生命環境科学

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 生命環境科学
科目番号 702002 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海事システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:特に指定しません。 参考書:Essential細胞生物学(南江堂)他、必要に応じて授業で紹介します。
担当教員 大沼 みお

到達目標

(1) 生物科学の基礎的知識を持ち、生命現象を科学的に説明することができる。
(2) 現代における医療、環境、食料などの問題を理解でき、適切な判断を行うことができる。
(3)医療、環境、食料などの問題に対する各自の判断を、生物化学の基礎的知識に基づいて論理的に説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 生物科学の基礎的知識生物科学の基礎的知識を持ち、生命現象を科学的に説明することができる。生物科学の基礎的知識を持ち、生命現象の科学的な説明が理解できる。生物科学の基礎的知識が足りず、生命現象の科学的な説明が理解できない。
評価項目2 現代医療、環境、食料などへの問題意識新聞などで報じられる医療、環境、食料などの問題を理解でき、適切な判断を行うことができる。新聞などで報じられる医療、環境、食料などの問題を理解できる。新聞などで報じられる医療、環境、食料などの問題を理解できない。
評価項目3 科学的な説明能力医療、環境、食料などの問題に対する各自の意見を、生物化学の基礎的知識に基づいて論理的に説明することができる。医療、環境、食料などの問題に対して各自の意見を持つことができる。医療、環境、食料などの問題に対して、適切に判断できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
(1) 大学一般教養程度の生物科学の基礎的知識を学びます。
(2) バイオテクノロジー、遺伝子組換え食品、遺伝子診断、環境問題等について解説し、暮らしの中の生物学的な諸問題を正確に理解し、適切な判断を行うための素養を養成します。
授業の進め方・方法:
パワーポイント、配付プリント等により講義を進めます。
注意点:
1. 新聞記事等の生物、環境関連の話題に強い関心をもつこと。
2. 課題レポートは、必ず提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1.生物の特徴 1-(1) 地球上の生物の多様性について理解している。
1-(2) 生物の共通性と進化の関係について理解している。
2週 1.生物の特徴 1-(3) 生物に共通する性質について理解している。
1-(4) 細胞の化学成分と生命活動のためのエネルギーがどのようなものかを理解している。
3週 2.細胞の構造 2-(1) 原核生物と真核生物の違いを理解している。
2-(2) 原核生物の細胞の構造と機能を理解している。
2-(3) 真核生物の細胞の構造と機能を理解している。
4週 2.細胞の構造 2-(4) 細胞小器官が、それぞれどのような働きをしているか理解している。
5週 2.細胞の構造 2-(5) 呼吸と光合成の化学反応の概要を理解している。
6週 3.細胞の増殖 3-(1) 細胞が同じタイプの細胞をどのように増やすか理解している。
7週 3.細胞の増殖 3-(2) 生殖の種類と特徴を理解している。
3-(3) 生殖細胞がどのようにできるかを理解している。
3-(4) 有性生殖によって遺伝子に多様性が生まれることを理解している。
8週 4.遺伝 4-(1) 遺伝子の本体がDNAであることを理解している。
4thQ
9週 4.遺伝 4-(2) 細胞が分裂する際にどのようにDNAが複製、分配されるかについて理解している。
10週 4.遺伝 4-(3) 遺伝情報がどのように生物を特徴づけるか理解している。
11週 4.遺伝 4-(4) タンパク質の合成過程を理解している。
12週 5.バイオテクノロジー 5-(1) 細菌や動植物を用いたバイオテクノロジーにはどのようなものがあるか、どんなことに利用されているかを理解している。
13週 6.暮らしの中のバイオサイエンス 6-(1) 遺伝子診断や遺伝子組換え食品、環境問題など、生物の関わる問題を理解し、自分の意見を論理的に説明することができる。
14週 6.暮らしの中のバイオサイエンス 6-(1) 遺伝子診断や遺伝子組換え食品、環境問題など、生物の関わる問題を理解し、自分の意見を論理的に説明することができる。
15週 6.暮らしの中のバイオサイエンス 6-(1) 遺伝子診断や遺伝子組換え食品、環境問題など、生物の関わる問題を理解し、自分の意見を論理的に説明することができる。
16週 6.暮らしの中のバイオサイエンス 6-(1) 遺伝子診断や遺伝子組換え食品、環境問題など、生物の関わる問題を理解し、自分の意見を論理的に説明することができる。

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
分野横断的能力500000050