機械力学

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 機械力学
科目番号 0004 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 青木 繁著「機械力学」(コロナ社)
担当教員 尾川 茂

到達目標

1.ニュートンの運動の法則に基づいた振動系の運動方程式(微分方程式)の意味が理解できる.
2.1自由度線形系の振動(回転系を含む)の基礎的な問題が解ける.
3.振動計など,1自由度振動系の簡単な応用が理解できる.
4.2自由度線形系(連成振動)の運動方程式が理解できる.
5.2自由度線形系の基本的な問題が解ける.
6.防振技術など,2自由度振動系の簡単な応用が理解できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ニュートンの運動の法則に基づいた振動系の運動方程式(微分方程式)の意味がより良く理解できる.ニュートンの運動の法則に基づいた振動系の運動方程式(微分方程式)の意味が理解できる.ニュートンの運動の法則に基づいた振動系の運動方程式(微分方程式)の意味が理解できない.
評価項目21自由度線形系の振動(回転系を含む)の基礎的な問題が適切に解ける.1自由度線形系の振動(回転系を含む)の基礎的な問題が解ける.1自由度線形系の振動(回転系を含む)の基礎的な問題が解けない.
評価項目3振動計など,1自由度振動系の簡単な応用がより良く理解できる.振動計など,1自由度振動系の簡単な応用が理解できる.振動計など,1自由度振動系の簡単な応用が理解できない.
評価項目42自由度線形系(連成振動)の運動方程式がより良く理解できる.2自由度線形系(連成振動)の運動方程式が理解できる.2自由度線形系(連成振動)の運動方程式が理解できない.
評価項目52自由度線形系の基本的な問題がより良く解ける.2自由度線形系の基本的な問題が解ける.2自由度線形系の基本的な問題が解けない.
評価項目6防振技術など,2自由度振動系の簡単な応用がより良く理解できる.防振技術など,2自由度振動系の簡単な応用が理解できる.防振技術など,2自由度振動系の簡単な応用が理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械力学は機械に関連した動力学の問題,すなわち振動,衝撃,安定性などについて学習する学問で,機械の運転に対する障害および機械が環境に与える害をいかに除くか,また動力学の問題をいかに利用するかなど,機械の設計に際して重要な役割を果たしている.このため,振動についての基本的な事項および代表的な機械の動特性について学習する.本授業は就職および進学の両方に関連する
授業の進め方・方法:
講義を基本とし,適宜課題レポートを課す.レポートによる課題を課すとともにプレゼンテーションを義務付け,提出物の評価およびプレゼンテーションの内容によって学習状況を確認する。
注意点:
質問等は,授業後も積極的に利用してください.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 振動の基礎知識とモデル化 ニュートンの運動の法則に基づいた振動系の運動方程式(微分方程式)の意味が理解できる.
2週 1自由度線形系の振動 1自由度線形系の振動(回転系を含む)の基礎的な問題が解ける.
3週 1自由度線形系の振動 1自由度線形系の振動(回転系を含む)の基礎的な問題が解ける.
4週 1自由度線形系の振動 振動計など,1自由度振動系の簡単な応用が理解できる.
5週 1自由度回転系の振動 振動計など,1自由度振動系の簡単な応用が理解できる.
6週 1自由度回転系の振動 振動計など,1自由度振動系の簡単な応用が理解できる.
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明
2ndQ
9週 2自由度線形系の振動 2自由度線形系(連成振動)の運動方程式が理解できる.
10週 2自由度線形系の振動 2自由度線形系(連成振動)の運動方程式が理解できる.
11週 2自由度線形系の振動 2自由度線形系の基本的な問題が解ける.
12週 2自由度線形系の振動 2自由度線形系の基本的な問題が解ける.
13週 振動防止 防振技術など,2自由度振動系の簡単な応用が理解できる.
14週 振動防止 防振技術など,2自由度振動系の簡単な応用が理解できる.
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学振動の種類および調和振動を説明できる。4
不減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。4
減衰系の自由振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。4
調和外力による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。4
調和変位による減衰系の強制振動を運動方程式で表し、系の運動を説明できる。4

評価割合

定期試験演習問題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000