ターミナル工学

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 ターミナル工学
科目番号 19専16022 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海事システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 在庫管理、待ち行列理論(日科技連)
担当教員 永岩 健一郎

到達目標

(1)在庫管理の実践的な手法や解法を説明できる。
(2)表計算ソフトを用いて、より実践的な在庫管理シミュレーションにより、最適解を求めることができる。
(3)表計算ソフトを用いた待ち行列シミュレーションについて説明できる。
(4)表計算ソフトを用いて待ち行列シミュレーションにより、最適解を求めることができる。
(5)在庫管理シュミレーションを行った結果の考察について、プレゼンテーションを通して論理的に伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1異なるケースを想定した場合の効果的な在庫管理方法を選択の仕方を理解している。在庫管理の実践的な手法や解法を理解し、説明することが出来る。在庫管理の実践的な手法や解法を理解していない。
評価項目2任意のデータに留まらず、実際の企業のデータを元に、最適解を求めることができる。表計算ソフトを用いて、在庫管理シミュレーションを行い、最適解を求めることができる。  表計算ソフトを用いて、在庫管理シミュレーションを行うことができない。
評価項目3現実社会における複数の状態を例に説明する事ができる。表計算ソフトを用いた待ち行列シミュレーションについて理解し、説明することができる待ち行列シミュレーションの概要について理解していない。
評価項目4実際の企業のデータを元に、最適解を求めることができる。表計算ソフトを用いて、待ち行列シミュレーションを行い、最適解を求めることができる。表計算ソフトを用いて、待ち行列シミュレーションにを行う事ができない。
評価項目5シミュレーションの結果から自らの考察により改善点を提案する事ができる。在庫管理シミュレーションを行った結果の考察について、プレゼンテーションを通して論理的に伝えることができる。シミュレーションの結果の考察ができず、論理的に説明する事ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
港湾,空港,駅,物流センター,トラックターミナル,駐車場など様々なターミナルにおける管理手法の在庫管理、待ち行列、日程計画などについてエクセルを利用した解法について学ぶ。
また,精密な解を求めるための数学的に厳密な算法だけでなく,許された時間内にできるだけ良質な解を得る近似解法についても理解を深め,ロジスティクスなどの新たなシステム開発の問題に応用する能力を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
(1)講義1/2と演習1/2の比率であり,解法の解説と演習中心の講義をおこなう。 (2)授業の理解度、演習への取組姿勢や発表による評価(60%)、自学自習による課題レポート(40%)により総合的に判断し、これらの内容が著しく不振である場合に不認定とする。 (3)各自、シラバスの項目や内容を確認して参考書等により予習し、講義終了時に指示する次回講義の予習を自宅学習とする。
注意点:
(1)授業の理解度、演習への取組姿勢や発表による評価(60%)、自学自習による課題レポート(40%)により総合的に判断し、これらの内容が著しく不振である場合に不認定とする。 (2)各自、シラバスの項目や内容を確認して参考書等により予習し、講義終了時に指示する次回講義の予習を自宅学習とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 在庫管理手法の概要 在庫管理手法の基本的な手段として定期発注法の説明ができる。
2週 在庫管理手法 在庫管理手法の基本的な手段として定量発注法の説明ができる。
任意の需要データについて、より効果的な発注方法の選択方法について説明する事ができる
3週 表計算ソフトによる定期発注法・定量発注法のシミュレーション 需要データをモンテカルロ法により作成する事ができる。
需要データに定期発注法を適用して、在庫管理費用により評価することができる。
4週 表計算ソフトによる定期発注法・定量発注法のシミュレーション 需要データをモンテカルロ法により発生させ、定期発注法のシミュレーションを行い、在庫管理費用による経済性を評価することができる。
需要データをモンテカルロ法により発生させ、定量発注法のシミュレーションを行い、在庫管理費用による経済性を評価することができる。
5週 表計算ソフトによる待ち行列シミュレーションの概要   単一窓口の待ち行列についての概要と解法を説明する事ができる。
6週 表計算ソフトによる待ち行列シミュレーションの概要   複数窓口の待ち行列についての概要と解法を説明する事ができる。
7週 シミュレーションによる検討結果の発表 シミュレーションによる検討結果を発表する事ができる。
8週 シミュレーションによる検討結果の発表 シミュレーションによる検討結果を発表する事ができる。
4thQ
9週 表計算ソフトによる待ち行列シミュレーションの実践  単一窓口について、到着時間間隔とサービス時間のデータを乱数で発生させて、シミュレーションを行うことができる。
10週 表計算ソフトによる待ち行列シミュレーションの実践  複数窓口について、到着時間間隔とサービス時間のデータを乱数で発生させて、シミュレーションを行うことができる。
11週 在庫管理シュミレーションを行った結果と考察の発表 個々に検討した最適発注法について結果の考察を行い、聞き手に対してプレゼンテーションを行い論理的に説明をする事ができる。
12週 在庫管理シュミレーションを行った結果と考察の発表 個々に検討した最適発注法について結果の考察を行い、聞き手に対してプレゼンテーションを行い論理的に説明をする事ができる。
13週 在庫管理シュミレーションを行った結果と考察の発表 個々に検討した最適発注法について結果の考察を行い、聞き手に対してプレゼンテーションを行い論理的に説明をする事ができる。
14週 シミュレーションによる検討結果の発表 シミュレーションによる検討結果を発表する事ができる。
15週 シミュレーションによる検討結果の発表 シミュレーションによる検討結果を発表する事ができる。
16週 答案返却・解説

評価割合

試験発表レポート・課題態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合010700020100
基礎的能力010700020100
専門的能力0000000
分野横断的能力000000