基礎数学B

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 基礎数学B
科目番号 0008 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新井一道 他著「新基礎数学」(大日本図書)
担当教員 影山 優

到達目標

1.座標平面における点と直線,2直線の関係を理解し,問題が解ける。
2.2次曲線の問題が解ける。不等式の表す領域が図示できる。
3.場合の数が計算できる
4.数列の一般項,和が計算できる。およびそれらに関係することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1座標平面における点と直線,2直線の関係を理解し,問題を解くことが適切にできる座標平面における点と直線,2直線の関係を理解し,問題を解くことができる座標平面における点と直線,2直線の関係を理解せず,問題を解くことができない
評価項目22次曲線,不等式の問題が適切に解ける2次曲線,不等式の問題が解ける2次曲線,不等式の問題が解けない
評価項目3数列,場合の数の問題を適切に解ける数列,場合の数の問題が解ける数列,場合の数の問題が解けない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
中学校で学んだ数学に続いて平面図形(直線や2次曲線)の方程式を学ぶ。後期には場合の数,数列に関することなどを学ぶ。就職・進学に必ず必要となる基礎学力を身につける。
授業の進め方・方法:
講義および演習を基本とする。適宜,小テストや課題レポートを課す。
注意点:
これから学んでいく数学および工学の基礎なので,分からないところを残しておくと進級してから大変苦労します。答えが正しいというだけでは駄目で,答えを出すまでを正しく記述することが大切です。授業をしっかり聞き,「なぜこうなるか」を自分の頭で考え,自分で問題を解くようにしましょう。わからない場合は積極的に質問してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 点と直線 2点間の距離
2週 直線の方程式 直線の方程式
3週 直線の方程式 直線の方程式
4週 2直線の関係 2直線の関係
5週 2直線の関係 2直線の関係
6週
7週 中間試験
8週 楕円
2ndQ
9週 双曲線 双曲線
10週 放物線 放物線
11週 2次曲線と直線 2次曲線と直線の関係
12週 2次曲線と直線 2次曲線と直線の関係
13週 不等式と領域 不等式が表す領域
14週 不等式と領域 不等式が表す領域
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明
後期
3rdQ
1週 場合の数 積の法則,和の法則
2週 順列 順列
3週 組み合わせ 組み合わせ
4週 いろいろな順列 いろいろな順列
5週 いろいろな順列 いろいろな順列
6週 二項定理 二項定理
7週 二項定理 二項定理
8週 中間試験
4thQ
9週 数列・等差数列 数列・等差数列
10週 等比数列 等比数列
11週 数列の和 数列の和
12週 数列の和 数列の和
13週 漸化式と数学的帰納法 漸化式と数学的帰納法
14週 漸化式と数学的帰納法 漸化式と数学的帰納法
15週 学年末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学2点間の距離を求めることができる。2前1
内分点の座標を求めることができる。2前1
通る点や傾きから直線の方程式を求めることができる。2前2
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。2前2,前4
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。2前6
積の法則と和の法則を利用して、簡単な事象の場合の数を数えることができる。2後1
簡単な場合について、順列と組合せの計算ができる。2後2,後3
等差数列・等比数列の一般項やその和を求めることができる。2後9,後10
総和記号を用いた簡単な数列の和を求めることができる。2後11
不定形を含むいろいろな数列の極限を求めることができる。2後13
無限等比級数等の簡単な級数の収束・発散を調べ、その和を求めることができる。2後13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合800010100100
基礎的能力800010100100
専門的能力0000000