流体工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 流体工学Ⅰ
科目番号 0094 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 築地・他5名 著 「流体力学」 (実務教育出版),水力学演習書プロジェクト編 「詳解 水力学演習」(日新出版)
担当教員 野村 高広

到達目標

1.流体の基本的性質について説明することができ,関連した計算ができること.
2.静止流体の力学について説明することができ,関連した計算ができること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1流体の基本的性質について説明することができ,関連した応用計算ができること.流体の基本的性質について説明することができ,関連した計算ができること.流体の基本的性質について説明することができない.
評価項目2静止流体の力学について説明することができ,関連した応用計算ができること.静止流体の力学について説明することができ,関連した計算ができること.静止流体の力学について説明することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
最初に流体の基礎的な性質を学ぶ.そして流体が静止している場合の力学を学び,流体が動いている場合を取り上げて,流れの基礎的知識を習得する.さらに実際の管路において,流れの損失がどの程度のものであるかを調べる.また,流れの圧力,速度,流量などを測定する方法,種々の管について学ぶ.
授業の進め方・方法:
講義および演習を主体とする.
【新型コロナウイルスの影響により,オンラインにて授業を実施することがあります.】
【新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります.】
注意点:
質問などがあるときは,教員室に来ること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1章 流体の流れの特性 流体の定義と力学的な取り扱いかたを説明できる。
2週 1章 流体の流れの特性 流体の定義と力学的な取り扱いかたを説明できる。
3週 1章 流体の流れの特性 流体の性質を表す各種物理量の定義と単位を説明できる。
4週 1章 流体の流れの特性 圧縮性流体と非圧縮性流体の違いを説明できる。
5週 1章 流体の流れの特性 ニュートンの粘性法則、ニュートン流体、非ニュートン流体を説明できる。
6週 1章 流体の流れの特性 ニュートンの粘性法則、ニュートン流体、非ニュートン流体を説明できる。
7週 1章 流体の流れの特性 ニュートンの粘性法則、ニュートン流体、非ニュートン流体を説明できる。
8週 中間試験 流体の基本的性質について説明することができ,関連した計算ができる.
2ndQ
9週 2章 静止流体の力学 絶対圧力およびゲージ圧力を説明できる。
10週 2章 静止流体の力学 パスカルの原理を説明できる。
11週 2章 静止流体の力学 液柱計やマノメーターを用いて圧力を測定できる。
12週 2章 静止流体の力学 液柱計やマノメーターを用いて圧力を測定できる。
13週 2章 静止流体の力学 平面や曲面に作用する全圧力および圧力中心を計算できる。
14週 2章 静止流体の力学 平面や曲面に作用する全圧力および圧力中心を計算できる。
15週 2章 静止流体の力学 物体に作用する浮力を計算できる。
16週 期末試験 静止流体の力学について説明することができ,関連した計算ができる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野熱流体流体の定義と力学的な取り扱い方を理解し、適用できる。4前1,前2,前8
流体の性質を表す各種物理量の定義と単位を理解し、適用できる。4前3,前4,前8
ニュートンの粘性法則、ニュートン流体、非ニュートン流体を説明できる。4前5,前6,前7,前8
絶対圧力およびゲージ圧力を説明できる。4前9,前16
パスカルの原理を説明できる。4前10,前16
液柱計やマノメーターを用いた圧力計測について問題を解くことができる。4前11,前12,前16
平面や曲面に作用する全圧力および圧力中心を計算できる。4前13,前14,前16
物体に作用する浮力を計算できる。4前15,前16

評価割合

試験課題提出合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000