システム運用

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 システム運用
科目番号 1954010 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 流通情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 参考書:『図解でわかる Linux環境設定のすべて』 (日本実業出版社)、 『Linuxサーバ構築標準教科書』 (LPI-JAPAN)、 『NFS&NIS』 (オライリージャパン)、 DNS&BIND (オライリージャパン)
担当教員 田上 敦士

到達目標

(1)Linuxの運用方法を理解する。
(2)NIS、NFSとLDAPの運用方法を理解する。
(3)Sambaの構築と運用方法を理解する。
(4)電子メールサーバの構築方法と運用方法を理解する。
(5)認証統合、VPN、クラウドシステムの概要を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
企業のネットワーク部門あるいはデータセンターなどで働くネットワーク・エンジニアに必要とされる基礎技術の習得を目指す。まず、Linuxサーバの設定と運用方法を学ぶ。次に、LinuxとWindowsからなる環境を実現するため、両OSのユーザ管理を一元化する方法を学ぶ。併せて、VPNとクラウドシステムの概要と基本的な運用方法を理解する。
授業の進め方・方法:
注意点:
(1)体験的な学習を通じて、操作に慣れると理解が深まる。
(2)授業に真剣に取り込むこと。
(3)シラバスを確認し、事前に予習すること。
(4)欠席した場合、休んだ分に対して各自で対応しておく必要がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.Linuxの運用方法 1-(1).CentOSのブートの設定が行える。
2週 1-(2).ユーザとグループの操作ができる。
3週 1-(3).CentOSのディレクトリに理解できる。
4週 1-(3).CentOSのディレクトリを管理できる。
5週 1-(4).CentOSのファイル管理が理解できる。
6週 1-(4).CentOSのファイル管理ができる。
7週 中間試験
8週 2.NIS、NFSとLDAPサーバの運用方法 2-(1).NISサーバをインストールできる。
2ndQ
9週 2-(2).NISサーバの設定の方法を理解する。
10週 2-(3).NISクライアントによりサーバへアクセスできる。
11週 2-(4).NFSサーバをインストールできる。
12週 2-(5).NFSサーバの設定の方法に理解する。
13週 2-(6).LDAPサーバのインストールができる。
14週 2-(7).LDAPにおけるユーザ管理との連携データ管理を理解する。
15週 2-(8).LDAPのサーバ管理に理解する。
16週 前期末試験
後期
3rdQ
1週 3.Samba 3-(1).Sambaの機能を理解する。
2週 3-(2).Sambaのインストールができるようになる。
3週 3-(3).Sambaサーバの設定が行える。
4週 3-(4).SELinuxの設定が行える。
5週 4.電子メールサーバの運用 3-(5).Sambaのユーザ管理を理解できる。
6週 4-(1).メールサーバに関する概念に理解する。
7週 4-(2).メールサーバ間のやり取りに理解し、設定が行える。
8週 4-(3).メールクライアントの設定方法を理解し、メール環境を構築できる。
4thQ
9週 中間試験
10週 5.認証統合、VPN、クラウドシステムの概要 5-(1).VPNの構成要素を理解する。
11週 5-(2).VPNの構築方法を理解する。
12週 5-(3).認証統合の意味とコンポーネントを理解できる。
13週 5-(4).LDAPとActive Directoryによる認証統合を理解できる。
14週 5-(5).クラウドシステムの構成を理解できる。
15週 5-(6).Saas、PaasとIaasのそれぞれのサービス提供を理解できる。
16週 学年末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力60000040100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000