃料油及び潤滑油に関しては、資料を配付し講義を行う。
(2) 金属材料に関しては、教科書を中心に講義を行う。
(3) 機関管理(執務一般)に関しては、問題集を配布し解答と評価を行う。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 燃料油及び潤滑油 石油事情を知る。
2週 燃料油及び潤滑油 石油の組成と産地を知る。
3週 燃料油及び潤滑油 原油及び精製方法を理解する。
4週 燃料油及び潤滑油 燃料油の性質を理解する。
5週 燃料油及び潤滑油 燃料油の性質を理解する。
6週 燃料油及び潤滑油 燃料油(低質重油)の処理を理解する。
7週 燃料油及び潤滑油 潤滑油の使用目的を理解する。
8週 燃料油及び潤滑油 潤滑油の性質を理解する。
2ndQ
9週 燃料油及び潤滑油 潤滑油の性質を理解する。
10週 燃料油及び潤滑油 燃料油の積載法と取扱いを理解する。
11週 金属材料 金属材料の概要と組成を理解する。
12週 金属材料 金属の性質を知るための各試験を理解する。
13週 金属材料 金属の性質を知るための各試験を理解する。
14週 金属材料 金属の性質を知るための各試験を理解する。
15週 金属材料 炭素鋼を理解する。
16週 前期末試験解答の返却・解説
後期
3rdQ
1週 金属材料 炭素鋼の平衡図を理解する。
2週 金属材料 合金鋼を理解する。
3週 金属材料 非鉄金属を理解する。
4週 金属材料 金属の加工を理解する。
5週 金属材料 非破壊検査を知る。
6週 執務一般 機関の運転管理、保守管理を理解する。
7週 執務一般 当直業務を理解する。
8週 執務一般 機関艤装を理解する。
4thQ
9週 執務一般 船内応急工作を理解する。
10週 執務一般 荒天作業を理解する。
11週 執務一般 燃料油の補油作業要領を理解する。
12週 執務一般 船舶による環境の汚染防止を理解する。
13週 執務一般 機関の損傷制御法を知る。
14週 執務一般 補機器の諸元を理解する。
15週 執務一般 船内作業の安全を理解する。
16週 学年末試験解答の返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。3前2,前3,前4,前5,前7,前8,前9,前11,前12,前15,後1,後2,後3,後4,後9,後10,後13,後14,後15
説明責任、内部告発、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的事項を理解し、説明できる。3
技術者を目指す者として、社会での行動規範としての技術者倫理を理解し、問題への適切な対応力(どうのように問題を捉え、考え、行動するか)を身に付けて、課題解決のプロセスを実践できる。3前13,前14,後5,後11,後12
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、及び個人情報保護法、著作権などの法律との関連について理解できる。3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを理解できる。3
技術者を目指す者として、環境問題について配慮することができる。3前6,前10
技術者を目指す者として、社会と地域について配慮することができる。3前1
技術者を目指す者として、知的財産に関する知識(関連法案を含む)、技能、態度を身につける。3
知的財産の社会的意義や重要性を技術者として理解し、知的創造サイクルを支えることができる。3
技術者を目指す者として、知的財産を意識した創造性を発揮できる。3
技術者を目指す者として各国・各地域での活動において、各国・各地域の文化、慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令などを守ることができる。3後6,後7,後8
社会性、社会的責任、コンプライアンスが強く求められている時代の変化の中で、技術者として信用失墜の禁止と公益の確保が考慮することができる。3
技術者を目指す者として持続可能な開発を通じて全ての人々が安心して暮らせる未来を実現するために配慮することができる。3
技術者を目指す者として、さまざまな課題に力を合わせて取り組んでいくことができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702000010100
基礎的能力0000000
専門的能力702000010100
分野横断的能力0000000