機械設計製図Ⅲ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機械設計製図Ⅲ
科目番号 0078 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 吉沢武男 編著「新編JIS機械製図」,栗山・新間 著「図解 Solid Works 実習」
担当教員 野村 高広,山田 祐士

到達目標

1.前期:3次元CADのスケッチ操作ができること.
2.前期:3次元CADの部品作成の操作ができること.
3.前期:3次元CADのアセンブリ(組み立て)操作ができること.
4.後期:手巻ウインチおよび渦巻ポンプの構造・設計方法を理解すること.
5.後期:三次元CADにより製図を完成させること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目13次元CADの基本操作がより良くできる3次元CADの基本操作ができる3次元CADの基本操作ができない
評価項目2手巻ウインチおよび渦巻ポンプの構造・設計方法を理解して適切な設計ができる. 手巻ウインチおよび渦巻ポンプの構造・設計方法を理解して設計ができる. 手巻ウインチおよび渦巻ポンプの構造・設計方法を理解できない.
評価項目33次元CADにより製作図を迅速かつ適切に作成ができる3次元CADにより製作図を適切に作成ができる3次元CADにより製作図を作成ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 前半は,2次元CADに代わり,3次元CADを使用して製図を進めていく.スケッチや部品モデルの作成,アセンブリ作成等の3次元CADに関する基礎的な事項について習得する.
 後半は,より実践的な設計課題として,手巻ウインチおよび渦巻ポンプを取り上げ,三次元CADにより部品図および組立図を作成する.
授業の進め方・方法:
最初に3次元CADを学習する。次に手巻ウインチおよび渦巻ポンプの構造・設計方法を解説し,三次元CADにより部品図および組立図を完成させる.
【新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります.】
注意点:
 前半のCAD製図については,SolidWorksという3次元CADの基本操作を習得する.後半の機械設計製図は,全てCADにより作成するので,必ず理解する必要がある.また,自動車メーカーや家電メーカーの多くが3次元CADを用いた製図を実施しているので,積極的に取り組んでもらいたい.
 後半の演習はこれまでの機械設計製図の集大成である.積極的に取り組んでもらいたい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 3D-CAD基本操作 3D-CADの基本操作を理解する
2週 3D-CAD基本操作 3D-CADの基本操作を理解する
3週 部品モデル作成 部品モデルを作成する
4週 部品モデル作成 部品モデルを作成する
5週 アセンブリ作成 アセンブリを作成する
6週 アセンブリ作成 アセンブリを作成する
7週 2次元図面作成 部品モデル及びアセンブリから2次元図面を作成する
8週 2次元図面作成 部品モデル及びアセンブリから2次元図面を作成する
2ndQ
9週 練習課題Ⅰの作成 課題を作成する
10週 練習課題Ⅰの作成 課題を作成する
11週 練習課題Ⅰの提出 課題を作成する
12週 練習課題Ⅱの作成 課題を作成する
13週 練習課題Ⅱの作成 課題を作成する
14週 練習課題Ⅱの作成 課題を作成する
15週 練習課題Ⅱの作成 課題を作成する
16週 練習課題Ⅱの提出 課題を作成する
後期
3rdQ
1週 手巻ウインチの概要説明 手巻ウインチの構造,各部の設計方法を理解する.
2週 手巻ウインチの概要説明 手巻ウインチの構造,各部の設計方法を理解する.
3週 設計方法の解説・設計 手巻ウインチの構造,各部の設計方法を理解する.
4週 設計方法の解説・設計 手巻ウインチの構造,各部の設計方法を理解する.
5週 設計方法の解説・設計 手巻ウインチの構造,各部の設計方法を理解する.
6週 三次元CADによる製図 三次元CADにより設計製図を完成させる.
7週 三次元CADによる製図 三次元CADにより設計製図を完成させる.
8週 三次元CADによる製図 三次元CADにより設計製図を完成させる.
4thQ
9週 渦巻ポンプの概要説明 渦巻ポンプの構造,各部の設計方法を理解する.
10週 渦巻ポンプの概要説明 渦巻ポンプの構造,各部の設計方法を理解する.
11週 設計方法の解説・設計 渦巻ポンプの構造,各部の設計方法を理解する.
12週 設計方法の解説・設計 渦巻ポンプの構造,各部の設計方法を理解する.
13週 設計方法の解説・設計 渦巻ポンプの構造,各部の設計方法を理解する.
14週 三次元CADによる製図 三次元CADにより設計製図を完成させる.
15週 三次元CADによる製図 三次元CADにより設計製図を完成させる.
16週 三次元CADによる製図 三次元CADにより設計製図を完成させる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4前1,前2
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4前3,前4
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。4後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

課題授業参画ポートフォリオその他その他その他合計
総合評価割合70300000100
基礎的能力0000000
専門的能力70300000100
分野横断的能力0000000