到達目標
(1) ディジタル信号処理の内容について説明できる。
(2) 標本化定理とエイリアシングを理解できる。
(3) フーリエ級数の考え方と計算方法を理解できる。
(4) 離散フーリエ変換の考え方と計算方法を理解できる。
(5) フーリエ変換とインパルス応答の考え方と計算方法を理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 | |
評価項目1 | ディジタル信号処理の基本概念を理解でき、ディジタル信号処理の必要性・有用性を説明することができる。 | ディジタル信号処理の基本概念を理解できる。 | ディジタル信号処理の基本概念を理解できない。 | |
評価項目2 | 標本化・量子化・エイリアシングを理解でき、状況に応じて標本化と量子化のパラメータを決定することができる。 | 標本化・量子化・エイリアシングを理解でき、具体的にアナログ信号を標本化・量子化できる。 | 標本化・量子化・エイリアシングを理解できない。 | |
評価項目3 | フーリエ級数の考え方が理解でき、実フーリエ級数展開と複素フーリエ級数展開の計算ができる。 | フーリエ級数の考え方を理解でき、実フーリエ級数展開の計算ができる。 | フーリエ級数の考え方を理解できない。 | |
評価項目4 | 離散フーリエ変換の考え方と計算をすることができ、高速フーリエ変換の有用性を理解することができる。 | 離散フーリエ変換の考え方を理解でき、計算をすることができる。 | 離散フーリエ変換の考え方を理解できない。 | |
評価項目5 | フーリエ変換とインパルス応答を理解でき、線形システムについてのたたみ込み積分が理解できる。 | フーリエ変換の考え方を理解でき、計算をすることができる。 | フーリエ変換とインパルス応答を理解できない。 | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
信号処理に関する知識・技術を修得し、それを実際に活用できること、さらにその知識・技術をツールとして用いて、様々なシステムの問題点とその原因を発見できる基礎的能力を身につけることを目的とする。ディジタル信号の雑音除去やスペクトル解析の技術の基礎であるディジタル信号処理技術について学習する。本科目の内容は通信工学などと関連している。
授業の進め方・方法:
注意点:
本科目は学習単位であり、教室での座学に加えて家庭学習(自己学習)における成果を評価に加える。
家庭学習の方法:講義毎に提示されたレポート課題に取り組む(2時間×15回程度)。
家庭学習の評価:全体成績の30%とする。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ディジタル信号 |
ディジタル信号の基本的性質を理解できる
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2週 |
ディジタル信号 |
標本化・量子化・エイリアシングを理解できる
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3週 |
信号処理の例 |
移動平均法の原理を理解し、計算できる
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4週 |
信号処理の例 |
波形の復元方法を理解し、計算できる
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5週 |
フーリエ級数 |
フーリエ級数の考え方を理解できる
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6週 |
フーリエ級数 |
関数の直交性を理解できる
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7週 |
フーリエ級数 |
実フーリエ級数展開を理解できる
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8週 |
後期中間試験答案返却・解説 |
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4thQ |
9週 |
後期中間試験答案返却・解説 |
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10週 |
離散フーリエ変換 |
離散フーリエ変換の特徴を理解できる
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11週 |
離散フーリエ変換 |
離散フーリエ変換の計算方法を理解できる
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12週 |
フーリエ変換と線形システム |
フーリエ変換の考え方を理解できる フーリエ変換の性質を理解できる
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13週 |
フーリエ変換と線形システム |
フーリエ変換の計算方法を理解できる
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14週 |
フーリエ変換と線形システム |
線形システムの性質を理解できる
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15週 |
フーリエ変換と線形システム |
インパルス応答とたたみ込み積分を理解できる
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |