交通計画論

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 交通計画論
科目番号 19専15010 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は特に定めないが、参考書として「竹内他著 交通工学(鹿島出版)」を用いる。
担当教員 岡山 正人

到達目標

(1)トリップの概念およびパーソントリップ調査について簡単に説明できる。
(2)交通需要分析の考え方において四段階推定法について間単に説明できる。
(3)過疎・高齢化が引き起こす交通問題について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1トリップとトリップチェインの概念およびパーソントリップ調査について簡単に説明できる。トリップの概念およびパーソントリップ調査について簡単に説明できる。トリップの概念について簡単に説明できない。
評価項目2四段階推定法および各段階で使用される代表的な手法について簡単に説明できる。四段階推定法について間単に説明できる。四段階推定法について説明できない。
評価項目3過疎・高齢化が引き起こす交通問題についてどのようなものがあるか複数について知っており、それぞれについて現在考えらえている対策案について説明できる。過疎・高齢化が引き起こす交通問題についてどのようなものがあるか複数について知っている。過疎・高齢化が引き起こす交通問題について全く知らない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
公共部門で物流を支えているものの一つが交通である。本講義では、交通システムの計画手法を学ぶことで物流システムを構築する際の指針とする。交通分析のための調査手法,四段階推計法や現在の交通の課題、特に本校の位置する島嶼部における交通の課題などを理解する。これにより、社会情勢を把握する能力や輸送システムの開発能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
交通分析のための調査手法,四段階推計法や現在の交通の課題、特に本校の位置する島嶼部における交通の課題などを理解する。これにより、社会情勢を把握する能力や輸送システムの開発能力を身に付ける。
講義(基本的な事項の説明)を中心に授業を進める。数回の課題および全授業終了後に最終レポートを提出してもらう。
注意点:
交通工学(1年前期)の履修を前提とはしないが、交通工学で出てくる基礎的な事項について復習しておくことが望ましい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 交通とその計測1 交通計画とはどのようなものかを簡単に説明できる。
2週 交通とその計測2 トリップとトリップチェインについて説明できる。
3週 交通とその計測3 パーソントリップ調査について説明できる。
4週 交通の現状と課題1 モータリゼーションと公共交通の衰退について説明できる。
5週 交通の現状と課題2 都市部における交通問題について概要を説明できる。
6週 交通の現状と課題3 地方における交通問題について概要を説明できる。
7週 交通需要推計1 四段階推定法の概要とOD表について説明できる。
8週 交通需要推計2 発生集中交通量の推計方法について説明できる。
2ndQ
9週 交通需要推計3 分布交通量の推計方法について説明できる。
10週 交通需要推計4 機関分担交通量の推定手法について理解する
11週 交通需要推計5 配分交通量の推定手法について説明できる。
12週 交通需要推計6 新しい交通量の推計手法として非集計行動分析について説明できる。
13週 新しい交通計画1 TDMの考え方について説明できる。
14週 新しい交通計画2 ITSについて説明できる。
15週 新しい交通計画3 モビリティ・マネジメントの考え方について説明できる。
16週 予備

評価割合

試験課題レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力0000000
専門的能力50500000100
分野横断的能力0000000