社会基盤論

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 社会基盤論
科目番号 19専16023 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海事システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 宮本憲一『社会資本論』有斐閣 他
担当教員 風呂本 武典

到達目標

1)社会資本について理解する。
2)産業立地が地域経済に及ぼす影響について多面的に分析できる視座を養い論じることができるようになる。
3)それらについて4000字程度のレポートにして提出。






ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1社会資本整備と独占資本主義を理解する 社会資本整備における公共性の二面性を理解する 社会資本を説明できない
評価項目2大崎上島などの過疎地や離島の振興について論じることができる 離島や過疎の問題について説明できる 離島や過疎の問題について説明できない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会資本整備と企業立地の関係を資本主義生産システムのしくみから明らかにする。公共財とは何かということを理解する。条件不利地域の振興について考察する






授業の進め方・方法:
テキストは用いるがゼミ形式で討論を行うことで理解を深めたい。指定文献以外にも積極的に参考文献を読了し、知見を広めること。











注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 立地論の基本 生産と立地、商圏について理解する
流通システムと物流ネットワークの構築を理解する
2週 立地論の基本 同上
3週 立地論の基本 同上
4週 社会資本論 社会資本論の発展 インフラストラクチャーとは何かを理解する
社会的一般労働手段と社会的共同消費手段について理解する
社会資本論の各論を知る。
5週 社会資本論 社会資本論の発展 同上
6週 社会資本論 社会資本論の発展 同上
7週 公共性とは 生産基盤と生活基盤の違い、公共性の持つ二面性を理解する
社会資本整備が独占資本の強蓄積に利用される構造を知る
地域資源の収奪構造を理解する
8週 公共性とは 同上
4thQ
9週 公共性とは 同上
10週 環境経済論 公害問題について知る
無駄な公共事業による開発のゆがみ、企業誘致と自治体の問題、外来型開発の構造を理解する
11週 環境経済論 同上
12週 環境経済論 同上
13週 地域の自立 持続的社会について知る。
内発的発展による地域振興の在り方について考察する。
地域綬民自身の手による地域経営について理解する
14週 地域の自立 同上
15週 地域の自立 同上
16週 レポート作成期末試験

条件不利地域の地域振興策についてのレポートを作成提出する

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力000005050
専門的能力000005050
分野横断的能力0000000