知的財産マネジメント論

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 知的財産マネジメント論
科目番号 702003 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海事システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ポケット六法
担当教員 金子 春生

到達目標

(1)法解釈の基礎力をつける。
(2)日本の裁判制度を理解し、判決を読む力をつける。
(3)公法に関する実際の判決を正確に読めるようになる。
(4)民事法に関する実際の判決を正確に読めるようになる。
(5)刑事法に関する実際の判決を正確に読めるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1法の適用過程における法の解釈についてその概要を説明できる。法の解釈の種類と方法を列挙し説明できる。法の解釈の種類と方法を列挙しできない。
評価項目2日本の裁判制度の概要について説明できる。刑事・民事訴訟の峻別、三審制を理解し説明できる。最高裁判所、高等裁判所、地方裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所の審級関係を理解していない。
評価項目3公法に関する実際の判決を正確に読める。事実関係、原告・被告(被告人)の主張、裁判所の判断をきちんと分けて読める。判例・裁判例をまとめたものは読めるが、判決の原文を正確に読むことができない。
評価項目4民事法に関する実際の判決を正確に読める。民事法に関する実際の判決を正確に読める。判例・裁判例をまとめたものは読めるが、判決の原文を正確に読むことができない。
評価項目5刑事法に関する実際の判決を正確に読める。事実関係、原告・被告人の主張、裁判所の判断をきちんと分けて読める。判例・裁判例をまとめたものは読めるが、判決の原文を正確に読むことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
法的素養の習得を目指す。具体的はわが国の法、その基礎を確認し、重要判例の検討を通じて目的を達成したい。こうした学習を通して、身の回りの社会における問題点を発見する能力や、論理的な発表能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
法的素養の習得を目指す。具体的はわが国の法、その基礎を確認し、重要判例の検討を通じて目的を達成したい。こうした学習を通して、身の回りの社会における問題点を発見する能力や、論理的な発表能力を身に付ける。
注意点:
(1)六法を必ず持ってきて、実際に条文を読む癖をつけましょう。法律独特の言い回しに慣れましょう。
(2) 課題レポートを提出すること。
(3)最低一回(できれば2回)は報告してもらいます。
(4) 学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 司法・裁判とは 裁判所に属する司法権とは何か。裁判とはいかなるものかを説明できる。
2週 憲法 基本的人権・統治機構について説明できる。
3週 民法 財産法・家族法の基本的な事項が説明できる。
4週 刑法 どのように犯罪が成立するかを説明できる。
5週 商法 会社法を中心に株式・株式会社・取締役等の基本知識を説明できる。
6週 民事訴訟法 民事訴訟の手続の概略を説明できる。
7週 刑事訴訟法 刑事訴訟の手続の概略を説明できる。
8週 1.事案確認 判例を分析するうえで必要な知識を確認する。
2ndQ
9週 1.判例報告 確認した知識をもとに判例報告を行い、自らの考えを示す。
10週 2.事案確認 判例を分析するうえで必要な知識を確認する。
11週 2.判例報告 確認した知識をもとに判例報告を行い、自らの考えを示す。
12週 3.事案確認 判例を分析するうえで必要な知識を確認する。
13週 3.判例報告 確認した知識をもとに判例報告を行い、自らの考えを示す。
14週 4.事案確認 判例を分析するうえで必要な知識を確認する。
15週 4.判例報告 確認した知識をもとに判例報告を行い、自らの考えを示す。
16週 レポートの講評 提出されたレポートについて、講評する。

評価割合

試験小テストレポート・課題発表成果品・実技その他合計
総合評価割合00505000100
基礎的能力0000000
専門的能力00505000100
分野横断的能力0000000