到達目標
(1)法解釈の基礎力をつける。
(2)日本の裁判制度を理解し、判決を読む力をつける。
(3)公法に関する実際の判決を正確に読めるようになる。
(4)民事法に関する実際の判決を正確に読めるようになる。
(5)刑事法に関する実際の判決を正確に読めるようになる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 法の適用過程における法の解釈についてその概要を説明できる。 | 法の解釈の種類と方法を列挙し説明できる。 | 法の解釈の種類と方法を列挙しできない。 |
評価項目2 | 日本の裁判制度の概要について説明できる。 | 刑事・民事訴訟の峻別、三審制を理解し説明できる。 | 最高裁判所、高等裁判所、地方裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所の審級関係を理解していない。 |
評価項目3 | 公法に関する実際の判決を正確に読める。 | 事実関係、原告・被告(被告人)の主張、裁判所の判断をきちんと分けて読める。 | 判例・裁判例をまとめたものは読めるが、判決の原文を正確に読むことができない。 |
評価項目4 | 民事法に関する実際の判決を正確に読める。 | 民事法に関する実際の判決を正確に読める。 | 判例・裁判例をまとめたものは読めるが、判決の原文を正確に読むことができない。 |
評価項目5 | 刑事法に関する実際の判決を正確に読める。 | 事実関係、原告・被告人の主張、裁判所の判断をきちんと分けて読める。 | 判例・裁判例をまとめたものは読めるが、判決の原文を正確に読むことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
法的素養の習得を目指す。具体的はわが国の法、その基礎を確認し、重要判例の検討を通じて目的を達成したい。こうした学習を通して、身の回りの社会における問題点を発見する能力や、論理的な発表能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
法的素養の習得を目指す。具体的はわが国の法、その基礎を確認し、重要判例の検討を通じて目的を達成したい。こうした学習を通して、身の回りの社会における問題点を発見する能力や、論理的な発表能力を身に付ける。
注意点:
(1)六法を必ず持ってきて、実際に条文を読む癖をつけましょう。法律独特の言い回しに慣れましょう。
(2) 課題レポートを提出すること。
(3)最低一回(できれば2回)は報告してもらいます。
(4) 学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
司法・裁判とは |
裁判所に属する司法権とは何か。裁判とはいかなるものかを説明できる。
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2週 |
憲法 |
基本的人権・統治機構について説明できる。
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3週 |
民法 |
財産法・家族法の基本的な事項が説明できる。
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4週 |
刑法 |
どのように犯罪が成立するかを説明できる。
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5週 |
商法 |
会社法を中心に株式・株式会社・取締役等の基本知識を説明できる。
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6週 |
民事訴訟法 |
民事訴訟の手続の概略を説明できる。
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7週 |
刑事訴訟法 |
刑事訴訟の手続の概略を説明できる。
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8週 |
1.事案確認 |
判例を分析するうえで必要な知識を確認する。
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2ndQ |
9週 |
1.判例報告 |
確認した知識をもとに判例報告を行い、自らの考えを示す。
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10週 |
2.事案確認 |
判例を分析するうえで必要な知識を確認する。
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11週 |
2.判例報告 |
確認した知識をもとに判例報告を行い、自らの考えを示す。
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12週 |
3.事案確認 |
判例を分析するうえで必要な知識を確認する。
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13週 |
3.判例報告 |
確認した知識をもとに判例報告を行い、自らの考えを示す。
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14週 |
4.事案確認 |
判例を分析するうえで必要な知識を確認する。
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15週 |
4.判例報告 |
確認した知識をもとに判例報告を行い、自らの考えを示す。
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16週 |
レポートの講評 |
提出されたレポートについて、講評する。
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評価割合
| 試験 | 小テスト | レポート・課題 | 発表 | 成果品・実技 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 50 | 50 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 50 | 50 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |