専門基礎(流通)

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 専門基礎(流通)
科目番号 1914002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 流通情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 ビジネス基礎(実教出版)
担当教員 風呂本 武典,金子 春生

到達目標

(1)流通と生活の関係からその役割が説明できる。
(2)小売業・卸売業の形態が説明できる。
(3)流通戦略が説明できる。
(4)クラスの周りの学生とコミュニケーションを取ることができる。
(5)基本的なレポートの書き方を理解できる。
(7)グループワークで協調性ある行動ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ビジネスと売買取引が説明できる。ビジネスと売買取引が理解できる。ビジネスと売買取引が理解できない。
評価項目2企業活動にかかる事柄が説明できる。 企業活動にかかる事柄が理解できる。企業活動にかかる事柄が理解できない。
評価項目3卸売業の機能やその種類といった形態が説明できる。卸売業の基本的な用語が理解できる。 卸売業の基本的な用語が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
流通情報工学科での専門教育への導入に必要な基礎知識を習得する。
流通のしくみ、小売業とは何か、卸売業とは何か、流通を支える機能、商取引とマーケティング、情報化と流通などの基礎的な知識を学習する。
授業の進め方・方法:
(1)教科書を暗記するのではなく授業中の解説を記入し、自学自習ノートとしてしっかりと整理すること。
(2)シラバスの項目内容を確認して予習をしておくこと。また、復習のためにレポート課題を適宜出題するので期限内に必ず提出すること。
(3)定期試験時に講義ノートのチェックを実施し評価の対象とすることがある。 
(4)複数人で担当するので授業内容が前後したり項目などが入れ替わることがある。
注意点:
使用する教科書は、高学年においても使用するので、卒業時まで捨てないようにする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション 本授業の目的を知る
2週 1.売買取引の手順 1-(1) 売買契約とは何かを説明できる。
3週 1.売買取引の手順 1-(2) 売買契約の締結について理解できる。
4週 1.売買取引の手順 1-(3) 売買契約の履行について理解できる。
5週 2.代金決済 2-(1) 現金通貨による決済について理解できる。
6週 2.代金決済 2-(2) 小切手・約束手形について理解できる。
7週 2.代金決済 2-(3) 銀行振込と口座振替による決済、キャッシュレス決済について理解できる。
8週 前期中間試験 前期中間試験までの学習内容を整理し、答案にまとめることが出来る。
2ndQ
9週 3.ビジネスと企業 3 企業、経営組織、経営戦略について理解できる。
10週 4.資金調達 4-(1) 資金と資金調達、資金調達の方法について理解できる。
11週 4.資金調達 4-(2) 資金調達に伴う責任について理解できる。
12週 5.企業活動と税 5-(1) 税の役割と種類について理解できる。
13週 5.企業活動と税 5-(2) 税の申告と納付について理解できる。
14週 6.雇用 6-(1) 雇用の意義、日本における雇用の特徴について理解できる。
15週 6.雇用 6-(2) さまざまな雇用形態、雇用に伴う企業の責任について理解できる。
16週 前期期末試験 前期を振り返り、学習内容を整理し、答案にまとめることが出来る。
後期
3rdQ
1週 小売業 生産と消費の手間を省く小売業の機能を理解できる
2週 小売業 小売業の業種分類と業態分類が理解できる。
3週 小売業 チェーン小売業やプライベートブランドが理解できる。
4週 小売業・情報通信業 バーコードとPOSシステムが理解できる。
5週 卸売業 卸売業の分類ができる。
6週 卸売業・情報通信業 メーカーの販売と情報収集を支える卸売業が理解できる。
7週 卸売業・物流業 ロジスティクスが理解できる。
8週 後期中間試験 後期中間試験までの学習内容を整理し、答案にまとめることが出来る。
4thQ
9週 卸売業・金融業 小売業の仕入れや品揃えを支える卸売業の金融機能が理解できる。流通過程におけるリスク負担が理解できる
10週 金融・保険業 金融業と保険業についてその機能を理解できる
11週 流通戦略(企業活動) マーケティングの基礎が理解できる。
12週 .流通戦略(企業活動) 流通チャネルの選び方が理解できる。
13週 ビジネスと売買 売買に関する計算ができる。
14週 ビジネスと売買 売買に関する計算の応用ができる。
15週 .流通戦略(企業活動) 企業の経営戦略が理解できる。
16週 学年末試験 後期を振り返り、学習内容を整理し、答案にまとめることが出来る。

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力70300000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000