メカトロニクスⅡ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 メカトロニクスⅡ
科目番号 0011 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 川村貞夫編著 「応用センサ工学」(コロナ社)、及び、自作電子化資料
担当教員 山田 宏

到達目標

1.nmスケール領域における科学技術を、体系的に説明できる。
2.微小マシン(MEMS)技術の原理や特長、デバイスプロセスを説明できる。
3.安全・環境に関わるナノリスクと、その主な対応策を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1nmスケール領域における科学技術を、体系的に適切に説明できる。nmスケール領域における科学技術を、体系的に説明できる。nmスケール領域における科学技術を、体系的に説明できない。
評価項目2微小マシン(MEMS)技術の原理や特長、デバイスプロセスを適切に説明できる。微小マシン(MEMS)技術の原理や特長、デバイスプロセスを説明できる。微小マシン(MEMS)技術の原理や特長、デバイスプロセスを説明できない。
評価項目3安全・環境に関わるナノリスクと、その主な対応策を適切に説明できる。安全・環境に関わるナノリスクと、その主な対応策を説明できる。安全・環境に関わるナノリスクと、その主な対応策を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ナノテクノロジーに秘められた基本的原理の理解に主眼を置いて学修し、今後の新たな技術開発を主導して行く基礎的応用能力を養うことを目的とする。
本校の教育基盤である「全科目ESD(持続発展教育)」による素養を基に、技術者として実践できる視野を身に付けさせる。
授業の進め方・方法:
授業では、主要なナノテクノロジーを詳細に講義するが、特に機械・電気工学の融合領域に相当する微小マシン(MEMS)関連技術に重点を置くと共に、ナノリスクと称される、nmスケールでの安全環境確保の知識等についても講義する。
プロジェクターを用いて、内容の視覚的な理解が進むように講義する。
注意点:
担当教員が本務として来た化学物理・ナノデバイス・プロセスの研究開発実用化事例を教材にした、実学も取り入れて講義します。
また、担当教員が連続応募・採択され続けて来た「大学等連携支援事業(先端工学技術開発を志向した高度人材育成支援事業)」の一環としての「先端工学(修養)特講」(専攻科生等聴講可)を併行開講させますので、高エネ研(KEK)教職員(KEK担当者代表 山野井 豊)が、招聘講師として最先端工学を教授する予定です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ナノテクノロジーの概要
ナノテクノロジーの全体概要と概説(実物のMEMSウェハ観照等)
2週 ナノテクノロジーの概要
ナノテクノロジーの全体概要と概説
3週 ナノテクノロジーの概要
ナノテクノロジーの全体概要と概説
4週 ナノ物質
ナノ物質の詳解
5週 ナノ構造技術
ナノ構造技術の詳解
6週 ナノテクノロジー応用
ナノテク応用の概要
7週 中間試験
8週 中間試験解答説明と補講
2ndQ
9週 先端工学特講Ⅱ-1「ミュオン(池戸 豊)」
KEK教職員によるESDを見据えた先端工学の詳解
10週 先端工学特講Ⅱ-2「加速器の原理と歴史(高山 健)」
KEK教職員によるESDを見据えた先端工学の詳解
11週 先端工学特講Ⅱ-3「測定器(藤田 陽一)」
KEK教職員によるESDを見据えた先端工学の詳解
12週 先端工学特講Ⅱ-4「宇宙の謎に挑む先端加速器計画ILC(宮原 正信)」
KEK教職員によるESDを見据えた先端工学の詳解
13週 ナノテクノロジー応用
ナノテク応用の詳解
14週 ナノテクノロジー応用
ナノテク応用の総括
期末試験
15週 期末試験解答説明と補講
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合350001550100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力350001550100