到達目標
(1)安定かつ燃料消費量の少ない燃焼状態の条件とその方策(スワール強化等)を理解できる.
(2)燃料噴霧と出力,燃料消費率,有害ガス発生の関係を理解できる.
(3)有害ガスを発生する燃焼状態,燃焼環境を把握し,その回避方策を理解できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 拡散燃焼の現象と熱効率向上の手法を理解できる | 拡散燃焼における火炎形成の現象を説明できる | 同現象を説明できない |
評価項目2 | 予混合燃焼の現象と熱効率向上の手法を理解できる | 予混合燃焼における火炎形成の現象を説明できる | 同現象を説明できない |
評価項目3 | 燃料噴射が拡散燃焼の及ぼす影響を理解できる | 噴霧粒形と燃焼の関係を理解し,噴霧圧力,噴霧時間等の制御方法を把握できている | 把握できていない |
評価項目4 | 有害排気ガスの発生メカニズムとその回避方策(本科より詳しい)を理解できる | 有害排気物の発生メカニズムと排気対策を説明できる | 同現象と対策を説明できない |
評価項目5 | 燃焼改善のアイデアを考えられる | 燃焼室内のガス流動強化等のアイデアを創出できる | 創出できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
(1)燃焼室,燃焼器の基本構造や作動について学ぶ.
(2)予混合火炎,拡散火炎の生成,異常燃焼について,本科の内容に対し,より詳細なぶぶんを学ぶ.
(3)燃焼において生じる有害排気ガスの生成過程をより深く学び,その対策を考える.
(4)燃焼に関する分野に精通し,研究状況や技術動向を把握し,自ら研究できる能力を養う.
授業の進め方・方法:
(1)スライドと黒板を併用し、アニメーション等わかりやすい解説を加える.
(2)特に難しい部分は演習を交え.理解を深める.
(3)燃焼を物理的側面と,化学的側面双方から捉え,最適燃焼状態を理解する.
注意点:
(1)予混合燃焼と拡散燃焼を充分理解できるようにする.
(2)ノック等,まだ未知の部分があることを理解しながら,新しい燃焼方式のアイディアを創出できるようになる.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
1.燃焼過程 |
1-(1)予混合燃焼の定義とその過程 1-(2)拡散燃焼の定義とその過程
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2週 |
1.燃焼過程 |
1-(3)燃焼速度 1-(4)燃焼計算
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3週 |
1.燃焼過程 |
1-(5)燃焼反応に影響するその他の要因
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4週 |
2.火炎の特性 |
2-(1)予混合火炎の特性 2-(2)拡散火炎の特性
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5週 |
2.火炎の特性 |
2-(3)燃焼室内のガス流動が火炎に及ぼす影響
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6週 |
2.火炎の特性 |
2-(4)ノッキング 2-(5)デトネーション
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7週 |
2.火炎の特性 |
2-(6)異常燃焼のメカニズムと最新の回避方策
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8週 |
3.燃焼による有害ガスの発生
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3-(1)燃焼過程における有害排気ガスの発生メカニズム
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4thQ |
9週 |
3.燃焼による有害ガスの発生
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3-(2)有害排気ガスが発生しやすい燃焼状態
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10週 |
3.燃焼による有害ガスの発生
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3-(3)有害廃棄物発生の燃焼反応による回避方策
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11週 |
4.燃焼改善のアイデア |
4-(1)燃焼室内のガス流動による燃焼改善のアイデア
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12週 |
4.燃焼改善のアイデア |
4-(2)噴霧による燃焼改善のアイデア
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13週 |
4.燃焼改善のアイデア |
4-(3)新燃料による燃焼改善のアイデア
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14週 |
前期期末試験 |
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15週 |
回答返却・解説 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 45 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 55 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |