プロジェクト管理

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 プロジェクト管理
科目番号 0052 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 流通情報工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 参考書: 「改訂5版 PMプロジェクト・マネジメント」中嶋 秀隆(日本能率協会マネジメントセンター)
担当教員 加藤 博明

到達目標

(1)プロジェクトマネジメントの目的および考え方を理解する。
(2)プロジェクトマネジメントのプロセス群を理解する。
(3)プロジェクトマネジメントの知識エリアを理解する。
(4)プロジェクトの体制の種類、特徴、役割、責任分担および自己管理、プロジェクトの評価を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1プロジェクトマネジメントの目的および考え方が具体的に説明できる。プロジェクトマネジメントの目的が説明できる。プロジェクトマネジメントの目的が説明できない。
評価項目2プロジェクトマネジメントのプロセス群とその流れが具体的に説明できる。プロジェクトマネジメントのプロセス群の基本的な用語が説明できる。プロジェクトマネジメントのプロセス群の基本的な用語が説明できない。
評価項目3プロジェクトマネジメントの知識エリアとその体系が説明できる。プロジェクトマネジメントの知識エリアの基本的な用語が説明できる。プロジェクトマネジメントの知識エリアの基本的な用語が説明できない。
評価項目4プロジェクトの体制の種類、特徴、役割、責任分担および自己管理、プロジェクトの評価が説明でき、実践に応用できる。プロジェクトの体制、およびプロジェクトの評価が説明できる。プロジェクトの体制、およびプロジェクトの評価が説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
目標達成のために行う期限のある活動であるプロジェクトの基本的な知識を習得する。
また、プロジェクトをPDCAサイクルでマネジメントすることを理解し、実践できるようにする。
授業の進め方・方法:
(1) 講義と演習を組み合わせながら進める。
(2) 演習課題をレポートとして提出してもらい、適宜、発表する場を設ける。
(3) 学習内容についてわからないことばあれば、積極的に質問すること。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1. プロジェクトマネジメントの概要 1-(1) プロジェクトとは何かが理解できる。
2週 1. プロジェクトマネジメントの概要 1-(2) プロジェクトマネジメントとは何かが理解できる。
3週 1. プロジェクトマネジメントの概要 1-(3) プロジェクトマネジメントの三つの要素が理解できる。
4週 1. プロジェクトマネジメントの概要 1-(4) プロジェクトマネジメントの五つの段階が理解できる。
5週 2. プロジェクトの立ち上げ 2-(1) プロジェクトが必要になる背景が理解できる。
6週 2. プロジェクトの立ち上げ 2-(2) プロジェクトの妥当性を判断する4条件が理解できる。
7週 2. プロジェクトの立ち上げ 2-(3) プロジェクトマネージャーの役割が理解できる。
8週 3. プロジェクトの目標設定 3-(1) 成果物とスコープが決定できる。
2ndQ
9週 3. プロジェクトの目標設定 3-(2) QCDの優先順位が決定できる。
10週 3. プロジェクトの目標設定 3-(3) SMARTの原則に基づいてプロジェクトの目標が設定できる。
11週 4. プロジェクトの計画 4-(1) ワークパッケージの洗い出しができる。
12週 4. プロジェクトの計画 4-(2) ワークパッケージの役割分担ができる。
13週 4. プロジェクトの計画 4-(3) プロジェクトの所要期間を見積もることができる。
14週 4. プロジェクトの計画 4-(4) プロジェクトのネットワーク図を作ることができる。
15週 4. プロジェクトの計画 4-(5) クリティカルパスを明らかにすることができる。
16週 前期末試験
答案返却・解説
後期
3rdQ
1週 4. プロジェクトの計画 4-(6) スケジュールを図示することができる。
2週 4. プロジェクトの計画 4-(7) メンバーの負荷をならすことができる。
3週 5. 予算・その他の計画 5-(1) 予算の作成ができる。
4週 5. 予算・その他の計画 5-(2) 予算の管理ができる。
5週 5. 予算・その他の計画 5-(3) 品質計画を立てることができる。
6週 5. 予算・その他の計画 5-(4) コミュニケーション計画を立てることができる。
7週 5. 予算・その他の計画 5-(5) 調達計画を立てることができる。
8週 5. 予算・その他の計画 5-(6) ステークホルダー計画を立てることができる。
4thQ
9週 6. リスクマネジメント 6-(1) リスク分析ができる。
10週 6. リスクマネジメント 6-(2) 予防対策・発生時対策が理解できる。
11週 7. プロジェクトの承認 7-(1) 承認の取り付けとベースライン設定が理解できる。
12週 8. プロジェクトの実行とコントロール 8-(1) プロジェクトの実績と計画を分析できる。
13週 8. プロジェクトの実行とコントロール 8-(2) スコープをコントロールすることができる。
14週 9. プロジェクトの終結 9-(1) プロジェクトを終え、教訓を得ることができる。
15週 9. プロジェクトの終結 9-(2) プロジェクト完了後の評価ができる。
16週 後期末試験
答案返却・解説

評価割合

試験小テスト課題・レポート発表成果品・実技その他合計
総合評価割合70030000100
基礎的能力0000000
専門的能力70030000100
分野横断的能力0000000