工業英語

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工業英語
科目番号 0022 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 参考書:六川 信 他「生きた科学英語」(朝日出版社)
担当教員 吉田 哲哉

到達目標

(1) 理工系の学生が知っておくべき英語表現を覚える。
(2) 英文中から必要な情報を素早く拾い出す能力を養う。
(3) 英語による論文・資料を読むための読解力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1英語の説明書や文献に対して、学習した英語表現を適用して文章を読むことができる。理工系の学生が知っておくべき英語表現を覚えている。理工系の学生が知っておくべき英語表現を覚えていない。
評価項目2英文中から必要な情報を素早く拾い出すことができ、前後を含めて文章を理解することができる。英文中から必要な情報を素早く拾い出すことができる。英文中から必要な情報を素早く拾い出すことができない。
評価項目3専門分野における英語の論文・資料を辞書を使って読むことができる。データシートのように形の決まった英語の論文・資料を読むことができる。英語による論文・資料を読むことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電子制御工学科の学生として、理工系の英語に慣れ親しんでもらうために、電気・電子の基礎的事項に関する英文を読むことで、専門分野に関する英語表現・語彙力を充実させ、さらには英語による論文・資料を読み解く力を身につける。
授業の進め方・方法:
(1) この授業の主眼は「読解」にある。学生は授業で日本語訳などの発表をおこなう機会がある。
(2) 事前の予習をしっかりおこなうこと
(3) 語彙・表現などの暗記事項は授業で指示し、定期的に小テストか課題で確認をおこなう。
(4) 課題を支持した場合は必ず期限までに提出すること。
注意点:
(1) 教科書、辞書、ノート、配布したプリントを必ず持参すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.ガイダンス 1-(1) シラバスを用いて、授業の進め方や課題への取り組み方を理解する。
2週 2.シーケンス制御 2-(1) シーケンス制御に使われる電気用図記号について英名を理解する。
2-(2) シーケンス制御記号について英名を理解する。
3週 2.シーケンス制御 2-(3) 制御機器を表す記号について英名を理解する。
4週 3.Technology and Society 3-(1) 技術と社会についての英文を基に、工業英語の文章表現を身につける。
5週 3.Technology and Society 3-(2) 技術的な専門用語を含む現代社会での課題に関する文献から、その内容理解と考えを深める。
6週 4. 電気工学基礎 4-(1) 英語で記述された電気回路の解法に関する説明が理解できる。
4-(2) 電気磁気学の諸現象や法則等に関する英文の説明が理解できる。
4-(3) 電気回路や電気磁気学の基本的な法則について英語で説明できる。
7週 5.Digital Multimeter 5-(1) 測定器の取扱いに関する英文を読み、和訳することができる。
5-(2) 和訳した文章を原文と比較し、既知の知識を基に間違いを訂正することができる。
8週 6.Environment and Energy 6-(1) 環境問題・エネルギー問題に関する話題を英語で理解する。
2ndQ
9週 6.Environment and Energy 6-(2) 英語の理解する中で、専門用語・英語特有の表現を取り上げて技術英語の特徴を理解する。
10週 7.制御工学英語基礎 7-(1) 制御理論の専門英語基礎。
11週 7.制御工学英語基礎 7-(2) フィードバック制御に関する専門英語を学習する。
12週 8. Information Technology 8-(1) スラッシュ読みの必要性が理解できる。
13週 8. Information Technology 8-(2) 文法を探りながら、予測しながら読む必要性が理解できる。
14週 9.現在の先端的事例について 9-(1) 今日取りあげられる先端的事例について英語で理解する。
15週 9.現在の先端的事例について 9-(2) 専門用語および科学的表現を身につける。
16週 10.接着剤の取扱説明書 10-(1) 最新の接着剤について英語で理解する。
10-(2) 専門用語および科学的表現を身につける。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3

評価割合

定期試験小テストレポート発表成果品・実技その他合計
総合評価割合08002000100
基礎的能力0300100040
専門的能力0500100060
分野横断的能力0000000