概要:
コンピュータを利用する際、最もその能力を発揮するもののひとつは大量のデータを分析することである。ここでは、そうしたデータを分析するための基礎的な手法を習得する。統計的な推定および検定の考え方を理解し、正規分布やt分布を使った区間推定、検定問題の基礎を学習する。
授業の進め方・方法:
統計的な推定および検定の考え方を理解し、正規分布やt分布を使った区間推定、検定問題の基礎を学習する。
遠隔授業および講義により授業を進める。遠隔授業では毎回、講義では適宜演習を行いそのレポートを提出してもらう。
注意点:
Σ記号の計算、不等式の計算、基本統計量の意味などを復習しておくこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
統計的推定とは |
統計的検定とはどのようなものかを簡単に説明できる。
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2週 |
点推定とは |
不偏性、有効性、一致性など点推定量となるための条件について説明できる。
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3週 |
平均値の区間推定1 |
母分散が既知の場合の平均値の区間推定ができる。
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4週 |
平均値の区間推定2 |
母分散が未知で標本数が多い場合の平均値の区間推定ができる。
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5週 |
平均値の区間推定3 |
母分散が未知で標本数が少ない場合の平均値の区間推定ができる。
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6週 |
平均値の区間推定の演習1 |
平均値の区間推定の演習を行い、得られら結果を説明できる。
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7週 |
平均値の区間推定の演習2 |
平均値の区間推定の演習を行い、得られた結果を説明できる。
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8週 |
予備 |
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4thQ |
9週 |
統計的検定とは |
統計的検定とはどのようなものかを簡単に説明できる。
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10週 |
統計的検定の考え方 |
第1種、第2種の誤り、検定域の設定の考え方を説明できる。
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11週 |
平均値の検定1 |
母分散が既知の場合の平均値の検定ができる。
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12週 |
平均値の検定2 |
母分散が未知で標本数が多い場合の平均値の検定ができる。
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13週 |
平均値の検定3 |
母分散が未知で標本数が少ない場合の平均値の検定ができる。
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14週 |
平均値の検定の演習1 |
平均値の検定方法の演習を行い、得られら結果を説明できる。
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15週 |
平均値の検定の演習2 |
平均値の検定方法の演習を行い、得られら結果を説明できる。
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16週 |
予備 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。 | 3 | 後1,後2,後9 |
工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | 前2,前3 |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | 前4,前5 |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | 後1,後2 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 経済・ビジネス系分野 | 数理統計 | 一次元データの平均、分散、標準偏差を求めることができる。 | 3 | 後1,後9 |
二項分布、正規分布、確率密度関数について説明できる。 | 3 | 後1,後10 |
区間推定、仮説検定ができる。 | 3 | 後3,後4,後5,後6,後7,後11,後12,後13,後14,後15 |