熱機関

1.エンジンの熱力学基本サイクルについて説明することができ、関連した計算ができること。
2.エンジンの出力、効率、燃焼について説明することができ、関連した計算ができること。
3.ガソリン、ディーゼルエンジンについて、出力性能、燃費性能、低公害性について説明数r事ができ、関連する計算ができること。

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	エンジンの熱力学的な効率について関連した応用計算ができる。	エンジンの熱力学的な効率について関連した基礎計算ができる。	エンジンの熱力学的な効率について一部の説明ができる。
評価項目2	出力、効率、燃料について説明でき、関連した応用計算ができる。	出力、効率、燃料について説明でき、関連した基礎計算ができる。	出力、効率、燃料について一部の説明ができる。
評価項目3	ガソリンとディーゼルエンジンについて説明ができ、関連した応用計算ができる。	ガソリンとディーゼルエンジンについて説明ができ、関連した基礎計算ができる。	ガソリンとディーゼルエンジンについて一部の説明ができる。

概要:

熱機関の基本サイクルとして、オットーサイクルやディーゼルサイクルの理論効率を理解するとともにエンジンの構造や機構についても学習し、エンジンに関する総合的な知見を習得する。

授業の進め方・方法:

講義、演習、レポートをもって進める。また、完成車メーカーの見学や講演を取り入れ、岐路に立つ内燃機関について現場の声を聴き、技術の在り方を考察する。

注意点:

メーカー見学はコロナ感染症の状況により適宜判断する。なお、見学が実現した場合は積極的に参画し、自ら考えて熱機関に関する知見を習得して欲しい。

アクティブラーニング	ICT 利用	遠隔授業対応	実務経験のある教員による授業

		週	授業内容	週ごとの到達目標
後期
	3rdQ
		1週	総論	エンジンの基本を理解する。
		2週	エンジンの熱力学Ⅰ	オットーサイクル、ディーゼルサイクルの熱効率計算、出力計算
		3週	エンジンの熱力学Ⅱ	サバテサイクルの熱効率計算、出力計算
		4週	エンジン性能の測定	トルク、熱効率、圧力測定
		5週	エンジンの高出力化	バルブタイミング、吸排気の利用方法
		6週	エンジンの熱効率向上	圧縮比の影響、稀薄燃焼の利用、EGRの利用
		7週	燃料	石油系燃料の種類、オクタン価
		8週	中間試験
	4thQ
		9週	答案返却・解説ガソリンエンジンⅠ	予混合燃焼、火花点火機関、火炎伝播
		10週	ガソリンエンジンⅡ	ノックのメカニスムと対策、異常燃焼
		11週	ディーゼルエンジンⅠ	燃料噴射機構、拡散燃焼、燃焼室の構造
		12週	ディーゼルエンジンⅡ	ノックのメカニズムと対策、不純物発生のメカニズム
		13週	工場見学	完成車メーカー見学を予定する。
		14週	環境対策	排出ガスの種類、排ガス生成のメカニズム、有害物低減対策
		15週	期末試験
		16週	答案返却・解説振り返り

分類		分野	学習内容	学習内容の到達目標	到達レベル	授業週