メカトロニクス

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 メカトロニクス
科目番号 0021 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 オリジナル教材
担当教員 綿崎 将大

到達目標

(1) メカトロニクスについて説明できる。
(2) メカトロニクスに用いられる,アクチュエータ、動力源、センサ、制御等を説明できる。
(3) メカトロの制御系について簡単に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1メカトロニクスについて説明できる。メカトロニクスに関する概念と構成を理解し、説明できる。メカトロニクスに関する概念と構成をが理解できない。
評価項目2メカトロニクスに用いられる、アクチュエータ、動力源、センサ、制御等を説明できる。アクチュエータ、動力源、センサ、制御等の役割と原理について説明できる。アクチュエータ、動力源、センサ、制御等の役割と原理を理解できない。
評価項目3メカトロの制御系について簡単に説明できる。基本的なメカトロの制御系の構造と原理について説明できる。メカトロの制御系の構造と原理を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
メカトロニクスについての基礎的知識について理解する。また、マニピュレータに関する運動学や力学を通し、メカトロ制御のための基礎的な考え方を身につける。
① 本科目は、本科で学習した計測工学・制御工学などを復習・発展させ、メカトロの構造、現象に対する解析能力を習得するとともに、電気電子工学系科目を数理的に理解する能力を身につける。
② 学習内容は、センサ、制御、機構学などである。
③本科目は、電子制御系の全ての科目に関係している。
授業の進め方・方法:
黒板と配布物を使用した授業進行に加えて、授業毎に配布する教育内容のまとめ資料(課題)をベースとした家庭学習によって進める。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 メカトロニクスとは メカニクスとエレクトロニクスの概念を説明できる。
2週 メカトロニクスとは メカニクスとエレクトロニクスの区別と応用を理解できる。
ハードウェアとソフトウェアによる機能の実現を理解できる。
3週 メカトロニクスの構成要素と機器 メカトロニクスの構成要素を説明できる。
4週 メカトロニクスの構成要素と機器 コンピュータの機能と役割を理解できる。
5週 メカトロニクスの構成要素と機器 センサの機能と役割とセンサの選定を理解できる。
6週 メカトロニクスの構成要素と機器 アクチュエータの機能と役割とアクチュエータの選定を理解できる。
7週 メカトロニクスの構成要素と機器 メカトロの創造設計概要を説明できる。
8週 メカトロ制御系の基礎 制御システムの基本的な構成を説明できる。
数値シミュレーション技法を理解し、応用できる。
2ndQ
9週 メカトロ制御系の基礎 数値解析の基礎知識を身につける。
ブロック線図、A/D変換、D/A変換を理解できる。
10週 メカトロ制御系の基礎 制御理論、連続系と離散系の基礎を理解できる。
フィードバック制御の基本原理と応用を理解できる。
PID制御、I-PD制御の原理を理解できる。
11週 腕型ロボットの創造設計 腕型ロボットの自由度と姿勢に関する基礎知識を理解できる。
12週 腕型ロボットの創造設計 機構を表す図記号を理解し、説明できる。
13週 腕型ロボットの創造設計 マニピュレータの順運動学を理解できる.
マニピュレータの逆運動学を理解できる。
14週
15週
16週

評価割合

試験レポート課題小テスト態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合603000010100
基礎的能力2010000030
専門的能力4010000050
分野横断的能力0100001020