到達目標
"1)講義で紹介する事例を正しく説明できる
2)経営倫理を支える伝統思想を正しく説明し、海外事例との違いを説明できる
3)経営倫理を具体例を示しながら「倫理」「法」「システム」の観点から説明できる
4)なぜ経営倫理が必要なのか?を説明できる"
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | "講義で紹介した
具体的な企業名・人名・事件名・商品名
を比較し論じることができる"
| "講義で紹介した
具体的な企業名・人名・事件名・商品名
を正しく説明できる"
| "講義で紹介した
具体的な企業名・人名・事件名・商品名
を説明できない"
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評価項目2 | "日本における
経営倫理の基盤となった伝統思想
を海外の事例と比較した上で
論じることができる"
"日本における
経営倫理の基盤となった伝統思想
を海外の事例と比較した上で
論じることができる"
| "日本における
経営倫理の基盤となった伝統思想
を海外の事例と比較した上で
正しく説明できる"
| "日本における
経営倫理の基盤となった伝統思想
と海外の事例を説明できない"
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評価項目3 | "経営倫理の具体例を示しながら
「倫理」「法」「システム」の観点から
論じることができる"
| "経営倫理の具体例を示しながら
「倫理」「法」「システム」の観点から
説明できる"
| "経営倫理の具体例を示しながら
「倫理」「法」「システム」の観点から
説明できない"
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| "なぜ経営倫理が必要なのか?
を1年間で学習した事例を引用しながら
論じることができる"
| "なぜ経営倫理が必要なのか?
を説明できる"
| "なぜ経営倫理が必要なのか?
を説明できない"
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義は様々な具体的事例を通して経営倫理の学習を進める。倫理と名の付く学習は、しばしば「個人が倫理的になればよい」と結論づけられることがあるが、本講義は「倫理」「法・きまり」「システム」の観点から経営倫理を考察し「単に一人一人が倫理的行動をとれば問題が起きない」のではなく、トラブル防止の為には、倫理は勿論、それを補完する「法・きまり」や「システム」が必要であることを学んでいく。その為に、前期は地元企業の事例、日本人経営者の事例、国内の良例悪例等、自分達にとって身近な事例を扱い、後期はそれに加え、経営倫理を支える伝統思想や国外の事例、さらには心理学の理論を扱い、段階的に知識が深められるよう構成されている。また本講義は経営倫理の学習を通して多くの企業名・人名・商品名等に触れていくが、それと同時に「なぜ経営倫理が必要なのか」という様々な観点を提示していく。よって受講者は講義で示された観点を大切にし、講義終了時には「なぜ経営倫理が必要なのか」という自分なりの意見を構築できるようにしてもらいたい。
授業の進め方・方法:
"1)講義は板書形式で進行させるので、ノートやルーズリーフを準備すること(※定期試験時にノート提出があるので名前は必ず記載すること)
2)プリントを頻繁に配布するが、1年間保存すること
3)理解を促進するために映像や音声を用いるため、教室移動をする場合がある。(※その際は事前に告知する)
4)学生諸君の発言を求めることがある。
5)講義に関係する時事問題があった場合、予告の上一部内容を変更することがある。
6)定期試験は基本的に披見可とするが、授業毎の予習・復習を前提として作成してある為、油断しないこと。
7)欠席者分のプリントは教員が保管しているので申し出ること
8)活発な討論は問題ないが、不必要な私語をはじめ学習に関係ない行為は容赦なく減点の対象とする。
9)講義前後以外の質問は、配布資料に記載するメールアドレスで対応する"
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1 地元企業について
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1-(1) 地元企業の名称・事業内容を説明できる 1-(2) 様々な企業・業種の存在を説明できる
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2週 |
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3週 |
2 経営倫理概説Ⅰ -良例から考える-
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2-(1) 松下幸之助・本田宗一郎といった戦後を代表する経営者の事績を説明できる 2-(2) Panasonic、Hondaといった企業について時代状況・開発製品を通し説明できる
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
3 経営倫理概説Ⅱ -悪例から考える-
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3-(1) 雪印・三井物産等の事例を企業の社会的責任の観点から正しく説明できる 3-(2) 不祥事が起きた原因を説明できる
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2ndQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
4 経営倫理概説Ⅲ -「強み」と伝統-
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4-(1) 日本国内の老舗企業について企業の継続年数データ等を元に説明できる 4-(2) 老舗企業の強みについて製品やサービスの具体的を通して説明できる
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
前期末試験 (実施・答案返却・解説)
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後期 |
3rdQ |
1週 |
5 経営倫理概説Ⅳ -伝統思想-
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5-(1) 伝統思想を中江藤樹・石田梅岩等の思想を通して説明できる 5-(2) 伝統思想の現代的意義を心理学の理論から説明できる
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
6 経営倫理概説Ⅴ -社員と経営倫理-
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6-(1) 従業員の立場から見た経営倫理の必要性を説明できる 6-(2) 講義で紹介する事例を正しく説明することができる
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4thQ |
9週 |
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10週 |
"7 経営倫理概説Ⅵ -商品開発-"
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7-(1) 商品開発の実際に触れ、そのリスクを含めて意義を説明できる 7-(2) 商品開発における経営倫理の関係性を説明できる
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11週 |
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12週 |
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13週 |
8 経営倫理概説Ⅶ -倫理をむしばむもの-
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8-(1) チャレンジャー号事件について正しく説明し、経営倫理との関連性を説明できる 8-(2) 利益相反の4モデルを正しく説明し、経営倫理との関連性を説明できる
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14週 |
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15週 |
9 経営倫理概説Ⅷ -経営倫理の進歩-
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9-(1) PL法成立までの流れを正しく説明し、経営倫理との関係性を説明できる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術史 | 技術史 | 歴史の大きな流れの中で、科学技術が社会に与えた影響を理解し、自らの果たしていく役割や責任を理解できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。 | 3 | |
法令やルールを遵守した行動をとれる。 | 3 | |
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。 | 3 | |
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。 | 3 | |
企業には社会的責任があることを認識している。 | 3 | |
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。 | 3 | |
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。 | 3 | |
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。 | 3 | |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 3 | |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 40 |
専門的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 50 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |