機械要素設計

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機械要素設計
科目番号 0051 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 林 冨坂・平賀:「機械設計法」 (森北出版)
担当教員 上寺 哲也

到達目標

1.材料強度(引張応力,せん断応力)の計算が行えること.
2.寸法公差とはめあいの説明ができること.
3.ねじの設計計算が行えること.
4.キー,リベット継手,溶接継手の設計計算が行えること.
5.軸の設計計算が行えること.
6.軸継手の設計計算が行えること.
7.すべり軸受の設計計算が行えること.
8.ころがり軸受の設計計算が行えること.
9.円筒・みぞ付・円 すい摩擦車の設計に関する基本的な計算ができること.
10.歯車の種類および各種歯車の特徴lこついて説明できること.
11.平歯車のかみあい率,すべり 率に関する基本的な計算ができること.
12.平歯車の歯の曲げ強さ,面圧強さに関する基本的な計算ができること.
13.平ベルト伝動およぴVベルト伝動の設計に関する基本的な計算ができること.
14.ロープ伝動およびチェーン伝動の基本的事項について説明できること.
15.ブロックブレーキ,帯ブレーキの設計に関する基本的な計算ができること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1円筒・みぞ付・円 すい摩擦車の設計に関する基本的な計算が適切にできる円筒・みぞ付・円 すい摩擦車の設計に関する基本的な計算ができる円筒・みぞ付・円 すい摩擦車の設計に関する基本的な計算ができない
評価項目2歯車の種類および各種歯車の特徴lこついて適切に説明できる歯車の種類および各種歯車の特徴lこついて説明できる歯車の種類および各種歯車の特徴lこついて説明できない
評価項目3平ベルト伝動およぴVベルト伝動の設計に関する基本的な計算が適切にできる平ベルト伝動およぴVベルト伝動の設計に関する基本的な計算ができる平ベルト伝動およぴVベルト伝動の設計に関する基本的な計算ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
自動車・航空機などの複雑な機械も,例えば,ねじ,軸,軸受,歯車,ベルトぱね等の単純な機械要素で構成されており,各機械要素に定められた規格や設計法を理解することが必要である。本科目では,摩擦車,歯車,ベルトなどの伝導装置,ブレーキなどの制動装置を取り上げ,各機械要素の特徴や設計上の注意事項を学習する。
本授業は,就職,進学および資格取得に関連する。
授業の進め方・方法:
講義および演習を基本とする
注意点:
機械は各種機械要素の集合体であり,将来,開発・設計分野の業務に就く場合には必須となるので,熱意を持って学習に取り組んでもらいたい.
質問がある場合には,放課後やオフィスアワーを利用して積極的に質問に来ること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 緒論 1.機械要素の設計
2週 緒論 2.設計上の基本通則
3週 締結機械要素 3.ねじ
4週 締結機械要素
5週 締結機械要素 4.キー、コッタ、ピン
6週 締結機械要素 5.リベット継手、溶接継手
7週 中間試験
8週 答案返却・解答説明,軸および軸継手
2ndQ
9週 軸および軸継手 6.軸
10週 軸および軸継手 7.軸継手
11週 軸および軸継手 8.すべり軸受
12週 軸受および潤滑法 9.ころがり軸受
13週 軸受および潤滑法
14週 軸受および潤滑法
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明
後期
3rdQ
1週 摩擦伝導装置 1.摩擦伝導装置
円筒摩擦車,みぞ付摩擦車.円すい摩擦車
2週 摩擦伝導装置
3週 歯車 2.歯車
歯車の種類,各種歯車の特徴
歯形曲線,標準平歯車
標準平歯車のかみあい率,すべり率
歯の曲げ強さ,面圧強さ
4週 歯車
5週 歯車
6週 歯車
7週 前期中間試験
8週 答案返却・解答説明
4thQ
9週 歯車
10週 歯車
11週 巻掛伝導装置 3.巻掛伝導装置
ベルト伝動,ロープ伝導,チェーン伝導
12週 巻掛伝導装置
13週 ブレーキ 4.ブレーキ
ブロックブレーキ,帯ブレーキ
14週 ブレーキ
15週 期末試験
16週 答案返却・解答説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート・ノート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力055
専門的能力801595
分野横断的能力000