情報処理Ⅱ

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報処理Ⅱ
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 柴田望洋「明解 C言語 入門編」(ソフトバンク)
担当教員 成清 勝博

到達目標

(1) 配列と関数を取り扱うことができる。
(2) 基本のデータ型、文字列型を取り扱うことができる。
(3) ポインタを理解し、利用することができる。
(4) 課題を設定し、それに対する比較的大きな規模のプログラムをC言語で作成し、それを説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1配列と関数を十分に理解し、与えられた課題を解析し、プログラミングで問題解決することができる。配列と関数の基本を理解し、与えられた課題を解決するためのプログラムを作成することができる。配列と関数を取り扱うことができず、与えられた問題を解決するためのプログムラムを作成することができない。
評価項目2C言語の基本型と文字列を十分に理解し、与えられた課題を解析し、プログラミングで問題解決することができる。C言語の基本型と文字列の基本を理解し、与えられた課題を解決するためのプログラムを作成することができる。C言語の基本型と文字列を取り扱うことができず、与えられた問題を解決するためのプログムラムを作成することができない。
評価項目3ポインタを十分に理解し、与えられた課題を解析し、プログラミングで問題解決することができる。ポインタを理解し、与えられた課題を解決するためのプログラムを作成することができる。ポインタを取り扱うことができず、与えられた問題を解決するためのプログムラムを作成することができない。
評価項目4C言語とプログラムング技術を駆使し、比較的大きな規模のプログラムを作成し、その結果について評価分析しプレゼンテーションすることができる。これまで学習したC言語を使用し、比較的大きな規模のプログラムを作成し、それを説明することができる比較的大きな規模のプログラムをC言語で作成することと、その内容を説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
(1) 本科目では情報処理に関わる基礎技術を習得し、データ処理やプレゼンテーションに活用できる能力を身につける。
(2) C言語を用いた構造化プログラミングを念頭にしたアルゴリズム(算法)の理解・構成と、フローチャートによる表現ができるようにする。複数の
関数を含む大きいプログラムやさらにデータ構造、ポインタについて学習する。
(3) 演習として、授業の内容を確実に理解するためのプログラミングを行う
授業の進め方・方法:
(1) 書き込み式の授業ノートを配布するので、理解度を確認しながら書き込むこと。
(2) 基本的には教科書に沿って準備を進めるが、時間的制限のため、順序を変えたり省略したりすることがある。
(3) 学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。
注意点:
(1) 与えられた課題に対して、プログラムを暗記するのではなく、自ら課題を理解しそれを解決するためのプログラムを考えること。
(2) 積み上げ方式の授業なので、前の時間までの授業内容を理解するために復習を行い授業に望むこと。
(3) 課題は必ず期限内に提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 関数 関数の概念が理解できる。
2週 関数 仮引数、実引数、返却値が理解できる
3週 関数 ローカル変数とグローバル変数が理解できる。
4週 基本型
整数型、文字型、浮動小数点型を理解することができる。
5週 文字列 文字列の基本を理解することができる。
6週 文字列 文字列の配列を操作することができる。
7週 ポインタ ポインタの基本を理解することができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 中間試験答案返却・解説
ポインタ
関数に対してポインタを使用して情報を受け渡すことができる。
10週 ポインタ 関数の配列受け渡しに対して、ポインタを使用することができる。
11週 文字列とポインタ ポインタを使用して文字列を操作することができる。
12週 データ構造 構造体の基礎を理解することができる。
13週 データ構造 共用体の基礎を理解することができる。
14週 プログラミング総合 C言語のプログミングについて、課題を設定し、それに対する比較的大きな規模のプログラムを作成することができる
15週 プログラミング総合 作成したプログラムについてプレゼンテーションにより説明することができる
16週 期末試験答案返却・解説

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702000010100
基礎的能力205000025
専門的能力5010000060
分野横断的能力050001015