マーケティング論

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 マーケティング論
科目番号 1954011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 【平成28年度以降】流通情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 1からのマーケティング
担当教員 田上 敦士

到達目標

(1)マーケティングの基本的な仕組みを理解する。 
(2)基礎理論を自分の言葉で説明できる。
(3)実際のマーケティング問題を理解し疑問を究明できる。
(4)実際のマーケティングを行えるだけの知識の基礎を持つ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1マーケティングについて、その必要性、顧客との関係性などについて概念を整理し、示す事が出来る。マーケティングについて、概念を整理し、示す事が出来る。マーケティングについて、概念を整理し、示す事が出来ない。
評価項目2マーケティングリサーチ、マーケティング戦略について、それぞれの概念を整理し、示すことができる。マーケティングリサーチについて、それぞれの概念を整理し、示すことができる。マーケティングリサーチについて、それぞれの概念を整理し、示すことができない。
評価項目3社会の各部門のマーケティングについて、一次産業、二次産業、三次産業のそれぞれの特性などについて、概念を整理し、示すことができる。社会の各部門のマーケティングについて、それぞれの特性などについて、概念を整理し、示すことができる。社会の各部門のマーケティングについて、それぞれの特性などについて、概念を整理し、示すことができない。
評価項目4公的部門・非営利部門・教育部門のマーケティングについて、概念を整理し、示す事が出来る。非営利的部門のマーケティングについて、概念を整理し、示す事が出来る。非営利的部門のマーケティングについて、概念を整理し、示す事が出来ない。
評価項目5実際の経済活動、とくに物流業界、流通業界のマーケティングについて、概念を整理し、示す事が出来る。実際の経済活動のマーケティングについて、概念を整理し、示す事が出来る。実際の経済活動のマーケティングについて、概念を整理し、示す事が出来ない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
マーケティングとは、企業と外部環境(市場、社会、顧客)とを結びつける役割を持つ。企業が市場志向や顧客志向を現実化していくために、この活動は極めて重要な活動である。本講義では、前期にマーケティングがどのような活動であるかを理解するとともに、マーケティングの進め方の基本的な考え方や用語などを学ぶ。後期では、実際のマーケティング事例を、一次産業、二次産業、三次産業、行政・非営利・公共部門と部門別に学習して、その共通点や相違点を理解することで、あらゆる活動においてマーケティングが重要であることを知る。そして将来社会人になったときに援用できるように考え方を実践して身につける。
授業の進め方・方法:
前回までの授業内容を復習し自らのものとして次の授業に参加してください。一人一人の、積極的な参加を求めます。
当然ですが、授業の妨げとなる行為は禁止し、これにペナルティを課します。
注意点:
当然ですが、授業の妨げとなる行為は禁止し、これにペナルティを課します。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 マーケティングとは
全体像を考える
ガイダンス
2週 マーケティングとは
顧客
マーケティングの意義・必要性
3週 マーケティングとは
顧客
マーケティング活動の具体的内容
4週 マーケティングとは
顧客
マーケティング活動の具体的内容
5週 マーケティングとは
顧客
顧客満足度とは
6週 マーケティングとは
顧客
ニーズとウォンツ
7週 マーケティングとは
顧客
顧客の分析
8週 前期中間試験 前期を振り返り、学習内容を整理し、答案にまとめることが出来る。
2ndQ
9週 マーケティング・リサーチ、
マーケティングの戦略
マーケティング・リサーチとは何か
10週 マーケティング・リサーチ、
マーケティングの戦略
マーケティング・リサーチの行い方
11週 マーケティング・リサーチ、
マーケティングの戦略
マーケティングにおける4P戦略
12週 マーケティング・リサーチ、
マーケティングの戦略
製品戦略、価格戦略
13週 マーケティング・リサーチ、
マーケティングの戦略
流通チャネル戦略、プロモーション戦略
14週 マーケティング・リサーチ、
マーケティングの戦略
流通チャネル戦略、プロモーション戦略
15週 前期末試験 前期を振り返り、学習内容を整理し、答案にまとめることが出来る。
16週
後期
3rdQ
1週 夏季課題、
一次産業のマーケティング、
二次産業のマーケティング
夏季課題の発表と講評①
2週 夏季課題、
一次産業のマーケティング、
二次産業のマーケティング
夏季課題の発表と講評②
3週 夏季課題、
一次産業のマーケティング、
二次産業のマーケティング
農林水産業のマーケティング
4週 夏季課題、
一次産業のマーケティング、
二次産業のマーケティング
産地のマーケティング
5週 夏季課題、
一次産業のマーケティング、
二次産業のマーケティング
製造業のマーケティング
6週 夏季課題、
一次産業のマーケティング、
二次産業のマーケティング
メーカーと卸小売業のマーケティング
7週 夏季課題、
一次産業のマーケティング、
二次産業のマーケティング
メーカーと卸小売業のマーケティング
8週 後期中間試験 後期を振り返り、学習内容を整理し、答案にまとめることが出来る。
4thQ
9週 三次産業のマーケティング、
非営利・公共企業のマーケティング
サービス業・情報産業のマーケティング
10週 三次産業のマーケティング、
非営利・公共企業のマーケティング
サービス業・情報産業のマーケティング
11週 三次産業のマーケティング、
非営利・公共企業のマーケティング
物流産業・流通産業のマーケティング
12週 三次産業のマーケティング、
非営利・公共企業のマーケティング
行政のマーケティング
13週 三次産業のマーケティング、
非営利・公共企業のマーケティング
非営利企業のマーケティング
14週 三次産業のマーケティング、
非営利・公共企業のマーケティング
学校・教育機関のマーケティング
15週 期末試験 後期を振り返り、学習内容を整理し、答案にまとめることが出来る。
16週 答案返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力専門的能力の実質化共同教育共同教育クライアント(企業及び社会)の要求に適合するシステムやプロセスを開発することができる。3前1,前2,前3,前4
企画立案から実行するまでのプロセスを持続可能性の実現性を配慮して実行することができる。3前5,前6,前7,前8
品質、コスト、効率、スピード、納期などに対する視点を持つことができる。3前9,前10,前11,前12,前13,前14
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が、企業及び社会でどのように活用されているかを理解し、技術・応用サービスの実施ができる。3後1,後2
地域や企業の現実の問題を踏まえ、その課題を明確化し、解決することができる。3後3,後4,後5,後6,後7
問題解決のために、最適なチームワーク力、リーダーシップ力、マネジメント力などを身に付けることができる。3後9,後10
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などの必要性を理解できる。3後11
技術者として、生きる喜びや誇りを実感し、知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践創造的な活動を楽しむことを理解できる。3後12
技術者として、社会に対して有益な価値を提供するために存在し、社会の期待に十分応えられてこそ、存在の価値のあることを理解できる。3後13
企業人としても成長していく自分を意識し、継続的な自己研さんや学習が必要であることを理解できる。3後14,後15
分野別の専門工学経済・ビジネス系分野商業マーケティングミックスについて説明できる。3
マーケティングにおけるインターネットの活用について説明できる3
市場のセグメンテーションについて説明できる。3
製品ライフサイクルについて説明できる。3
競争地位戦略について説明できる。3
消費者行動について説明できる。3
市場調査の方法について説明できる。3
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前1
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前2
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前4
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前5
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

定期試験小テストレポート・課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合4020000060
基礎的能力2010000030
専門的能力2010000030