流通と情報

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 流通と情報
科目番号 1924004 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 【平成28年度以降】流通情報工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 特になし
担当教員 内山 憲子

到達目標

(1) 我が国の産業の変化を理解し、消費生活が向上し消費形態が変化してきていることを理解する。
(2) 生産と消費の分離から商品が誕生し、その商品の特性や売買の仕組み、多様化を通して商品開発の考え方を理解する。
(3) 流通の仕組みやサプライチェーン、消費者対応の流通のあり方について理解し、物流・金融・保険の役割についても理解する。
(4) 流通における情報と通信の枠割を理解し、流通情報システムの構築やICT社会の基礎を理解する。
(5) 経済の発展と新しいサービス産業、ベンチャービジネス時代の商品研究について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1我が国の産業の変化を理解し、消費生活が向上し将来の消費形態が変化を予測して説明できる。我が国の産業の変化を理解し、消費生活が向上し現時点での消費形態の変化を説明できる。我が国の産業の変化を理解し、消費生活が向上し現時点での消費形態の変化を説明できない。
評価項目2生産と消費の分離から商品が誕生し、その商品の特性や売買の仕組み、多様化を通して新しい商品開発の考え方を提案できる。生産と消費の分離から商品が誕生し、その商品の特性や売買の仕組み、多様化を通してこれまでの商品開発を説明できる。生産と消費の分離から商品が誕生し、その商品の特性や売買の仕組み、多様化を通してこれまでの商品開発を説明できない。
評価項目3流通の仕組みやサプライチェーン、消費者対応の流通のあり方について理解し、物流・金融・保険の役割について関連付けて説明できる。流通の仕組みやサプライチェーン、消費者対応の流通のあり方について理解し、物流・金融・保険の役割も簡単に説明できる。流通の仕組みやサプライチェーン、消費者対応の流通のあり方について理解し、物流・金融・保険の役割も簡単に説明できない。
評価項目4流通における情報と通信の役割を理解し、複雑な流通情報システムの構築やICT社会を説明できる。流通における情報と通信の役割を理解し、基礎的な流通情報システムの構築やICT社会を説明できる。流通における情報と通信の役割を理解し、基礎的な流通情報システムの構築やICT社会を説明できない
評価項目5経済の発展と新しいサービス産業と関連付けて、高度なベンチャービジネス時代の商品研究について説明できる。経済の発展と新しいサービス産業と関連付けて、一般的なベンチャービジネス時代の商品研究について説明できる。経済の発展と新しいサービス産業と関連付けて、一般的なベンチャービジネス時代の商品研究について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
(1) 産業経済の発展と消費生活について、我が国の産業の変化と消費生活の向上について学習する。
(2) 商品の成り立ち、特性、売買の成立要件、商品のソフト化、商品開発などについて学習する。
(3) 流通の仕組み、環境変化と流通、物流、金融、保険について学習する。
(4) 流通における情報と通信の役割、流通情報ネットワークシステム、情報・通信とコミュニケーションについて学習する。
(5) ビジネスの創造やベンチャービジネス、商品研究について学習する。
授業の進め方・方法:
(1) 今後学ぶ流通情報工学科の専門科目の基礎となる科目であるから、学習内容をしっかりと身に付ける必要がある。
(2) 学習内容の定着には、日々の予習復習が不可欠である。教科書・配布プリントなどを活用して主体的に学習すること。
(3) 復習課題を出題するので必ず期限内に提出すること。
(4) 学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.産業経済の発展と消費生活 1-(1) わが国の産業の変化を説明できる。
2週 1.産業経済の発展と消費生活 1-(2) 消費生活の変化を説明できる。
3週 2.商品 2-(1) 商品の成り立ちを説明できる。
4週 2.商品 2-(2) 商品の特性を説明できる。
5週 2.商品 2-(3) 商品売買の成立要件について理解ができる。
6週 3.商品の多様化と流通の仕組み 3-(1) 商品のソフト化について説明できる。
7週 3.商品の多様化と流通の仕組み 3-(2) 商品開発の基本的な考え方を説明できる。
8週 前期中間試験
答案返却・解説
2ndQ
9週 3.商品の多様化と流通の仕組み 3-(3) 流通の仕組みと市場を説明できる。
10週 3.商品の多様化と流通の仕組み 3-(4) 小売商と卸売商の違いを説明できる。
11週 3.商品の多様化と流通の仕組み 3-(5) 社会環境変化と流通について説明できる。
12週 3.商品の多様化と流通の仕組み 3-(6) 流通における物流の役割を説明できる。
13週 3.商品の多様化と流通の仕組み 3-(7) 流通における輸送の役割を説明できる。
14週 3.商品の多様化と流通の仕組み 3-(8) 流通における保管の役割を説明できる。
15週 3.商品の多様化と流通の仕組み 3-(9) 流通における金融と保険の役割を説明できる。
16週 前期末試験
答案返却・解説
後期
3rdQ
1週 4.流通における情報と通信 4-(1) 流通における情報と通信の役割を説明できる。
2週 4.流通における情報と通信 4-(2) 情報化と流通について説明できる。
3週 4.流通における情報と通信 4-(3) 情報とコンピュータシステムについて説明できる。
4週 4.流通における情報と通信 4-(4) POSシステム、EOS、EDIについて説明できる。
5週 4.流通における情報と通信 4-(5) SCMとECRについて説明できる。
6週 4.流通における情報と通信 4-(6) 情報通信とコミュニケーションについて説明できる。
7週 4.流通における情報と通信 4-(7) IT革命と流通について説明できる。
8週 後期中間試験
答案返却・解説
4thQ
9週 5.新しいサービス産業 5-(1) 新しいサービス産業について説明できる。
10週 5.新しいサービス産業 5-(2) 新しいサービス産業とビジネスについて説明できる。
11週 5.新しいサービス産業 5-(3) ベンチャービジネスについて説明できる。
12週 5.新しいサービス産業 5-(4) ベンチャービジネスの支援体制について説明できる。
13週 5.新しいサービス産業 5-(5) 商品研究の情報の集め方について説明できる。
14週 5.新しいサービス産業 5-(6) 商品研究を事例を用いて説明できる。
15週 5.新しいサービス産業 5-(7)まとめ
16週 学年末試験
答案返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3後9,後10,後11,後12
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3後13,後14,後15
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。2後1,後2
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。2
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。2
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。2後3,後4,後5
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。2
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。2
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。2
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。2
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。2
専門的能力分野別の専門工学経済・ビジネス系分野商業マーケティングミックスについて説明できる。1
マーケティングにおけるインターネットの活用について説明できる1
市場のセグメンテーションについて説明できる。1
製品ライフサイクルについて説明できる。1
競争地位戦略について説明できる。1
消費者行動について説明できる。1
市場調査の方法について説明できる。1
流通の仕組みと流通チャネルについて説明できる。2
小売業の役割と諸形態について説明できる。2
プライベート・ブランド開発について説明できる。2
卸売業の役割と諸形態について説明できる。2
サプライ・チェーン・マネジメントについて説明できる。2
情報技術の発達と流通の変容について説明できる。2
流通のグローバル化について説明できる。2

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合603001000100
基礎的能力30200100060
専門的能力3010000040
分野横断的能力0000000