コーポレートガバナンス

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 コーポレートガバナンス
科目番号 1954002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 流通情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ポケット六法
担当教員 金子 春生

到達目標

1.会社の統治の仕方を理解する。
2.会社と会社に関わる利害関係者との利益の調整の仕組みを理解する。
3.社会を自分の目で観て、分析することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1株式、株式の種類、株式の譲渡、株主などについて理解し、説明できる。株式について理解し、説明できる。株式について理解し、説明できない。
評価項目2株式会社の機関、株主総会、取締役会、監査役会などについて理解し、説明できる。株式会社の機関について理解し、説明できる。株式会社の機関について理解し、説明できない。
評価項目3個人情報保護法、知的財産法について、事例を分析し法的問題点について理解し、説明できる。個人情報保護法、知的財産法の基礎概念について理解し、説明できる。個人情報保護法、知的財産法の基礎概念について理解し、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
会社の形態には様々なものがあり、そこには各々異なるルールが存在する。会社には多くの利害関係者がいる。株主、取締役、監査役、会計参与、債権者、労働者、顧客など挙げればきりがない。そのような多くの利害関係者を抱える会社をどのように統治するべきかというのがコーポレートガバナンスとして学ぶことである。社会に出て、会社に勤めるのであれば、そうでなくてもそのルールはビジネスパーソンとしては知っておくべき基礎的な知識であると言える。
※この科目では、官公庁での実務経験がある教員が、その経験を活かして実践的な組織論等の教育を行う。
授業の進め方・方法:
(1) コーポレートガバナンス、コンプライアンスなど近年多く使われる言葉を正確に理解する。
(2) 学習内容の定着には、日々の予習復習が不可欠である。
(3) 授業内容についてわからないことがあれば、積極的に質問し、理解するように努める。
(4)授業1回分の時間を使い「日本弁理士会高専学生向け知的財産セミナー」を開催する場合がある。本セミナーは実務家である弁理士の先生をお呼びして、特許実務についての講演をしていただくものである。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.導入 1企業で働くうえでかかわる法律について理解し、説明できる。
2週 2.個人情報保護法 2企業における個人情報保護の在り方を理解し、説明できる。
3週 3.知的財産法 3.企業における知的財産法の在り方を理解し、説明できる。
4週 4.会社の意義 4 株式会社の性質、株主と経営者の関係について理解し、説明できる。
5週 5.会社の設立 5会社の設立手続きの概要、定款の作成を理解し、説明できる。
6週 6.株主と株式 6-(1) 株主の責任と権利、株式の内容・種類について理解し、説明できる。
7週 6.株主と株式 6-(2) 株主名簿、株式の譲渡について理解し、説明できる。
8週 6.株主と株式 6-(3) 自己株式の取得、株券発行会社について理解し、説明できる。
2ndQ
9週 7.株式会社の機関 7-(1) 機関の意義、公開会社・非公開会社について理解し、説明できる。
10週 7.株式会社の機関 7-(2) 株主総会、取締役・取締役会について理解し、説明できる。
11週 7.株式会社の機関 7-(3) 会計参与、監査役・監査役会、会計監査人について理解し、説明できる。
12週 7.株式会社の機関 7-(4) 役員の損害賠償責任について理解し、説明できる。
13週 8.資金調達 8-(1) 株式発行の形態、株式発行の手続について理解し、説明できる。
14週 8.資金調達 8-(2) 新株予約権、敵対的買収と対抗策について理解し、説明できる。
15週 9.組織再編 9 会社の合併、会社分割について理解し、説明できる。
16週 前期末試験
答案返却・解説

評価割合

試験課題小テスト態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合207001000100
基礎的能力0000000
専門的能力207001000100
分野横断的能力0000000