設計製図

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 設計製図
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「新編JIS機械製図」(森北出版株式会社)
担当教員 若松 裕紀

到達目標

(1)製図の記号は国際共通基準であり、記載場所により意味が異なることが分かる。
(2)製図に描かれている文字や記号の情報を使うことができる。
(3)寸法公差、はめあいを求める方法を使うことができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
製図記号の理解製図の記号・文字に判らないものがあれば調査して新しい記号・文字を活用できるようになる製図の記号は共通基準であり、記載場所による意味を理解する共通基準により製図の記号・文字が定められていることを理解しない。また、基本的な記号・文字の意味を理解していない。
製図記号の使用複数の記号・文字について候補がある場合には適切なものを判断して使用できるようになる。製図に書かれている記号・文字の情報を使うことができる。基本的な記号・文字を理解して、適切に使うことができない
寸法公差、はめあいものづくりの中で実践的に寸法公差、はめあいを決定できるようになる。寸法公差、はめあいを求める方法を理解することができる。寸法公差、はめあいの意味が理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
設計製図は機械工学の加工系科目の基礎をなす科目である。製図の基礎を学習し、製品を製図できるようになることを目的とする。目標は①ものづくりに対する開発能力の基礎を育成する。②学習内容は、機械製図法である。③演習として、JW-CADを用い、本科目の理解を深めるとともに、その活用能力を身につける。
授業の進め方・方法:
授業は製図をすることに多くの時間を費やすが、基本的な内容については予習をしておく。
注意点:
授業は教室・情報処理室など場所が変わることがあるので注意する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機械とは何か説明する 機械とは何か説明できる。
基礎的な製図ができる。
2週 製品開発の流れを説明する 製品開発の流れを説明できる。
基礎的な製図ができる。
3週 機械要素の種類を説明する 機械要素の種類を説明できる。
基礎的な製図ができる。
4週 機械の安全性の考え方について説明する 機械の安全性の考え方について説明できる
基礎的な製図ができる。
5週 寸法公差とはめあいについて説明する 寸法公差とはめあいについて説明できる
基礎的な製図ができる。
6週 製図での文字、線について説明する 製図での文字、線について説明できる
基礎的な製図ができる。
7週 寸法補助記号について説明する 寸法補助記号について説明できる
基礎的な製図ができる。
8週 ねじについて説明する ねじについて説明できる
基礎的な製図ができる。
2ndQ
9週 ボルトナットについて説明する ボルトナットについて説明できる
実用的な部品の製図ができる
10週 座金について説明する 座金について説明できる
実用的な部品の製図ができる
11週 機械材料の選定法について説明する 機械材料の選定法について説明できる
実用的な部品の製図ができる
12週 鋼の熱処理について説明する 鋼の熱処理について説明できる
実用的な部品の製図ができる
13週 応力集中について説明する 応力集中について説明できる
実用的な部品の製図ができる
14週 金属疲労について説明する 金属疲労について説明できる
実用的な部品の製図ができる
15週 安全率について説明する 安全率について説明できる
実用的な部品の製図ができる
16週 歯車について説明する 歯車について説明できる
実用的な部品の製図ができる
後期
3rdQ
1週 軸について説明を行う
JW-CADの基本的な操作(線・円・四角形を書く・線の種類・太さの変更)
任意の大きさの線、円、四角形が描けるとともに、線の種類と太さを変えることができる
CADを用いて基礎的な製図ができる
2週 固体表面間の摩擦力低減について説明を行う
JW-CADの基本的な操作(決められた寸法の図を描く)
固体表面間の摩擦力低減について説明できる
CADを用いて基礎的な製図ができる
3週 すべり軸受について説明を行う
JW-CADの基本的な操作(寸法線)
すべり軸受について説明できる
CADを用いて基礎的な製図ができる
4週 転がり軸受(ラジアル軸受)について説明を行う
JW-CADの基本的な操作(寸法線)について説明を行う
転がり軸受(ラジアル軸受)について説明できる
CADを用いて基礎的な製図ができる
5週 転がり軸受(スラスト軸受)について説明を行う 転がり軸受(スラスト軸受)について説明できる。
CADを用いて基礎的な製図ができる
6週 軸受の定格寿命について説明を行う 軸受の定格寿命について説明できる。
CADを用いて基礎的な製図ができる
7週 ベルトについて説明を行う ベルトについて説明できる。
CADを用いて基礎的な製図ができる
8週 チェーンについて説明を行う チェーンについて説明できる。
CADを用いて実用的な部品の製図ができる
4thQ
9週 ばねについて説明を行う ばねについて説明できる。
CADを用いて実用的な部品の製図ができる
10週 ブレーキについて説明を行う ブレーキについて説明できる。
CADを用いて実用的な部品の製図ができる
11週 接着剤について説明を行う 接着剤について説明できる。
CADを用いて実用的な部品の製図ができる
12週 フライホイールについて説明を行う フライホイールについて説明できる。
CADを用いて実用的な部品の製図ができる
13週 管について説明を行う 管について説明できる。
CADを用いて実用的な部品の製図ができる
14週 継ぎ手について説明を行う 継ぎ手について説明できる。
CADを用いて実用的な部品の製図ができる
15週 バルブについて説明を行う バルブについて説明できる。
CADを用いて実用的な部品の製図ができる
16週 シールについて説明を行う シールについて説明できる。
CADを用いて実用的な部品の製図ができる

評価割合

試験レポート・課題成果品・実技態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合3010500010100
基礎的能力01010001030
専門的能力3001000040
分野横断的能力003000030