在庫管理

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 在庫管理
科目番号 1954012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 流通情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は特に設定しない。参考文献として、唐沢豊著:物流概論、有斐閣ブックス、北原・児玉著:ORによる在庫管理システム、九州鵜大学出版、定道宏著:経営科学、オーム社など
担当教員 岡山 正人

到達目標

現在の物流システムの中で在庫管理の意義を理解するとともに、物流管理における在庫管理の役割を理解する。また、在庫管理の考え方を理解し、在庫管理手法にどのようなものがあるかを知る。そして、安全在庫の考え方を理解し、定期発注法や発注点法について学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1前後の物流の変遷から、現在の物流システムの仕組みを説明できる現在の物流システムの仕組みを簡単に説明できる。現在の物流システムの仕組みについて説明できない
評価項目2物流管理がどのようなものかを説明でき、その中で在庫の役割について説明する事ができる。在庫管理の必要性を説明することができる。在庫何里の必要性を説明することができない。
評価項目3現在における在庫管理の考え方について、ABC分析や各種在庫管理手法とともに説明することができる。現在における在庫管理の考え方が説明できる。現在の在庫管理の考え方が説明できない。
評価項目4安全在庫の考え方が説明でき、それをもとに定期発注法や発注点法について説明できる。安全在庫の考え方が説明でき、定期発注法や発注点法の簡単な問題が解ける。安全在庫の考え方が説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
戦後の物流の変遷から、現在の物流システムがどのような仕組みで動いているかを学ぶとともに、現在の物流における在庫管理の意義を知る。また、現在の物流管理とはどのようなものであるかを学び、その中において在庫管理の必要性や考え方などを理解する。そして、在庫管理の各種手法にどのようなこのがあるかを知るとともに、需要分布と安全在庫について理解しその応用例として定期発注法や発注点法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
今まで学修した物流に関する内容を復習しながら進めていく。また、在庫管理手法や安全在庫に関する授業では演習も取り入れる。
注意点:
教科書を設定しないため、ノートをしっかりととるようにすること。また、後半は演習も行うので、電卓を持参する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 高度成長期の物流 高度成長期における日本の状況から当時の物流の状況について説明できる。
2週 安定成長期の物流 安定成長期に入って消費の多様化、経済のソフト化などから物流がどのように変化してきたかを説明できる。
3週 現在の物流における在庫管理の意義 現在の物流システムの仕組みについて簡単に説明でき、その中にあって、在庫管理の意義について説明できる。
4週 物流サービス 現在における物流サービスとはどのようなものかを説明できる。
5週 物流管理 物流管理の具体的な内容として、配送管理、作業管理、コスト管理、在庫管理があることを説明できる。
6週 在庫管理の必要性 物流管理における在庫管理の役割を説明できる。
7週 在庫管理の考え方 在庫三悪について説明できるとともに、現在における在庫管理の考え方を説明できる。
8週 ABC分析とアイテムカット ABC分析について理解し、それが在庫管理にどのように利用されているかを説明できる。
4thQ
9週 ABC分析に関する演習 ABC分析に関する簡単な問題を解くことができる。
10週 在庫管理手法 様々な在庫管理手法があることを知り、それぞれがどのようなものであるかを簡単に説明できる。
11週 需要分布と安全在庫 需要分布と安全在庫について説明できる。
12週 需要分布と安全在庫の演習 与えられた需要分布から特的期間の安全在庫を求めることができる。
13週 定期発注法 定期発注法について説明できる。
14週 発注点法 発注点法について説明できる。
15週 発注サービス点法 定期発注法および発注点法に関する基本的な問題を解くことができる。
16週 学年末試験

評価割合

試験レポート・課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000