概要:
本科目は、自然科学や専門分野の知識・技術として計測や制御に用いられる各種センサの構造と動作原理を理解し、これらのセンサの適用事例を知るとともに計測した数値の処理の方法を示す。本科目は、電気電子及び制御系の科目に関連している。
授業の進め方・方法:
講義形式で授業を進める。学生の理解度をはかるため、要所ごとに小テストを実施する。また、計測工学に関する基礎知識を身に着けるためレポート課題を実施する。
注意点:
教科書やノートの他に関数電卓、その他指示のあったものを持参すること。シラバスの内容を確認して、教科書で予習を行うこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 計測制御 | 計測の定義と種類を説明できる。 | 3 | 前1 |
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。 | 3 | 前6 |
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。 | 3 | 前2 |
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。 | 3 | 前11,前12,前13,前14,前15 |
電気・電子系分野 | 計測 | 計測方法の分類(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測)を説明できる。 | 3 | 前9 |
精度と誤差を理解し、有効数字・誤差の伝搬を考慮した計測値の処理が行える。 | 3 | 前7 |
SI単位系における基本単位と組立単位について説明できる。 | 3 | 前2 |
計測標準とトレーサビリティの関係について説明できる。 | 3 | 前5 |
指示計器について、その動作原理を理解し、電圧・電流測定に使用する方法を説明できる。 | 3 | 後9 |
倍率器・分流器を用いた電圧・電流の測定範囲の拡大手法について説明できる。 | 3 | 後10 |
A/D変換を用いたディジタル計器の原理について説明できる。 | 3 | 後13 |
電圧降下法による抵抗測定の原理を説明できる。 | 3 | 後5 |
ブリッジ回路を用いたインピーダンスの測定原理を説明できる。 | 3 | 後5 |
有効電力、無効電力、力率の測定原理とその方法を説明できる。 | 3 | 後7 |
電力量の測定原理を説明できる。 | 3 | 後7 |