経営学概論

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 経営学概論
科目番号 1944023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 流通情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 プレステップ経営学(弘文堂)
担当教員 内山 憲子

到達目標

(1)企業の仕組みについて理解し、企業活動の本質的な行動原理がわかるようになること。
(2)行動原理を理解したことで、より適切に企業活動を管理できるようになること。
(3)経営学全般(組織・人的資源管理・経営戦略・生産管理・マーケティング・営業管理・意思決定・会計・財務管理・経営情報)の基礎を理解し、新しい考え方を持つことで、個人のあり方や企業のあり方を身につけること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業の仕組みについて理解し、企業活動の本質的な行動原理をわかりやすく示すことができる。企業の仕組みについて理解し、企業活動の本質的な行動原理を示すことができる。企業の仕組みについて理解が乏しく、企業活動の本質的な行動原理を示すことができない。
評価項目2行動原理を理解したことで、より適切に企業活動を管理できるようになったことをわかりやすく示すことができる。行動原理を理解したことで、より適切に企業活動を管理できるようになったことをすことができる。行動原理を理解が乏しく、適切に企業活動を管理できるようになったことを示すことができない。
評価項目3経営学全般の基礎を理解し、新しい考え方を持つことで、個人のあり方や企業のあり方を積極的に身につけること。経営学全般の基礎を理解し、新しい考え方を持つことで、個人のあり方や企業のあり方を身につけること。経営学全般の基礎を理解が乏しく、新しい考え方を持つことで、個人のあり方や企業のあり方を身につけられない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
経営学とは、おもに企業の経営にまつわる様々なことがらについて学ぶ学問である。経営学を学ぶ目的は、経営学は起業する人が学べば良いと思っているかもしれないが、起業せずとも企業のしくみや市場のシステムを理解して学ぶことで、技術者として社会に出た後にこの学問が役に立つと考える。
授業の進め方・方法:
板書等を中心に進める。
適宜、確認のための練習問題や小テストを行う予定である。
学習方法として、自宅学習を10時間程度行うこと。
注意点:
(1) 教育専門科目であるため、学習内容をしっかりと身に付けた上での応用力や思考力が必要がある。
(2) 学習内容の定着には、日々の予習復習が不可欠である。教科書・問題集などを活用して主体的に学習すること。
(3) 課題を出題するので期限期限を守ること。
(4) 学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.経営学とは何か 1-(1)経営学を学ぶ意味について説明できる。
2週 1.経営学とは何か 1-(2)経営学の体系や概念について説明できる
3週 2.組織 2-(1)組織構造の基本形について説明できる
4週 2.組織 2-(2)組織形態や管理・組織の経営戦略について説明できる
5週 3.人的資源管理 3-(1)人的資産管理に必要な人について説明できる
6週 3.人的資源管理 3-(2)採用・報酬・教育・評価について説明できる
7週 4.経営戦略 4-(1)経営戦略の基礎について説明できる
8週 4.経営戦略 4-(2)経営戦略の階層構造や戦略条件について説明できる
2ndQ
9週 4.経営戦略 4-(3)経営戦略のミッションについて説明できる
10週 5.生産管理 5-(1)生産活動について説明できる
11週 5.生産管理 5-(2)生産方式や品質管理について説明できる
12週 6.マーケティング 6-(1)マーケティングの4Pについて説明できる
13週 6.マーケティング 6-(2)マーケティング活動のプロセスについて説明できる
14週 7.営業管理 7-(1)営業力管理・営業技術力管理について説明できる
15週 7.営業管理 7-(2)顧客管理や活動の革新について説明できる
16週 8.意思決定 8-(1)意思決定のプロセスについて説明できる
後期
3rdQ
1週 前期末試験
2週 8.意思決定 8-(2)意思決定の基本原理や条件について説明できる
3週 9.会計 9-(1)管理会計と財務会計について説明できる
4週 9.会計 9-(2)キャッシュフロー・財務諸表について説明できる
5週 10.財務管理 10-(1)資金の調達・資本コストについて説明できる
6週 10.財務管理 10-(2)投資・分配について説明できる
7週 10.財務管理 10-(2)財務管理の重要性について説明できる
8週 11.サプライチェーン・マネージメント 11-(1)電子商取引について説明できる
4thQ
9週 11.サプライチェーン・マネージメント 11-(2)物流や研究開発について説明できる
10週 12.経営情報 12-(1)組織の情報と活用について説明できる
11週 12.経営情報 12-(2)情報システムと業務プロセスについて説明できる
12-(3)開発・管理・維持について説明できる
12週 13.企業のあり方 13-(1)グローバル時代にふさわしい企業要件について説明できる
13週 13.企業のあり方 13-(2)社会的責任・ESG経営について説明できる
13-(3)働き方改革・コーポレートガバナンスについて説明できる
14週 14.ビジネスの変革と社会 14-(1)ビジネスの拡大・多角化・事業の転換について説明できる
15週 14.ビジネスの変革と社会 14-(2)社会における企業・企業の責任所在について説明できる
16週 学年末試験

評価割合

試験課題等相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力3020000050
専門的能力3020000050
分野横断的能力0000000