経済学概論

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 経済学概論
科目番号 1944024 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 流通情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 スタートアップ会計学
担当教員 風呂本 武典

到達目標

(1)会計の基本的な仕組みを理解する。 
(2)会計システムを自分の言葉で説明できる。
(3)会計を通じて実際の経済社会問題を理解し疑問を究明できる。
(4)基礎的な財務、会計分析ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 企業会計について、概念を整理し、財務分析を行い、示す事が出来る。企業会計について、概念を整理し示すことができる。財務分析を読める。企業会計について概念を整理し、示すことができない。財務分析を読めない。
評価項目2 企業経営について、管理会計、原価計算などについて概念を整理し、示すこと、実務計算を行うことができる。企業経営について、管理会計、原価計算などについて概念を整理し、示すことができる。企業経営について、管理会計、原価計算などについて概念を整理し、示すことができない。
評価項目3会計制度について、制度、監査、税務などについて概念を整理し、示すことができる。会計制度について、概念を整理し、示すことができる。会計制度について、概念を整理し、示すことができない。
評価項目4国際貿易についてグローバリゼーション、国際会計などの概念を整理し、示す事が出来る。国際貿易について、国際会計の概念を整理し示す事が出来る。国際貿易について、国際会計の概念を整理し示す事が出来ない。
評価項目5会計を通じて実際の経済社会問題を整理し、示す事が出来る。会計を通じて実際の経済社会問題を示す事が出来る。会計を通じて実際の経済社会問題を整理し示すことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会に出ていく上で必要となる幾つかの知識のうち、経済学、会計学の知識・理論を学びます。
一つ一つの経済主体がどのようなメカニズムで動いているのか、それらがどのように組み合わさり経済社会をどう形成しているのか。自分たちはどのように活躍していくのかを理解し自らのものとし、社会人として活動するのか、を学びます。会計システムを通じて資本主義社会のしくみを考察します。
ヒト・モノ・カネの動きを表す財務会計事象について基礎的な分析力を養います。
授業は座学が中心ですが、講師からの一方通行ではなく、講師と学生の皆さん、また、学生の皆さん同士での議論を通じた成長を目指します。  そのために、ケースメソッドを多様した授業とします。積極的な参加を必要とします。
授業の進め方・方法:
前回までの授業内容を復習し自らのものとして次の授業に参加してください。一人一人の、積極的な参加を求めます。
課題を自ら解く自学自習の習慣を望みます。
当然ですが、授業の妨げとなる行為は禁止し、これにペナルティを課します。
定期試験を中心に評価しますが、課題等によって加点を行うことも検討します。
注意点:
当然ですが、授業の妨げとなる行為は禁止し、これにペナルティを課します。欠席時数が多い、授業参加態度が良くないなどの場合も減点対象となります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 会計学、財政学 企業、家計、財政
2週 企業会計 さまざまな経営形態と会計制度
3週 財務諸表分析 ROE
4週 財務諸表分析 ROE
5週 財務諸表分析 損益計算書
6週 財務諸表分析 貸借対照表
7週 財務諸表分析 財務諸表分析
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 管理会計 管理会計
10週 管理会計 損益分岐点計算
11週 原価計算 工業簿記
12週 原価計算 費用配賦
13週 制度会計 制度会計
14週 制度会計 会計基準
15週 前期末試験
16週 答案返却・解説
後期
3rdQ
1週 制度会計 連結財務諸表
2週 監査 監査
3週 監査 粉飾決算
4週 監査 監査と不正
5週 税務会計 法人税
6週 税務会計 課税所得
7週 税務会計 節税と脱税
8週 後期中間試験
4thQ
9週 経済活動の実際 グローバリゼーション
10週 経済活動の実際 国際会計
11週 経済活動の実際 会計ルールの統一問題
12週 経済活動の実際 環境会計
13週 経済活動の実際 企業の社会的貢献
14週 経済活動の実際 非営利事業
15週 経済活動の実際 公会計、財政
16週 答案返却・解説

評価割合

定期試験小テストレポート・課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合800100010100
基礎的能力5000001060
専門的能力200000020
分野横断的能力1001000020