CAM/CAE

科目基礎情報

学校 呉工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 CAM/CAE
科目番号 0172 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 オリジナルの資料
担当教員 野波 諒太

到達目標

1.CAEを用いた解析が行えること.
2. CAE解析を使用して適切な製品設計が行えること.
3.3DCADデータからCAMデータを完成させる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1CAEによる構造解析を適切に設定し妥当な解析結果を出すことができる.CAEによる構造解析を設定し解析結果を出すことができる.CAEによる構造解析を設定できず解析結果を出すことができない.
評価項目2CAEによる構造解析の結果を用いて適切な製品設計を行うことができる.CAEによる構造解析の結果を用いて製品設計を行うことができる.CAEによる構造解析の結果を用いて製品設計を行うことができない.
評価項目3CADデータから適切なCAMデータを作成することができる.CADデータからCAMデータを作成することができる.CADデータからCAMデータを作成することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
近年,製造業の設計・開発においてもデジタル化が進んでおりCAEやCAMが積極的に利用されるようになってきている.そこで,本授業ではCAEとCAMの基礎的な使用方法とその応用方法について学ぶ.そのために,3DCADソフトを用いてCAE解析の方法とそれを用いた設計方法を習得し,さらにCAMデータを作成し実際に3軸マシンニングにより加工を行う.
授業の進め方・方法:
3DCADソフトを使用してCAE解析の方法について学ぶ,さらにCAE解析を用いて現行の製品をより良くするための設計を行う.
次に自作したCADデータを3軸マシンニングで実際に加工するためのCAMデータの作成方法について学ぶ.
新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性があります.】
注意点:
 CAM/CAEは製品の設計・開発の基礎的な内容を実践的に学ぶものである.企業においてCAM/CAEは常用的に使用されているためこの授業を通してしかっかりと知識と技術を習得し今後活かしてもらいたい.この授業では自身での作業が多くあるため不明な点は質問をする等積極的に取り組み知識と技術を習得して欲しい.ただし,新型コロナウイルスの影響により,授業内容を一部変更する可能性がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 CAE解析の基礎 CAE解析の基礎的な内容を理解する.
2週 CAE解析の基礎 CAE解析の基礎的な内容を理解する.
3週 CAE解析の実践 3DCADソフトを用いて解析を行い操作方法と解析結果の評価方法を理解する.
4週 CAE解析の実践 3DCADソフトを用いて解析を行い操作方法と解析結果の評価方法を理解する.
5週 CAE解析の実践 3DCADソフトを用いて解析を行い操作方法と解析結果の評価方法を理解する.
6週 CAE解析の実践 3DCADソフトを用いて解析を行い操作方法と解析結果の評価方法を理解する.
7週 CAE解析のを利用した設計 CAE解析を用いた製品設計の方法を理解する.
8週 CAE解析のを利用した設計 CAE解析を用いた製品設計の方法を理解する.
4thQ
9週 CAE解析のを利用した設計 CAE解析を用いた製品設計の方法を理解する.
10週 CAE解析のを利用した設計 CAE解析を用いた製品設計の方法を理解する.
11週 CAMデータの作成 3DCADのデータからCAMデータを作成する方法を理解する.
12週 CAMデータの作成 3DCADのデータからCAMデータを作成する方法を理解する.
13週 CAMデータの作成 3DCADのデータからCAMデータを作成する方法を理解する.
14週 CAMデータの作成 3DCADのデータからCAMデータを作成する方法を理解する.
15週 3軸マシニングによる加工 作成したCAMデータで3軸マシニングにより実際に加工を行う方法を理解する.
16週 3軸マシニングによる加工 作成したCAMデータで3軸マシニングにより実際に加工を行う方法を理解する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。5
機械設計許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。4
力学力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。3
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。3
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。3
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。3
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。2
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。4
荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。5
応力とひずみを説明できる。4
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。4
許容応力と安全率を説明できる。5
両端固定棒や組合せ棒などの不静定問題について、応力を計算できる。3

評価割合

演習課題態度合計
総合評価割合304030000100
基礎的能力0000000
専門的能力304030000100
分野横断的能力0000000