専門基礎(情報)

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 専門基礎(情報)
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 流通情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『クラッチアイデアブック―ゼロから学ぶスクラッチプログラミング』(カットシステム)    
担当教員 鈴木 理沙,岩切 裕哉

到達目標

前期はプログラミングの入門としてScratchを学び,後期はプレゼンテーションを中心に学びます。
Scratchでは、プログラミングを通じて、コンピュータのプログラムがどのように動作するのか仕組みを理解する事と共に、プログラム開発の基本的な手法を体験的に学び、あわせて論理的思考の習得を目指します。
また、作品作りを通して、課題設定や解決方法を身につけ、作品の発表によりプレゼンテーションスキルを身につけます。
後期は、プレゼンテーションを中心に学びます。1分間スピーチや、グループによるプレゼンテーション、相互評価等を行う予定です。


ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自ら考え、関数を応用する事でより高度なプログラムを作る事ができる。プログラムの作り方、動作の仕組み(乱数や変数等)が理解でき、簡単なプログラムを作る事ができる。プログラムの作り方、動作の仕組みを理解していない。
評価項目2自らテーマを定め、ブレーンストーミングによるアイディアを出す事ができる任意のテーマについて、ブレインストーミングができるようになる。ブレインストーミングができない。
評価項目3プレゼンテーションにおいて、自ら考え、具体例を用いてより分かりやすく伝える事ができる。プレゼンテーションを通じて論理的に説明できる。プレゼンテーションができない。
評価項目4自らプレゼンテーションを行うだけでなく、発表者に対して質問を行い、良かった所や改善点について正しく評価を行う事で、自らの成長につなげる事ができる。自分の考えや主張を原稿を見ずにジェスチャーや視線、話し方に注意して、プレゼンテーションができる。原稿を見ずにプレゼンテーションができない。
評価項目5自ら練習をしてタッチタイピングの能力をより高めることができるタッチタイピングができるタッチタイピングがでない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期はプログラミングの入門としてScratchを学び作品作りや発表を行います。
後期はプレゼンテーションを中心に学びます。
授業の進め方・方法:
Scracthによる作品作りやプレゼンテーション等といった演習を中心に行います。
注意点:
タイピング練習も適宜行う予定です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方と評価方法            Scratchの概要 Scratchの概要を理解する。
2週 Scratchの基本操作               (スプライトとスクリプト) スプライトとスクリプトについて理解する。
3週 Scratchの基本操作                       (乱数の使い方) 乱数の使い方を理解する。
4週 Scratchの基本操作                   (メッセージの仕組み、背景の変え方) メッセージの仕組み等を理解する。
5週 Scratchの基本操作                        (変数の仕組み) 変数の仕組みを理解する。
6週 powerpoint                            スライド作成方法と作成 スライドを作成できる。
7週 スライド作成/プレゼンテーション 作成したスライドの改善ができる。
8週 スライド作成/プレゼンテーション プレゼンテーションができる。
2ndQ
9週 Scratchによる作品作り                     (企画立案、マインドマップ) 企画書の作り方、マインマップについて理解する。
10週 Scratchによる作品作り                     (実装)    Scratchによる作品作りができる。
11週 Scratchによる作品作り                     (実装)    Scratchによる作品作りができる。
12週 Scratchによる作品作り                     (実装)    Scratchによる作品作りができる。
13週 Scratchによる作品の発表                    (実装・発表資料作り)    作品の発表ができる。
14週 Scratchによる作品の発表                    (実装・発表資料作り)   作品の発表ができる。
15週 作品の相互評価 作品とプレゼンテーションの相互評価が出来る。
16週 ポスター製作 作品のポスター作りができる。
後期
3rdQ
1週 プレゼンテーションの概要 プレゼンテーションについて理解する。
2週 伝えたい内容の整理の仕方 テーマに対するプレゼンテーションの目的とゴールを理解する。
3週 伝えたい内容の整理の仕方 伝えたい内容の整理・分類が出来る。
4週 伝えたい内容の整理の仕方 聞き手の立場を考慮し、伝えたい内容のストーリーを作る事ができる。
5週 伝えたい内容の整理の仕方 ストーリーがより伝わるようにするために、具体例や証拠の検討が出来る。
6週 プレゼンテーションの資料の作り方 プレゼンテーションの良い例と悪い例について理解する。
7週 プレゼンテーションの仕方 アイコンタクト、ジェスチャー、話し方について理解する。
8週 1分間スピーチ:準備 テーマに沿って、必要な情報を調査、検討する事が出来る。
4thQ
9週 1分間スピーチ:練習 効果的なプレゼンテーションができるように、リハーサルや改善を重ねる事ができる。
10週 1分間スピーチ:発表・相互評価 聞き手に合わせて、伝えたい内容を正確にプレゼンテーションすることができる。
11週 3分間スピーチ:準備 テーマに沿って、必要な情報を調査、検討する事が出来る。
12週 3分間スピーチ:練習 効果的なプレゼンテーションができるように、リハーサルや改善を重ねる事ができる。
13週 3分間スピーチ:発表・相互評価 聞き手に合わせて、伝えたい内容を正確にプレゼンテーションすることができる。
14週 グループによるスピーチ:準備 テーマに沿って、必要な情報を調査、検討する事が出来る。
15週 グループによるスピーチ:準備スピーチ:練習 効果的なプレゼンテーションができるように、リハーサルや改善を重ねる事ができる。
16週 グループによるスピーチ:準備スピーチ:発表・相互評価 聞き手に合わせて、伝えたい内容を正確にプレゼンテーションすることができる。

評価割合

作品作り・プレゼンテーション発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力70000030100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000