システム工学

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 システム工学
科目番号 0041 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 情報処理技術者試験対策書「エンベデッドシステムスペシャリスト」重点対策
担当教員 浜崎 淳

到達目標

(1) 組込みプロセッサについての要素技術の概要を理解する。
(2) 組込みハードウェア技術の概要を理解する。
(3) 組込みソフトウェア技術の概要を理解する。
(4) 組込みシステムの開発の流れとその手法について概要を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1組込みプロセッサについての要素技術の概要を理解でき、周辺装置との関連が理解できる。組込みプロセッサについての要素技術の概要を理解できる。組込みプロセッサについての要素技術の概要を理解できない。
評価項目2組込みハードウェア技術について回路レベルで構成を理解できる。組込みハードウェア技術の概要を理解できる。組込みハードウェア技術の概要を理解できない。
評価項目3組込みソフトウェア技術についてフローチャートレベルで動作を理解できる。組込みソフトウェア技術の概要を理解できる。組込みソフトウェア技術の概要を理解できない。
評価項目4組込みシステムの開発の流れとその手法について概要を理解でき、その手法を実践できる。組込みシステムの開発の流れとその手法について概要を理解できる。組込みシステムの開発の流れとその手法について概要を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
(1) 電子制御に関わる基礎技術として組込みシステムに関連した技術全般に対する基礎知識と実際の応用例についての理解を深め、専門知識・技術とそれを活用することができる能力を身につける。
(2) 組込みシステムに関する基礎技術から、組込みハードウェア技術、組込みソフトウェア技術、組込みシステムの開発技術について学修する。
授業の進め方・方法:
(1) 与えられた課題に対して、暗記するだけに留まらず、課題の本質を理解し、それに対して分析・考察し、解決するための方法を自ら考えること。
(2) 積み上げ方式の授業なので、前の時間までの授業内容を理解するために復習を行い授業に望むこと。
(3) 課題は必ず期限内に提出すること。
(4) 学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。
(5) 単元ごとに小テストを実施する。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 組込みシステム 組込みシステムとパソコンの違い
2週 組込みシステムに使われる論理回路の基礎 論理回路と電子回路素子が組み合わさった論理回路の動作
3週 組込みシステムに使われる論理回路の基礎 論理回路と電子回路素子が組み合わさった論理回路の動作
4週 入出力とバスアーキテクチャ バスアーキテクチャの概要と動作
5週 入出力とバスアーキテクチャ 入出力インタフェース
6週 AD・DA変換 AD変換回路の種類と動作
7週 AD・DA変換 DA変換回路の種類と動作
8週 センサとアクチュエータ 様々なセンサとコンピュータへの入力
4thQ
9週 センサとアクチュエータ 様々なセンサとコンピュータへの入力
10週 センサとアクチュエータ アクチュエータの動作
11週 リアルタイムOS 割り込みと実行優先度
12週 リアルタイムOS 同時実行制御(排他制御)
13週 組込みシステムの基礎知識 開発支援・デバッグ
14週 組込みシステムの基礎知識 省電力技術・ネットワーク技術
15週 組込みシステムに関する資格試験問題 組込みシステムに関する資格試験問題の解説
16週 学年末試験答案返却・解説

評価割合

試験小テスト相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力0000000
専門的能力50500000100
分野横断的能力0000000