情報演習

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 情報演習
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 新・明解C言語
担当教員 成清 勝博

到達目標

(1) コンピュータの基本操作ができる。
(2) プログラムの作り方、動作の仕組みを理解する。
(3) Logo言語で基本的なプログラムが書ける。
(4) C言語で基本的なプログラムが書ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンピュータの基本的な構成要素と基本操作について理解し、説明することができる。コンピュータの基本操作について理解できる。コンピュータの基本操作について理解できない。
評価項目2Logo言語を用いて、タートルグラフィックスで自由に図が描ける。Logo言語を用いて、タートルグラフィックスで簡単な図が描ける。Logo言語を用いて、タートルグラフィックスで簡単な図が描けない。
評価項目3コンピュータのプログラミングの手順とその仕組みを理解し、説明することができる。コンピュータを使用したプログラミングの手順を理解できる。コンピュータを使用したプログラミングの手順を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 前期はLogo言語のプログラミングを通して、プログラミングの素養を習得し、後期はC言語によるプログラミングを通して、情報処理に関わる基礎技術を習得し、データ処理やプレゼンテーションに活用できる能力を身につける。
 演習を通じて、2年生以降の授業・実験実習で必要となるC言語の基礎を学修する。
授業の進め方・方法:
 課題形式で授業を行う。与えられた課題に対して、プログラムを暗記するのではなく、自ら課題を理解しそれを解決するためのプログラムを考える。また,プログラミング学習は,技能・知識の積み上げの内容となるので、学習内容の確認及び内容の関連性を学ぶ必要がある。


注意点:
(1)授業の理解を進めるため,授業で提示された学習内容等について予習を行う。
(2)前の時間までの授業内容を理解するために復習を行い授業に望む。
(3) 課題は必ず期限内に提出すること。
(4)学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンピュータの基礎操作 その1 コンピュータの電源のオン/オフ、ログイン/ログアウト、及び キーボードを使ってコンピュータに情報を入力することができる
2週 コンピュータの基礎操作 その2 コンピュータの中のファイル/フォルダを操作することができる
3週 Logo入門 その1 基本命令(fd,bk,rt,lt)と画面消去csが理解できる。
4週 Logo入門 その2 繰り返しを用いて多角形を描画できる。
5週 手続きの作成 その1 多角形を描画する手続きの作成できる。
6週 手続きの作成 その2 基本的な手続きを組み合わせて複雑な手続きを作成できる。
7週 手続きの作成 その3 作成した手続きの保存と呼び出しができる。
8週 キーボード入力 キーボードから整数を入力できる。
2ndQ
9週 入出力を含むプログラム 入力・計算・結果の出力の流れを理解できる。
10週 Logoプログラミング その1 背景、ペン、塗りつぶしの色の指定ができる。
11週 Logoプログラミング その2 条件分岐が理解できる。
12週 Logoプログラミング その3 複雑な条件分岐が理解できる。
13週 Logoプログラミング その4 乱数を発生させ利用できる。
14週 Logoプログラミング その5 リスト処理が理解できる。
15週 前期末試験
16週 中間試験答案返却・解説
後期
3rdQ
1週 C言語プログラミングの基本 C言語の開発環境ソフトを利用し、プログラムの入力と保存、コンパイル、実行ができる。
2週 簡単な整数の四則演算と画面出力 整数の四則演算と,その結果を表示できる。
3週 変数と定数 変数宣言、変数と定数の違いが理解できる。
4週 キーボード入力 キーボードから整数を入力できる。
5週 入出力を含むプログラム 入力・計算・結果の出力の流れを理解できる。
6週 整数と実数 その1 整数と実数の違いが理解できる。
7週 実数の表示 実数計算結果を表示できる。
8週 整数と実数 その2 整数演算、実数演算、混合演算が理解できる。
4thQ
9週 比較演算子と関係演算子 比較演算子と関係演算子が理解できる。
10週 条件分岐 その1 if文の基本が理解できる。
11週 条件分岐 その2 if else文が理解できる。
12週 条件分岐 その3 ブロックが理解できる。
13週 繰り返し その1 while文が理解できる。
14週 繰り返し その2 for文が理解できる。
15週 学年末試験
16週 試験答案返却・解説

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合500035015100
基礎的能力2500150040
専門的能力2500150040
分野横断的能力000501520