経営学概論

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 経営学概論
科目番号 1944023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 【平成28年度以降】流通情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 会計学基礎論(神戸大学会計学研究室)
担当教員 田上 敦士

到達目標

(1)財務諸表が読めるようになること 
(2)財務諸表から様々な分析を通じて自ら企業の状態を判断できるようになること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業の収益性、安全性を測ることができる財務諸表が読める財務諸表が読めない
評価項目2企業間の比較、趨勢分析ができる企業の特徴を掴むことができる企業間の比較ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
会計学の全分野にわたって, 初歩的な事項を修得することを目標とする。企業が公表する財務諸表は, どうやって作成されるのか。企業の利害関係者はそれをどのように利用しているのか。財務諸表が写し取っている企業活動はどんなものか。そのような基本的な内容を理解することを目指す。
授業の進め方・方法:
電卓必要、自分で問題や課題を解くこと。講義を聞くことで終わらせず常に予習復習(レポート課題含む)すること。就職活動の一環として社会情勢を見据えて臨むこと。
注意点:
授業中許可無く他のことをすれば容赦なく減点する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 複式簿記のしくみ 複式簿記の復習、試算表の作成ができる
2週 複式簿記の復習、精算表の作成ができる
3週 3級の検定問題を解ける
4週 簿記と会計 簿記システムを説明できる。
5週
簿記システムがが会計学に必要不可欠であることが説明できる
6週 経済活動を説明できる
7週 会計学を説明できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 財務諸表 経済活動と会計学との関係を説明できる
10週 財務諸表を理解できる
11週 簡単な指標(収益性)での企業分析ができる
12週 簡単な指標(安全性)での企業分析ができる
13週 就職活動において企業分析の重要性を理解する
14週
15週
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 勘定科目の特徴 簿記における各勘定科目が会計上どのような特徴を持つのか理解する
2週 会計上のテクニックがもたらす利益や損失について理解する
3週
4週
5週
6週
7週 中間試験
8週 原価計算 工業簿記の基本を理解する
4thQ
9週 原価計算の基本問題を解くことができる
10週 損益分岐点計算ができる
11週
12週
13週
14週
15週
16週 期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学経済・ビジネス系分野経営古典的管理論について説明できる。3
人間関係論について説明できる。3
リーダーシップ論について説明できる。3
動機付け理論について説明できる。3
企業の社会的責任について説明できる。3
日本的経営について説明できる。3
経営理念・ビジョンと戦略の関係について説明できる。3
環境の把握と分析について説明できる。3
成長戦略について説明できる。3
多角化戦略について説明できる。3
競争戦略について説明できる。3
資源ベース理論について説明できる。3
海外直接投資と日本の産業空洞化について説明できる。3
多国籍企業と現地化について説明できる。3
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3前1
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3前2
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3前3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力4000001050
専門的能力4000001050
分野横断的能力0000000