科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 歴史
科目番号 0017 科目区分 一般 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 伊藤純郎ほか「高等学校日本史B」(清水書院)
担当教員 宇根 俊範

到達目標

・日本の国家の形成過程を把握する
・日本が中国律令国家をモデルにして発展していく過程を把握する
・日本の古代の生活・文化の特徴を把握する
・貴族の時代から武士の時代への変遷を理解する
・日本中世の生活・文化の特徴を把握する
・戦国時代から天下統一の過程を把握する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本の古代の生活・文化の特徴を詳細に把握することができる日本の古代の生活・文化の特徴を把握することができる日本の古代の生活・文化の特徴を把握することができない
評価項目2貴族の時代から武士の時代への変遷を詳細に理解することができる貴族の時代から武士の時代への変遷を理解することができる貴族の時代から武士の時代への変遷を理解することができない
評価項目3戦国時代から天下統一の過程を詳細に把握することができる戦国時代から天下統一の過程を把握することができる戦国時代から天下統一の過程を把握することができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本古代から中世の歴史を政治・社会・文化の面に力点をおきながら学習する。また、現代にも通じる問題については教科書にとらわれることなく、より詳しく論じる。具体的には日本人の宗教観・夫婦別姓の問題・日本文化の特徴などを取り上げる
授業の進め方・方法:
講義中心。参考にビデオ視聴する。
注意点:
日頃から本や新聞などを読んで、社会問題・時事問題に興味をもつようにしてください。「歴史」は暗記科目ではありません。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 呉の歴史(戦艦大和)
地元呉に関る歴史について学ぶ
2週 原始社会の文化
縄文・弥生時代の生活やその特徴について知る
3週 小国家の形成・連合
東アジアの中で日本に小国家が成立していく過程を理解する
4週 日本神話
日本の紀元について辛酉革命を理解する
5週 大和政権
氏・姓について理解する
6週 古墳文化
古墳の構造や被葬者と古墳名との関係について理解する
7週 中間試験
8週 聖徳太子の政治
聖徳太子の政治が何を目指したものか把握する
2ndQ
9週 飛鳥文化
飛鳥文化の作品などを通じてその特徴を理解する
10週 法隆寺の建築様式
法隆寺の建築様式を理解し、併せて木造建築の技術を知る
11週 律令国家(1)
日本の律令国家を中国のそれと比較して、日本的な特徴を理解する
12週 律令国家(2)
日本の律令国家を中国のそれと比較して、日本的な特徴を理解する
13週 奈良時代の政治
奈良時代の政治を概観して藤原氏が台頭する過程を知る
14週 平安時代の政治
藤原氏の摂関政治の特徴を理解する
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明
後期
3rdQ
1週 天平文化
天平文化の特徴について理解する
2週 平安時代の文化
国風文化の特徴について理解する
3週 平氏政権
平氏政権が短命に終わった理由について理解する
4週 源平争乱
源平争乱の過程を知る
5週 鎌倉幕府
鎌倉幕府の統治組織・御家人制の特徴について知る
6週 鎌倉時代の文化
鎌倉文化の特徴について理解する
7週 鎌倉新仏教
鎌倉新仏教のそれぞれの特徴について把握する
8週 中間試験
4thQ
9週 室町幕府
室町幕府の統治組織の特徴について知る
10週 室町文化
能楽・狂言・茶道などについて理解する
11週 戦国大名(1)
各地の戦国大名について学ぶ
12週 戦国大名(2)
毛利氏の発展過程を知る
13週 天下統一
 信長・秀吉・家康の天下統一事業の過程を理解する
14週 江戸幕府の成立
関ケ原の戦い、大坂の陣について、その意味を理解する
15週 学年末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。2前1
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。2前2
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。2前3
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。2前3
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。2前12,前14
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。2前3,後1,後2
公民諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。2
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合75200500100
基礎的能力75200500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000