電気法規

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電気法規
科目番号 1953013 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 電験三種 受験テキスト法規、オーム社,古川英夫・重藤貴也
担当教員 梶原 和範

到達目標

 我々を取り巻いている社会の法律・規則に関する体系とその目的を理解し,電気主任技術者になるための法規を通じて,電気主任技術者の社会的位置付けを理解する。電気主任技術者になる国家試験である資格試験に出題される電気法規の体系を学習する。
 電気主任技術者として、電気の利用に関係する工事・施設・管理で守るべき事項を法規を通じて,理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1我々を取り巻いている社会の法律・法規は論理的に綿密な思考のもとに整えられており,その体系は目的・適用範囲・対処について,その適用及び権利・義務・責任の相対であることを理解する。我々を取り巻いている法律に関する体系とその目的を理解する。我々の活動・行動範囲は法律によりは制限される部分があることを理解しない。
評価項目2電気主任技術者の社会的位置づけを行い、自分が就業する専門分野との関連性を説明できる。電気主任技術者の社会的位置付け、資格試験で出題される電気法規の内容について理解する。電気主任技術者としての社会的な位置付けについて理解できない。
評価項目3電気主任技術者と自分との就業との関連性を明確にして、受験・合格への道筋を選択する。電気主任技術者と自分の将来との関連性を明確にして、受験の道筋を理解する。電気主任技術者と自分の将来との関連性を明確にできず(せず)、受験の道筋を選択しない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 電気主任技術者資格の獲得に向けて,同試験の出題範囲である法規に関連する項目を学習する。電気主任技術者の社会的な要請及び重要性を学び,受験することを念頭に学習を進める。
 本授業は自己学習を行う。そのためにに必要な目標は電気主任技術試験の受験により,合格に向けた取り組みを目指すことである。さらに,学習法ではこれまで行ってきた定期試験に対する姿勢から,合理的な時間管理・繰り返しによる知識の習得について学び,実践する。
授業の進め方・方法:
(1)電気主任技術者試験の概要(試験日,資格・業務範囲・社会的有用性)を確認して、将来の就業に役立てることを考える。
(2)試験日に合わせた自主学習の学習時間の計画・管理を実施する
  目標設定:目標を電気主任技術者の法規に豪ックすることであることを確認する
  学習計画:全体の学習時間から,電気主任技術者の試験分野の1つである法規の学習計画を立てる
  繰り返し学習:自主学習のために繰り返しが必要であると認識して,その方法論について学び,実践する
(3)自主学習による授業時間内及び授業時間外の成果物を提出する
(4)電気を使用するユーザ・電気に関係する企業が守るべき法規について学習する
注意点:
 自己学習により考え方を身につける。現在の自分自身で行っている学習方法から、より良いものへと変化させて,継続・繰り返すことにより、知識の習得に関する自分の姿勢を変えることに留意する。
 学習単位であるため、授業時間外の学習を自主学習(予習・復習)に充てる。そのため、時間外学習の課題は,その成果物として提出する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電気法規 序論 その1 電気主任技術者の社会的な要請・重要性と電気主任技術者となるための方策を確認する
2週 電気法規 序論 その2 電気主任技術者のメリットと電験3種の試験概要を学ぶ
3週 法規と法律の関係 その1 法律から規則への法的な系統性を学ぶ
4週 法規と法律の関係 その2 規則は我々を取り巻く社会のルールであり、その適用範囲を学ぶ
5週 法規と法律の関係 その3 本授業の電気法規の概要を確認する
6週 自主学習(資格試験の学習法 その1) 時間管理
7週 自主学習(資格試験の学習法 その2) 学習管理
8週 電気法規の学習 その1 電気保安4法(電気事業法、電気用品安全法、電気工事士法、電気工事業の業務の適正化に関する法律)から、電験3種に関係する試験対策項目を学習する
2ndQ
9週 電気法規の学習 その2 同上
10週 電気法規の学習 その3 同上
11週 電気法規の学習 その4 同上
12週 電気法規の学習 その5 同上
13週 電気法規の学習 その6 同上
14週 電気法規の学習 その7 同上
15週 電気法規の学習 その8 同上
16週 総合演習 電検3種の試験に向けた事項確認

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他成果物・実技合計
総合評価割合0001002070100
基礎的能力000100204070
専門的能力0000002020
分野横断的能力0000001010