物流概論

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 物流概論
科目番号 0023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 流通情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書は指定しない。
担当教員 岡山 正人

到達目標

(1)物流の基本的機能である輸送・保管・包装・荷役・流通加工・情報の概念を説明できる。
(2)物流に関する基礎的な用語が理解できている。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1輸送・保管・包装・荷役・流通加工・情報について、その現状や課題を含めて説明できる。物流における6つの機能について簡単に説明できる。物流における6つの機能について説明できない
評価項目2物流の基礎的な用語を物流の現状に関連付けて説明できる。物流に関する基礎的な用語が説明できる。物流に関する基礎的な用語が説明できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物流とはどのようなもであるかを学び、基本的な用語について理解する。また、現在の物流の実態や課題についても知る。
授業の進め方・方法:
物流の基本的機能である輸送・保管・包装・荷役・流通加工・情報の概念を理解し、その機能、実態、課題等を学び、他の物流系科目を履修する上で必要な基礎知識を身につける。
講義を中心に授業を進める。また、夏休みの課題として地域のコンビニエンスストアの実態調査をしてもらい、コンビニエンスストアの物流やその特徴を知ることで現代の物流の現状や課題について学ぶ。
注意点:
教科書を指定していないため、授業中、板書したことや、話の中で重要と思われることはメモをとるなど、ノートをしっかりとるように心がけること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 物の流れと流通1 生産から消費までの物の流れの概要を理解する。
2週 物の流れと流通2 流通とは何かを理解し、流通の中での物流の位置づけを学ぶ。
3週 物流の定義とその機能1 物流の定義と役割を知る。
4週 物流の定義とその機能2 物流の機能のひとつである輸送について学ぶ
5週 物流の定義とその機能3 物流の機能のひとつである保管について学ぶ
6週 物流の定義とその機能4 物流の機能のひとつである荷役について学ぶ
7週 物流の定義とその機能5 物流の機能のひとつである包装について学ぶ
8週 物流の定義とその機能6 物流の機能のひとつである流通加工について学ぶ
2ndQ
9週 物流の定義とその機能7 物流の機能のひとつである情報について学ぶ
10週 様々な物流の実態1 コンビニエンス・ストアなどの小売業を事例に物流の実際を知る
11週 様々な物流の実態2 メーカを中心とした物流を事例に物流の実際を知る
12週 物流サービスとコスト1 物流サービスと何かを学ぶ。
13週 物流サービスとコスト2 物流コストの構造を学ぶ。
14週 物流サービスとコスト3 物流サービスとコストに関連を理解する。
15週 物流サービスとコスト4 物流コストの把握方法の一つとして活動基準原価計算について知る。 
16週 予備
後期
3rdQ
1週 物流センター1 物流センターの役割を学ぶ
2週 物流センター2 一般的な物流センターにおける作業手順について学ぶ
3週 物流センター3 物流センター内にある一般的な物流機器について知る
4週 物流センター4 物流センターの種類(ターミナル、配送センター、倉庫)について学ぶ
5週 物流センター5 物流センターの種類(加工センター、流通センター)について学ぶ
6週 物流システム1 物流システムの必要性について理解する。
7週 物流システム2 物流システムの一般的な構築手順を理解する。
8週 物流管理1 物流管理とはどのようなものかを学ぶ
4thQ
9週 物流管理2 在庫管理とは何か、その考え方について学ぶ
10週 物流管理3 様々な在庫管理手法について学ぶ
11週 物流管理4 作業管理について学ぶ
12週 物流の課題と新たな流れ1 我が国の物流の課題について理解する。
13週 物流の課題と新たな流れ2 物流と環境問題について理解する。
14週 物流の課題と新たな流れ3 ロジスティクスについて学ぶ
15週 物流の課題と新たな流れ4 QR、ECR、SCMについて学ぶ
16週 予備

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000