計測工学

Course Information

College Kure College Year 2017
Course Title 計測工学
Course Code 0053 Course Category Specialized / 選択必修
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department Mechanical Engineering Student Grade 4th
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 松代・吉田「計測工学(第2版)」(産業図書) 自作テキスト
Instructor Ogawa Shigeru

Course Objectives

1.次元と単位および測定方式について説明ができ,関連した計算ができること。
2.測定量の拡大・縮小・および質量・力などについて説明ができ,関連した計算ができること。
3.物理量を計測する各種計測機器の原理が理解でき,説明することができること。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1次元と単位および測定方式について説明ができ,計算が適切にできること。次元と単位および測定方式について説明ができ,計算ができること。次元と単位および測定方式について説明や計算ができない。
評価項目2測定量の拡大・縮小および質量・力などについて,説明と関連した計算が適切にできること。測定量の拡大・縮小および質量・力などについて,説明と関連した計算ができること。測定量の拡大・縮小および質量・力などについて,説明と関連した計算ができない。
評価項目3各計測器の原理について説明でき,関連した計算が適切にできること。各計測器の原理について説明でき,関連した計算ができること。各計測器の原理について説明できない。

Assigned Department Objectives

学習・教育到達度目標 本科の学習・教育目標 (HC) See Hide

Teaching Method

Outline:
機械工学の各分野では,必ず物量の計測を行わなければならない。得られた計測結果は,物づくりのためのデータとして反映されたり,新しい知見のデータとなる。
機械技術者として,数多くの計測方法を知ること,さらに対象物の最適な計測方法を選択し,正確に計測を行う能力を養うために,計測技術の一般的な知識を学習する。
本授業は,就職・進学に関連し,計測に関する基礎的事項を習得することを目的する。
Style:
講義および演習を基本とし,必要に応じてレポートを課す。
Notice:
授業内容に理解できない点があれば,授業中またはオフィースアワーを利用して個別に質問することが大切である。また,関連する分野と関連付けながら理解するように心がける。
計測工学とは,物の評価をする際に必要な学問である。本講義を通じて,測定対象に如何なる方法を適用すれば精度良く計測可能かを判断できる能力を養ってもらいたい。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 第1章 計測概論
1.1 次元と単位
次元と単位が理解でき,次元解析に関する計算ができる。
2nd 第1章 計測概論
1.2 測定の種類と測定方式
測定の種類と測定方式について,理解し説明ができる。
3rd 第1章 計測概論
1.3 測定量の表示
各測定器の表示の原理を理解し,目盛の読み取りについて説明できる。動特性に関する計算ができる。
4th 第1章 計測概論
1.4 測定の誤差
測定誤差とその種類を理解し,測定誤差の要因と対策について,説明できる。
5th 第1章 計測概論
1.5 測定精度とその表し方
測定精度について理解し,有効数字について説明できる。
最小二乗法が使える。
6th 第2章 測定量の拡大・縮小・変換
2.1 機械的拡大と縮小
てこと歯車,光てこの原理などが理解でき,それに関連した計算ができる。
7th 中間試験 測定の定義,次元解析,有効数字および最小二乗法などの考え方を理解し,関連した計算ができること.
8th 第2章 測定量の拡大・縮小・変換
2.2 機械量への変換
線変位と角変位について,理解すると共に関連した計算ができる。
2nd Quarter
9th 第2章 測定量の拡大・縮小・変換
2.3 電気的量のへの変換
特に電圧,電流の測定は精度がよく,迅速にかつ比較的簡便に行われることについて理解できる。
10th 第2章 測定量の拡大・縮小・変換
2.4 拡大,変換とフィードバック
拡大,変換とフィードバックについて説明ができる。
11th 第3章 長さ,角度,形状の計測
3.1 長さおよび角度の標準
長さおよび角度の標準について,説明ができる。
12th 第3章 長さ,角度,形状の計測
3.2 長さの測定および測定器
アッベの原理が説明でき,アッベの原理に従う計測器と従わない計測器が列挙できる。
13th 第3章 長さ,角度,形状の計測
3.3 
角度の測定及び測定器について説明できる。
14th 第3章 長さ,角度,形状の計測
3.4 面の測定
表面粗さについて理解し,関連した計算ができる。
15th 期末試験 測定の拡大・縮小に必要性とその原理が理解でき,関連した計算ができること。
16th 第4章 質量,力,動力の計測
4.1 質量,力の標準
質量,力の標準について理解し,説明できる。
2nd Semester
3rd Quarter
1st 第4章 質量,力,動力の計測
4.2 てんびんとはかり
二重秤量法について理解ができ,関連した計算ができる。
2nd 第4章 質量,力,動力の計測
4.3 力の大きさとの単位と測定
力の大きさの単位,測定について説明ができる。
3rd 第4章 質量,力,動力の計測
4.4 動力の計測
動力計の原理が理解でき,関連した計算ができる。
4th 第5章 時間,回転数,振動数の計測
5.1 時間の標準
時間の標準について説明できる。
5th 第5章 時間,回転数,振動数の計測
5.2 時計
 時計の種類と原理が説明できる。
6th 第5章 時間,回転数,振動数の計測
5.3 時間,回転数の計測
時間,回転数について,理解し説明できる。
7th 第5章 時間,回転数,振動数の計測
5.4 振動の計測
振動計の原理が理解でき,関連した計算ができる。
8th 中間試験 質量,力,動力の計測といった,機械の基本量について理解を深め,それに関連した計算ができること。
4th Quarter
9th 第6章 温度,湿度,熱量の計測
6.1 温度計測の基礎
温度という量の意味が理解でき,説明できる。
10th 第6章 温度,湿度,熱量の計測
6.2 実用温度計・正しい温度計測を行うための注意事項
実用温度計と正しい温度計測を行うための注意事項について,理解しポイントが説明できる。
11th 第6章 温度,湿度,熱量の計測
6.2 湿度と熱量の計測
湿度と熱量の計測について,その原理が説明できる。
12th 第7章 流量,体積,圧力,粘土の計測
7.1 流量の計測
流量の計測について,その原理が説明できる。
13th 第7章 流量,体積,圧力,粘土の計測
7.2 体積の計測
体積の計測について,その原理が説明できる。
14th 第7章 流量,体積,圧力,粘土の計測
7.3 圧力の測定
圧力の計測について,その原理が説明できる。
15th 第7章 流量,体積,圧力,粘土の計測
7.4 粘度の計測
粘土の計測について,その原理が説明できる。
16th 学年末試験
各計測器の原理を理解し,精度良く計測するための注意事項が説明できること。

Evaluation Method and Weight (%)

定期試験レポートTotal
Subtotal8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000